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銀座ユビキタス計画試作端末の使い勝手 石原都知事の力が入る、TRONベースの携帯情報端末“ユビキタス・コミュニケーター”(UC)と、無線ICタグや2次元バーコードなどで場所に振られたID(ucode)を利用して、観光ガイドや道案内を提供するプロジェクトで、昨年11月には上野動物園でも同種の実証実験が行なわれている。 今回は、銀座を舞台にUCを手に実際に街を歩いてみた。 使う機能、興味のない機能、便利な機能、そうでもない機能、使い勝手は人それぞれ。 UCは銀座探索の役に立つのかな!?

envivio 4Forum

インターネットをはじめ、IPネットワークで映像を扱えることは、現実的な技術となってきたが、プレゼンテーション分野では標準的なパワーポイントの他、実用となる配信アプリケーションが少なく、扱いも難しい現状があった。特に遠隔授業や、テレビ会議など、システムをIPネットワークへ接続したり、記録してオンデマンドコンテンツとしたりする場合の手間は大変なものがあった。
多くの場合、カメラ映像の他に、ホワイトボードやパソコンの画面などを同時に記録したいものだ。話し手の映像はともかく、図版などの文字はビデオから圧縮すると、判別が難しいことが多いことも問題として上げられる。
さらに、ビデオに同期してパワーポイントをページめくりしていく場合、事前の用意が多く必要で、プレゼンテーションの内容を急に変更することは困難だった。
今回紹介するenvivio社の4Forumは、遠隔授業や遠隔のプレゼンテーションを可能にする便利なツールだ。技術的な特徴としてはMPEG-4のレイヤー機能を生かし、同一ストリームでありながら、2画面の要素を受けての好みで大きくしたり、切り替えたりできるインタラクティブ性を:実現しているのだ。
商品構成は、2Uのサーバーへシステムを組み込んだ4Forumはターンキーで、4Forum-Liteは専用ポータブルボックスにまとめての提供だ。すぐに現場で運用可能な両製品は、パソコンの取り込み解像度と、拡張性の違いに対応している。

詳しく見ていこう。4Forumは、2系統の映像を同時に扱う事ができるのが特徴だ。カメラでビデオ入力としてプレゼンテーターを映しながら、表示しているパソコンの画面をアナログRGB信号として、そのままキャプチャーを行ってくれる。この方式だと、パソコンで表示できるものは何でも利用できるし、表示に負荷がかからないので、リアルタイムの表示、取り込みが可能だ。しかも特別にデータの加工も必要ない上に、複数のアプリケーションを利用したプレゼンテーションや、アプリケーションそのものの教育にも利用できるのだ。
クライアント側では2画面の大きさを好みのタイミングで自由に大きくも、小さくもできるようにする。MPEG-4ならではオブジェクトレイヤーを管理できる利点だ。しかもパソコン画面とビデオ画面を自由に扱えるようにした4Forumでは、従来SMILなどの同期言語で、異なるファイルをつなげるなどの工作を必要としていた作業を、標準で可能にしている。


表示もメジャーなメディア・プレーヤー(Windows Media, Real Networks, Quicktime)を全てクライアントとして利用可能なプラグインが用意されているので、環境を準備する手間も軽減される。
MPEG-4では、複数の画面もメディプレーヤーの中で任意の大きさに利用できるので、シンプルな構成で視聴することが可能だ。しかも、他のストリーミングビデオに比べて圧倒的にEnd to End 遅延が少ない。
オーサリングの手間を省いて、すぐに2画面を実現できるように、解り易いテンプレートが用意されているので、導入直後でも運用に困らない。

応用例として、ホワイトボードへの記述をパソコンで記録するシステムと組み合わせると、プレゼンテーションの流れを記録したビデオと、ホワイトモードの克明な記録が同時に残せるのだ。従来ビデオカメラでホワイトボードなどを撮影しても解像度の面で読みにくいし、文字を読ませるだけ拡大すると、カメラワークが煩雑になることが解決できない問題であった。他にも図面や地図などの細かな情報もパソコン画面を直接RGBからエンコードしてMPEG-4記録する方式だと、情報の見落としが格段に減る事になる。

面白い使い方に、手術の記録など、パソコンなどの画面で心拍数、脈拍などの表示と術式が同時に記録できる。
また、各種シュミレーターなどのCG利用教育システムでの記録も、パソコンからの表示画面と参加者の挙動を同時に記録する事が可能だ。

4 Forumの操作手順は極めて簡単だ。
1. カメラで撮影されている講演者の映像と、資料提示用PCの  画面を同時にMPEG4ストリームにエンコードしてクライアント・ コンピューターのテンプレート画面にストリーミングする。
2. 管理者はWebを介して、リモートからプレゼンテーションの管理が可能。(開始、停止、インデックス付け 等)
3. プレゼンテーションはライブでクライアントに配信されるだけでなく、終了後にオン・デマンドで利用できるファイルとしてアーカイブされる。
これだけで教育コンテンツの記録が可能なのだ。4Forumは市場で唯一MPEG4だけでインタラクティブなWebキャスティングを実現しているソリューション・システムだ。これにより、優れた同期、インタラクティブな視聴体験、そして非常に短い End to End 遅延を実現している。


4Forumの仕様

入力信号
Video: S-Video, analog Composite
Audio: Analog balanced(XLR), analog unbalanced (RCA)
VGA: VGA-D type connector RGBmode: 640 x 480, 800 x 600, 1024 x 768, 1600 x 1200

画面解像度
Video : CIF(352 x 288) 30fps 以下 VGA: 1600 x 1200 以下 5fps 以下

Outputs 1x 10/100/1000 BaseT Ethernet

Local Storage 120GB SATA RAID1 Hotswap Optional:730GBまで(RAID5)

MPEG4 Profile
System Profile : MPEG-4 Advanced2D
Video profile : MPEG-4 ASP levels0-5, SP levels0-3
Audio: MPEG4 AAC, 2cha
Advanced Processing Low delay mode ( latency < 1 sec )
Motion compensated temporal filtering and deinterlacing
Error resilience Scne change detection with keyframe insertion
Control and Administrations

Remote control: web-based interface
( admin, encoder control, encoding presets, content management, post editing )

Physical and power SR & PR: 2RU 483mm(W) x 635mm(W) x 90mm(H) Weight: 23kg Power: 100-240VAC
Power Consumption: 200W max ST & PT: Mini-Tower 227mm x 503mm x 506mm
Weight: 27kg
Power : 100-240VAC Power Consumption: 200W max
Environmental Conditions 周囲温度: 動作時 5 - 35℃  非動作時 -40 - 70℃
Option Digital Input: SDI & DV

クライアント最低動作仕様
CPU:PentiumⅢ 800MHz
Graphics Memory:16MB、 Windows OS、 Real Player、Windows Media、 QuickTime Player or Internet Explore

4Forum-Liteの仕様(相違点)

Video: S-Video, analog Composite
Audio: Analog balanced(XLR), analog unbalanced (RCA)
VGA: VGA-D type connector RGBmode: 640 x 480, 800 x 600, 1024 x 768,
Video : CIF(352 x 288) 30fps 以下
VGA: 1024 x 768 以下 5fps 以下

宇宙の神秘、日食の南極発、世界規模のインターネットライブ中継イベントも成功裏に終わって関係者は大変にご苦労様でした。
師走の慌しい中だからこそ、今年一年のストリーミングサービスの傾向と、来年に向けてのサービスを考えてみたい。
2003年はストリーム元年と呼ばれてきたが、性能向上に匹敵するような市場の伸びは感じられずに来た。ステレオタイプなビジネスモデルの中で映像コンテンツそのものへの期待感欠如や、制作者の意欲減少も見逃せない。
年初に映像配信ビジネスへ乗り込もうとした企業が、早々撤退する動きも多く見てきた。
映像コンテンツをテレビ、映画に求めすぎていないだろうか?
視聴機会が変われば求められるコンテンツに変化があって当然なのに。
使いまわしのコンテンツが通用する世界ではないと、そろそろ気付くべきと思う。
年末のまとめとしてインターネットでの映像コンテンツ視聴を可能にしたストリーミング技術のまとめと、今後のストリーミング技術として課金体制の整い易い携帯電話での映像配信を考えてみよう。

ストリーミングの

ストリーミングにおけるMPEG-4の普及
3-1 標準化団体におけるMPEG-4の採用
 国際標準規格であるMPEG-4は、業界における標準化団体においても採用されています。
・ISMA(Internet Streaming Media Alliance) ・3GPP(3rd Generation Partnership Project) ・WMT(Windows Media Technology)
ISMAは、Apple, Cisco System, IBM, Sun Microsystems, Philipsなどを中心とした業界団体であり、はじめてMPEG-4において標準規格をなしました。PC上でのストリーミングを対象として、プラグインという形で提供しています。
 3GPPは、第3世代(3G)移動体通信システムの標準化プロジェクト、また移動体通信システムの標準規格です。次世代携帯電話の国際標準「IMT-2000」の日欧方式であるW-CDMAの標準化とQUALCOMM社のcdma2000方式も取り込んだ世界共通規格を策定しています。日本ではNTTドコモとJフォンが次期サービスにW-CDMAを採用するため準拠しています。なお、KDDI(au)はcdma2000によるサービスを計画しており、3GPPから派生した3GPP2に準拠しています。
 WMTは、Microsoftが策定した音声や動画などのマルチメディアコンテンツを統一して扱うことができるストリーミングフォーマットで、ASFやAVI型式のフォーマットのことを指します。しかし、Microsoftが独自に示した規格であり、本来のMPEG-4とは互換がありません。
 ここに名を連ねる企業は、ストリーミングにおいて最も影響力のある団体です。このことは、標準規格に準拠したPDAや携帯電話、プレーヤーなどのMPEG-4に対応した製品を大きく扱っていくことを意味します。

 

3-2 MPEG-4アプリケーション
 ストリーミングを配信するためのシステムは、映像や音声を圧縮しデータ化するための「エンコーダー」、エンコードされたデータを配信するための「サーバー」、データを受信し閲覧するための「プレーヤー」の3つのソフトまたは機器で構成されます。

モバイル環境でのMPEG-4
 第三世代携帯電話FOMAでは、移動体通信のシステムの規格を制定している「3GPP」が標準化した規格に含まれるモオーディオビジュアル通信規格モ「3G-324M」をサポートしています。
 非常に低いビットレートでの配信が可能なこととコンテンツプロバイダに必要な著作権の保護が可能なMPEG-4は、携帯端末やPDAといったモバイル環境における環境でも特に優れた威力を発揮します。


 このようにストリーミング技術が台頭し、様々な優れた面を持つMPEG-4の機能は、ストリーミングの世界では不可欠となっています。特に、インターネット、PDA、携帯などあらゆる機器に映像や音声を配信するという強いコンセプトが、国際標準規格であるMPEG-4にあります。

 

技術的な側面としては高品質な映像を提供する

はじめに、インターネットに接続するパソコンユーザーよりも、携帯電話でメールなどを利用するユーザーの数が勝っている実態を


ブロードバンドの進展に伴い,映像,音楽,電子書籍,ゲームなどいわゆる高価値コンテンツの配信が可能になってきた。その中でも最も大容量となる映像コンテンツは,ダウンロードによる事前の配信より,ストリーミングによる即時の配信がより適している。ストリーミングによる映像配信は,ライブ放送とVOD(Video OnDemand)の二つの形態があり,核となる技術は,映像を符号化するコーデック(MPEG-1/2/4など),配信するプロトコル(RTSP/RTPなど)である。それ以外に,実際に適用するシステムを構築し,運用するためには,認証・課金システムとの連携, 負荷分散,DRM(Digital Rights Management:コンテンツ保護)などの技術が重要である。
 本稿では,実際の適用システムの構築・運用に必要となる技術とそ
している。Webブラウザ
①コンテンツを選択
利用者認証要求
②セションURL
配信システム
連携処理
セションURL生成
Webサーバ
実験,試行という段階であったが,このような業界の後押しと,ブロードバンドの進展により,徐々に商用サービスとして実用時期に入ろうとしている。本稿で紹介する技術も,商用サービスに必須であり,重要性を認識されつつある。
認証・課金システムとの連携
 有償サービスには,認証・課金が不可欠である。また,無償でも,利用者数制限や不当アクセス防止の理由で認証を行う場合がある。一般に認証・課金は,サービスの内容やサービス提供者のポリシーに大きく依存するためサービス提供者ごとに独自システムとして開発されるのが通例である。
一方,インターネット上の配信サービスはWebによるメニューサーバを入り口として提供される。
したがって,サービスとして認証・課金を行うには,配信システム(メニューサーバ,配信サーバ)と認証・課金システムと連携することが必須である。
この連携は,メニューサーバ上にWebを通して利用者認証を行う連携処理を準備し,配信サーバ上にストリーミングサーバに組み込んで使用する利用者数制限や不当アクセス監視,課金を行う認証プラグインを準備する方法により実現できる。
 以下に認証・課金システムとの連携の例を示す
(図-1)。
① 利用者が端末のブラウザからコンテンツを選択
② 連携処理はその延長で認証・課金システムにアクセスして認証処理を行い,そのセション上でのみ有効となる暗号化されたセションURLを生成し,端末に通知
③ ストリーミングプレーヤはセションURLで配信サーバに配信要求
④ 配信サーバは組み込まれた認証プラグインを呼び出し,配信の妥当性を検証した後,セションURLを実URLに戻して配信を開始

 大規模に安定した配信を行うためには,配信サーバの配信可能な帯域を制御し,複数の配信サーバで負荷分散して配信する必要がある。
このため,以下のような機能
(1) アドミッション制御機能
 指定されたサーバと端末間で,指定された帯域を確保したストリーミング配信が可能か否かを判断する。
複数の配信サーバがある場合に,サーバ負荷(配信数)や地域性を考慮した最適なサーバを選択する。
 これらの機能を, ポリシー管理サーバとCDN(Contents Delivery Network)制御サーバで構成して実現する例を図-2に示す。

● ポリシー管理サーバ
 ネットワークおよび各種配信装置の稼働状況を管理する機能を提供し,CDN制御サーバと連携して,帯域オーバ時のアドミッション制御を行う。
(1) アドミッション制御機能
 CDN制御サーバからの要求に基づき,ネットワークに割り当てた各種サービス単位の使用可能帯域をチェックし,要求を受け付けられるか否かの判定を行う(入場規制機能)。
(2) リダイレクション制御機能
 CDN制御サーバから配信サーバ候補リスト情報をもらい,各種の条件(例:接続ユーザ数の一番少ない配信サーバで,かつユーザに最も近い位置にある配信サーバ)に基づき,最適な配信サーバを検索し,CDN制御サーバに通知する。
(3) 帯域制御機能
 配信サーバと端末間の経路に位置する各ノードの使用可能帯域をチェックし,帯域制御・優先制御を行う。ストリーミングトラヒックをほかのバースト的に流れるサービス(メール,ファイル転送など)から分離し,必要帯域を確保する。
● CDN制御サーバ
 ポリシー管理サーバと連携し,メニューサーバに対して最適な配信サーバの指示を行う(リダイレクション機能)とともに,コンテンツの配備(キャッシュ)状況を管理する。
(1) 最適配信サーバ選択
 ポリシー管理サーバと連携し,最適な配信サーバを選択する振り分け処理を行う。
(2) コンテンツの事前配布
 同一コンテンツへのアクセスの集中を抑止するため,コンテンツを別な配信サーバ(ミラーサーバ)に対して事前配布する。
 なお,最適なリダイレクションを行うため,CDN制御サーバではオリジナルコンテンツ,キャッシュコンテンツの配備状況を管理する。
DRM(コンテンツ保護)
 高価値コンテンツの配信を行う場合,不正使用を防止するためのDRM(コンテンツ保護)技術が不可欠である。ディジタルコンテンツ配信がビジネスとして本格化する条件として,DRMが重要視されるようになってきた。
 以下に,コンテンツ配信へのDRM適用のねらいについて述べる。
(1) 高価値コンテンツの配信
 簡単に破れない強力なDRM技術により,ライセンスを取得したユーザのみにコンテンツの視聴を許可する

メニューサーバポータルCDN制御サーバアドミッション・リダイレクション要求
・Webポータル
・コンテンツプロファイル管理
エンコーダ
コンテンツ登録
ライブ配信
図-2 帯域制御・負荷分散
Fig.2-Bandwidth control & load balancing.


これまでのストリーミングは,ビデオカメラの入力をパソコンでエンコードし,再生もパソコンで行う形態がほとんどであった。現在,以下のような様々な端末が増加しており,これらを接続することでいわゆるユビキタス環境を実現できるため,飛躍的に利用範囲が拡大する。
今後,ユビキタス映像配信システムとして期待される。
(1) IPカメラ
 最近,MPEG-2やMPEG-4のエンコード(符号化・圧縮)を行い,かつ,インターネットに直結可能となる安価で接続容易なカメラが急増している。
STB
 家庭のテレビに高画質な映像を再生する装置として,安価で操作が容易なSTBを各社が提供し始めている。
PDA
 個人用のポータブルな端末であるPDAで映像の再生が可能となっている。
(4) 携帯電話
 テレビ電話機能を持つ3G携帯電話で,映像再生が可能である。今後,携帯電話で撮影した映像を逆に配信する(携帯電話が入力端末となる)機能も望まれている。


ディジタルコンテンツ配信の適用技術

富士通の製品であるMillionStreamは,基本的な配信機能はもちろん,上記に説明した実運用に必要となる機能についても提供している(図-4)。以下に主な特長を
(1) 運用管理機能(リダイレクションなど)および認証・課金連携,負荷分散,帯域制御,放送スケジュール配信といった実運用に必要な機能も実現。
 また,ポリシー管理サーバとして,ネットワーク機器の情報をリアルタイムにできる富士通のProactnes/PNを適用することで,最適な帯域制御・負荷分散を実現。
 さらに,強力で,かつ適用範囲の広いDRM技術であるUDAC ( Universal Distribution with Access
(2) ユビキタス環境への対応(多様な端末との接続)
 IPカメラ,STBの各ベンダと協調して,いち早く接続を実現。携帯電話接続も3G携帯電話へのゲートウェイである富士通のGeoServeSDSとの連携により実現。
(3) 大規模・高信頼配信
 富士通製のサーバ,OS,アプリケーションの組合せで,安定した大規模な配信を実現。配信規模に応じて最適なシステムを構築し,必要最低限の設備で実現し,トータルなサポートを提供可能。
(4) リアルタイム配信の実現
 ライブ放送で重要となる遅延を最小にする技術であるFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)にいち早く対応。


 通信と放送の融合が叫ばれ,ストリーミングシステムは社会システムの一部として組み込まれていくことが十分に予想される。今後,ますます重要な技術として,適用ユーザの利便性の向上が求められていく。
 富士通のMillionStreamは,複数の通信キャリアに対し,実験,試行サービス用途として提供し,適用した実績がある。今後,商用サービスでの適用性を向上させるため,標準化への追随,端末バリエーションの拡大,高信頼・高性能の追求,運用性の更なる向上に取り組んでいきたい。


富士通株式会社(代表取締役社長:秋草 直之、本社:東京都千代田区丸の内、以下 富士通)とNMSコミュニケーションズ社(最高経営責任者:ボブ・シェクター、本社:米国マサチューセッツ州フラミンガム、以下 NMS、NASDAQ:NMSS)は、インターネットからIMT-2000プロトコル準拠のモバイル端末へマルチメディアコンテンツを配信するワイヤレスビデオゲートウェイシステム「GeoServe SDS(ジオサーブ エスディーエス)」を共同開発しました。
このゲートウェイシステムは、富士通が、自社のUNIXサーバ「PRIMEPOWER(プライムパワー)」にNMSのメディアストリーミングプラットフォーム「Convergence Generation(コンバージェンス・ジェネレーション)」TMを実装し、アプリケーションソフトウェアを開発することで実現しています。また、ゲートウェイシステムと連携するストリーミングシステムは、富士通が開発したストリーミング配信ソフトウェアを使用しています。
これらのシステムは、株式会社NTTドコモ様が提供するFOMA映像ストリーミングサービス「Vライブ」において採用されています。
このゲートウェイシステムは、単にUNIXサーバ上のソフトウェアでプロトコル変換処理を提供するものではなく、専用ボードによるハードウェアでの高速処理を実現したものです。このことより、ゲートウェイシステムの導入がストリーミング配信の即時性を損なうことはありません。
富士通は、自社のサーバシステム開発技術および広域サービス向けネットワーク構築技術と、NMSのモバイル端末に対する標準仕様準拠のビデオ・オーディオ技術を融合することにより、高速、高品質なワイヤレスビデオゲートウェイシステムを短期間で開発し、全国展開レベルのキャリアサービスへ製品提供することに成功しました。
NMSは、富士通と協力することでNMSのプラットフォーム&ソリューション事業におけるアジア市場への早期参入を果たしました。
このゲートウェイシステムを利用することにより、ワイヤレスサービスプロバイダは、ライブまたは蓄積されたマルチメディアコンテンツを同時に複数のモバイル端末へストリーミング配信することが可能です。配信対象となるモバイル端末は、3GPPの3G-324M仕様(*5)に準拠していることが必要です。配信できるマルチメディアコンテンツは、コンシューマに焦点を当てたものからビジネス志向のものまで広範囲にわたり、ニュース、エンターテインメント、会社情報の配信、ライブのセキュリティモニタリングなどが考えられ、多種多様なモバイル・ソリューションを提供することが可能です。
今後、両社はこのシステムを発展させ、双方向映像配信や多種のコーデックをサポートすることにより、ワイヤレスサービスプロバイダに対して新サービスを提供していく予定です。

 

MPEG-4とenvivio
Envivioは、MPEG-4関連のソリューションを提供する老舗メーカーとして知られている。研究所レベルでは独自のMPEG-4エンコーダーを国内の多くのメーカーも、有しているが、販売しているのは数少ない。
MPEG-4を利用するために必要なものはエンコーダーだけではない。
レイヤー構造を持つMPEG-4の機能を実現するためのオーサリングツール、そして、配信を実現するサーバー。もちろんライブ中継のエンコーダーや、コンテンツの作りこみにソフトエンコーダーも用意されている。

現在、envivioのMPEG-4ソリューションラインナップは以下のようになる。

? ライブエンコーダー
? envivio Live Broadcaster (ELB)
? ソフトエンコーダー
? envivio Encoding Station (EES)
? オーサリング
? envivio Broadcast Studio (EBS)
? サーバー
? envivio Streaming Server (ESS)

この中で、EES(envivio Encoding Station)は、高品質なMPEG-4ソフトエンコーダーとしてポピュラーな存在だが、今回はH.264に対応したDEMO製品をイノマイクロ株式会社から特別に試用させていただいた。

H.264とは
ここで紹介するMPEG-4 Part10/H.264は、進化系として、従来のMPEG-4/H.263の、主に移動通信での利用を想定したものから30%以上の高品質化を実現、実際にネットワーク経由でDVD品質に迫る映像を提供する事を目的にしている。
今までのMPEG-4との互換性は無いので、パソコンで再生する場合、使用するenvivioTV(再生ソフト)もH.264対応を使用する必要がある。
高画質をうたい文句にしているH.264は、放送業界の注目も浴びている。ネットワークを介した映像ビジネスには中心的なフォーマットになるかもしれない。
H.264は新しいコーデックにつき物だが、やはり強力なCPUパワーを必要とする。
再生もさることながら、エンコードにおいても、品質重視のエンコードには強力なCPUと、実時間の何倍もの時間が必要だ。

操作画面
アプリケーションを起動すると、上部左に素材と、右にエンコード後の画面を同時に表示できる。
左下に素材となるファイルを選択し、出力先を指定するエリアがある。
取り込めるファイル形式はMPEG-1、 MPEG-2,MPEG-4、AVI,QuickTimeと幅広い。
下部中央にはエンコード設定値を記憶し整理できる。
試しに基準となるパラメータをセットしたものを選ぶが、追い込んでいったとき、経験値を蓄積できるので便利だ。
下部右で細かなパラメータを追い込むことが出来る。
エンコードの品質を最大限に上げたいとき必要となる部分で、はじめに従来のMPEG-4と、H.264を切り替えて選択することになる。
注意しておきたいのは、H.264は処理方式が変わるために旧来のMPEG-4と互換性は無いことだ。

さて、実際のエンコード作業を行ってみよう。
エンコードタイプでH.264を選択すると、その下の設定項目が表示される。
H.264のクォリティを最大限にあげたい時にデフォルトの推奨値があるので、初めてのユーザーでも迷う事は無い。
一般的に、平均にはこれくらいのパラメータはセットしておくと一番クォリティは良くなるだろうと設定しているメーカー奨励プリセットだ。
セットアップファイルの中でファーストというのは、エンコード時間が早くて、そこそこのデーターが得られる設定だ。
実際には、これらプリセットの値を決めているメーカー奨励のものだけでなく、ユーザーが設定したパラメータを記憶させることが重要だ。
中央下のにフロッピーマークとディレクトリがあるので、必要な作業分類に応じたセットアップファイルを自分で作って素材に応じた設定値を保存しておくことができる。

設定値の意味
EES(envivio Encoding Station)のH.264バージョンは、H.264/MPEG-4AVCと、他にはスタンダードMPEG-4ファイルが作成できる。
AVCとは、envivio独自のアドバンスドビデオコーデックのこと。
初期設定の組み合わせは、AVCのある無しと、MPEG-4か、H.264にするかどうかを選ぶだけだ。

MPEG-4 とH.264はエンコードのしかたが違う。
従来型との互換性がないため、どちらの形にするか選ぶ必要がある。
MPEG-4はエンビビオではシンプルプロファイルと、アドバンスドシンプルプロファイルの選択になる。
さらにH.264は、その先のいろいろな項目が変わってくる。
その項目が、それぞれのアルゴリズムに応じた設定が出来るわけだ。

さて、出来上がったファイルの品質は、どうだろうか。
同じソフトでMPEG-4と比較してH.264のファイルは明らかに綺麗な映像だ。
1Mの帯域でDVDと同等品質をめざすH.264だけに、一度使い始めると戻れない魅力を感じる。現在はソフトでコードのみの対応で、CPUパワーも相当に要求されるが、専用のデコーダーチップが近いうちに登場すればSTBなどのシステムに有効だ。
次世代のフォーマットとして注目されるH.264は、映像ビジネスのマスターメディアとなれるのか?今後の動向に目が離せない。

本格的MPEG-4コンテンツ制作環境の紹介ができるようになった。
MPEG-4では映像の配信だけでなく、ユーザーサイドの選択を考慮したコンテンツ作りが行えるシステムとなる。
コンテンツ内容の効果測定や、関連情報のリンクなど、従来では不可能だった動的映像コンテンツの作りこみが可能だ。
もちろん、今まで再生環境に合わせてさまざまにSMILなどで作りこんでいたインタラクティブなコンテンツも、MPEGF-4なら、プレイヤーやOSに関係なく、ストリームベースで再生可能になるのだ。

現時点で手に入り、稼動する最初のMPEG-4トータルオーサリング環境はEnvivio社だけである。
「エンビビオ」の会社概要は、母体が「フランステレコム」のR&D、特にMPEG-4に関わる開発をしてた部隊がフランステレコムの出資を受けてスピンアウトし、独立したエンビビオという会社になった。会社はサンフランシスコにある。
エンビビオの優位性は、実際にMPEG-4で商品がきちんと、パッケージというかたちでもう提供できているところだ。エンビビオは価格も決まって、商品も出荷できているのが、まず1つめのポイントだ。
2つめは当然エンビビオのコアコンピタンスとして、MPEG-4の部分でのインタラクティブ性を使ったコンテンツを作成できるオーサリングのツールだ。ちなみに、この部分では彼らのパテントの技術をふんだんに取り込んで商品化している。

ブロードバンドビジネスに向けて、エンビビオがプライオリティーを高く展開を図っているのが、視聴する側のクライアントソフトへの対策だ。
現状はすべてソフトウェアのプラグインで提供され、リアルネットワークスのリアルプレイヤーと、クイックタイムのプレイヤー、これに関しては、もうサポートできている。あわせて、近々、Windows Media Playerへのサポートも同様に完了する。
そこで、いわゆるインターネットストリーミングの3大プレイヤーに関しては全てサポートできるので、裾野はかなりカバーできる。
クオリティーは、大画面で鑑賞したり、もしくはブロードバンドで様々な公共機関などに設置したりというかたちで、MPEG-4が使われてくるので、この場合には当然、「専用の箱」、セットトップボックス(STB)で受けたいというニーズもある。ハードウェアのシグマデザイン社製MPEG-4デコーダーチップを搭載し、すでにSTB製品もできている。

さらに、リアルタイムのライブ・エンコーダー製品としてもリリースしている。
従来ではMPEG-2を使って、ネットワークに負荷をかけ、コストが非常にかかる映像配信したり、衛星を使ってMPEG-2で配信していたが、MPEG-4で帯域を劇的に落とすことができる。今まで衛星で6Mとか4Mの帯域を使用して1チャンネル映像をサービスしていたところに対して、MPEG-4の1Mbpsぐらいのレートでは、同じ帯域幅で、4チャンネル映像を流せる。そういう部分でのメリットは大きい。
また、MPEG-4では、著作権の保護への対応もエンビビオではすでに実績もあり、対応できるメリットもある。
MPEG-4の規格を策定する「ISMA」でもエンビビオは中心的なメンバーとして活動している。特にMPEG-4のチェックをするためのコンテンツで、エンビビオのエンコーダーで作ったコンテンツを使って、他のメーカーのデコーダーをチェックしている位だそうだ。
ISMAスタンダードイコールエンビビオのように言われている状況こそ、MPEG-4のマーケットにおけるエンビビオのポジションを端的にあらわしているだろう。

さて、MPEG-4コンテンツ制作で重要なのはインタラクティブ性の持ったコンテンツを作れる部分だ。
ラインナップを見てみよう。

■「ブロードキャスト・スタジオ」は、オーサリングのツールだ。
ビデオ以外にさまざまな静止画像、テキストとか、アクションをつけたフラッシュ・コンテンツを利用し、インターラクティブMPEG-4が作成できるソフトウェアだ。GUIのわかりやすい環境で、コマンドコードの入力もほとんどなく、だれにでも操作できるだろう。

■「ライブ・エンコーダー」では、カメラや、VTRといったビデオソースを、キャプチャーボード経由で取り込んで、リアルタイムにMPEG-4のファイルとして格納することもできるし、ネットワークに対してマルチキャスト、ユニキャストで配信することもできるソフトウェアだ。
実際、2Mbpsのクオリティーで、フルD1の解像度までサポートできるので、DVDのクオリティー程度であれば、もうリアルタイムでMPEG-4に変換して配信までできる。

■「エンコーディング・ステーション」は、オフラインのエンコーダーで、ライブと違って、AVIの形式とか、MPEG-1もしくはMPEG-2とかのファイル形式で、ソフト的に取り込み変換できるというオフラインのトランスコーダーになる。
トランスコーダーはCPUのパワーに依存する。もとの素材にもよるが、リアルタイム以上のスピードで、トランスコードできる。もしくはクオリティー重視の場合にはダブルパスというような設定もできて、エンコードを2回かけてMPEG-4のファイルを作成するというようなところもできるソフトウェアになる。

■「ストリーミング・サーバー」は、配信用のサーバーのソフトウェアだ。MPEG-4のファイルを格納して、クライアントからの要求に応じて、同時に500ストリームまで配信できるというサーバーソフトウェアだ。
現状、対応OSは、WindowsとリナックスのOSをサポートしている。
ユニークなところでは、リアルネットワークスのリアルサーバーへ、プラグインという製品を用意しているので、ストリーミングサーバーの既存の環境だと、リアル・サーバーを使ったインフラが半数以上のシェアを占めているので、その環境と混在させてそのまま使えるようになる。

結局、MPEG-1~2と、MPEG-4は全然違うものだ。
MPEG-1~2は、コーデックそのものが、いかに効率高く映像をデジタライズして圧縮するという演算式で、いわゆるDCTといわれている演算式にMPEG-1、MPEG-2の価値があり圧縮をかけている。圧縮したコンテンツは確かにDVDで利用できたりするが、結局映像そのものが主体であって、それ以外の何者でもない。
MPEG-4は違う。映像を高効率で圧縮をかけるという非常に優れた技術的な面が強調されているが、重要なのはインタラクティビティーだ。時間軸と空間軸をMPEG-4の規格の中で管理できるという部分、これが非常に重要で、何ができるか、どう使うかによってビジネスモデルが出来上がってくるはずだ。
例えば、それが映像のコンテンツがあって、まわりにオブジェクトが貼り付けられ、そのオブジェクトに興味を持つとURLのリンクに飛んで行って、そのCDを買うとか、DVDを買うとかECのビジネスモデルにもなるし、e-ラーニングでも、映像にパワーポイントなどのオブジェクトを貼り付けて、それが時間軸で切り替わっていけば、学校の授業のライブラリーになり、セミナーだったらセミナーのライブラリーをSMILより簡単に作っていけることになる。
SMILも同様のことができるが、やはり技術的な弱点がまだまだある。SMILは圧縮方式ではないから、オブジェクトをどうやってリンクさせるかというスクリプトだけの世界になる。つまりオブジェクトの関連付けはできても、圧縮はしてくれないので、複雑なオブジェクトを貼りつけたSMILをストリーミングするのは、極めて難しいことになる。

純粋なMPEG-4トータルソリューションでとして、エンビビオは、蓄積映像(アーカイブ)や放送メディアだけでなく、インターネットや移動体通信でのマルチメディアコンテンツの伝送、あるいはインタラクティブ通信への利用に最適な広い互換性のあるフォーマットの制作環境を提供してくれた。

このアーカイブについて

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