ストリーミングエディットツールの最近のブログ記事

envivio 4Forum

インターネットをはじめ、IPネットワークで映像を扱えることは、現実的な技術となってきたが、プレゼンテーション分野では標準的なパワーポイントの他、実用となる配信アプリケーションが少なく、扱いも難しい現状があった。特に遠隔授業や、テレビ会議など、システムをIPネットワークへ接続したり、記録してオンデマンドコンテンツとしたりする場合の手間は大変なものがあった。
多くの場合、カメラ映像の他に、ホワイトボードやパソコンの画面などを同時に記録したいものだ。話し手の映像はともかく、図版などの文字はビデオから圧縮すると、判別が難しいことが多いことも問題として上げられる。
さらに、ビデオに同期してパワーポイントをページめくりしていく場合、事前の用意が多く必要で、プレゼンテーションの内容を急に変更することは困難だった。
今回紹介するenvivio社の4Forumは、遠隔授業や遠隔のプレゼンテーションを可能にする便利なツールだ。技術的な特徴としてはMPEG-4のレイヤー機能を生かし、同一ストリームでありながら、2画面の要素を受けての好みで大きくしたり、切り替えたりできるインタラクティブ性を:実現しているのだ。
商品構成は、2Uのサーバーへシステムを組み込んだ4Forumはターンキーで、4Forum-Liteは専用ポータブルボックスにまとめての提供だ。すぐに現場で運用可能な両製品は、パソコンの取り込み解像度と、拡張性の違いに対応している。

詳しく見ていこう。4Forumは、2系統の映像を同時に扱う事ができるのが特徴だ。カメラでビデオ入力としてプレゼンテーターを映しながら、表示しているパソコンの画面をアナログRGB信号として、そのままキャプチャーを行ってくれる。この方式だと、パソコンで表示できるものは何でも利用できるし、表示に負荷がかからないので、リアルタイムの表示、取り込みが可能だ。しかも特別にデータの加工も必要ない上に、複数のアプリケーションを利用したプレゼンテーションや、アプリケーションそのものの教育にも利用できるのだ。
クライアント側では2画面の大きさを好みのタイミングで自由に大きくも、小さくもできるようにする。MPEG-4ならではオブジェクトレイヤーを管理できる利点だ。しかもパソコン画面とビデオ画面を自由に扱えるようにした4Forumでは、従来SMILなどの同期言語で、異なるファイルをつなげるなどの工作を必要としていた作業を、標準で可能にしている。


表示もメジャーなメディア・プレーヤー(Windows Media, Real Networks, Quicktime)を全てクライアントとして利用可能なプラグインが用意されているので、環境を準備する手間も軽減される。
MPEG-4では、複数の画面もメディプレーヤーの中で任意の大きさに利用できるので、シンプルな構成で視聴することが可能だ。しかも、他のストリーミングビデオに比べて圧倒的にEnd to End 遅延が少ない。
オーサリングの手間を省いて、すぐに2画面を実現できるように、解り易いテンプレートが用意されているので、導入直後でも運用に困らない。

応用例として、ホワイトボードへの記述をパソコンで記録するシステムと組み合わせると、プレゼンテーションの流れを記録したビデオと、ホワイトモードの克明な記録が同時に残せるのだ。従来ビデオカメラでホワイトボードなどを撮影しても解像度の面で読みにくいし、文字を読ませるだけ拡大すると、カメラワークが煩雑になることが解決できない問題であった。他にも図面や地図などの細かな情報もパソコン画面を直接RGBからエンコードしてMPEG-4記録する方式だと、情報の見落としが格段に減る事になる。

面白い使い方に、手術の記録など、パソコンなどの画面で心拍数、脈拍などの表示と術式が同時に記録できる。
また、各種シュミレーターなどのCG利用教育システムでの記録も、パソコンからの表示画面と参加者の挙動を同時に記録する事が可能だ。

4 Forumの操作手順は極めて簡単だ。
1. カメラで撮影されている講演者の映像と、資料提示用PCの  画面を同時にMPEG4ストリームにエンコードしてクライアント・ コンピューターのテンプレート画面にストリーミングする。
2. 管理者はWebを介して、リモートからプレゼンテーションの管理が可能。(開始、停止、インデックス付け 等)
3. プレゼンテーションはライブでクライアントに配信されるだけでなく、終了後にオン・デマンドで利用できるファイルとしてアーカイブされる。
これだけで教育コンテンツの記録が可能なのだ。4Forumは市場で唯一MPEG4だけでインタラクティブなWebキャスティングを実現しているソリューション・システムだ。これにより、優れた同期、インタラクティブな視聴体験、そして非常に短い End to End 遅延を実現している。


4Forumの仕様

入力信号
Video: S-Video, analog Composite
Audio: Analog balanced(XLR), analog unbalanced (RCA)
VGA: VGA-D type connector RGBmode: 640 x 480, 800 x 600, 1024 x 768, 1600 x 1200

画面解像度
Video : CIF(352 x 288) 30fps 以下 VGA: 1600 x 1200 以下 5fps 以下

Outputs 1x 10/100/1000 BaseT Ethernet

Local Storage 120GB SATA RAID1 Hotswap Optional:730GBまで(RAID5)

MPEG4 Profile
System Profile : MPEG-4 Advanced2D
Video profile : MPEG-4 ASP levels0-5, SP levels0-3
Audio: MPEG4 AAC, 2cha
Advanced Processing Low delay mode ( latency < 1 sec )
Motion compensated temporal filtering and deinterlacing
Error resilience Scne change detection with keyframe insertion
Control and Administrations

Remote control: web-based interface
( admin, encoder control, encoding presets, content management, post editing )

Physical and power SR & PR: 2RU 483mm(W) x 635mm(W) x 90mm(H) Weight: 23kg Power: 100-240VAC
Power Consumption: 200W max ST & PT: Mini-Tower 227mm x 503mm x 506mm
Weight: 27kg
Power : 100-240VAC Power Consumption: 200W max
Environmental Conditions 周囲温度: 動作時 5 - 35℃  非動作時 -40 - 70℃
Option Digital Input: SDI & DV

クライアント最低動作仕様
CPU:PentiumⅢ 800MHz
Graphics Memory:16MB、 Windows OS、 Real Player、Windows Media、 QuickTime Player or Internet Explore

4Forum-Liteの仕様(相違点)

Video: S-Video, analog Composite
Audio: Analog balanced(XLR), analog unbalanced (RCA)
VGA: VGA-D type connector RGBmode: 640 x 480, 800 x 600, 1024 x 768,
Video : CIF(352 x 288) 30fps 以下
VGA: 1024 x 768 以下 5fps 以下

プレゼンテーションの記録をビデオで収録することは、今や常識ともいえる。
しかし、ビデオの持つ解像度でプロジェクターで投影した画面の文字や、ホワイトボードに書かれた文字を認識するなど画面全体を撮影していては困難だ。
話に同期したカメラワークも熟練を要して一筋縄ではいかない。
また、講演者の光源と、プロジェクターの光源はえてして色温度が違うものだ。
1台のカメラでは両方をシームレスに撮影することは大変難しいので、2台のカメラで色温度を変えたホワイトバランスをセットして、スイッチしてEFP(エレクトリック・フィールド・プロダクション)収録する。予算がふんだんにあるケースでは可能だが、現実にはどうだろう。
このようなプレゼンテーション収録は、e-ラーニングで多く見られるケースだ、パワーポイントなどのプレゼンツールと、講演者の表情と、音声を同期記録するソフトの登場で、状況が大きく変わりつつある。
ホワイトボードなどに手書きした文字や図面を簡単にパソコンへ取り込む精度の良い道具も登場してきたので利用しないともったいない。

これはmimioというホワイトボードに対する書き込みをすべてデジタイズしてくれるツールだ。
ところで、手書きの文字などが記述されたホワイトボードやコンピュータの画面をビデオカメラで撮影してストリーミングデータへエンコードする場合、その内容を判別できる品質で表示するためデータ量が跳ね上がる傾向にあった。


Mimioを使うことで、通信に必要なホワイトボードなどの大画面情報を大きく圧縮しても鮮明に見ることができる。確実に記録できるので、早い記述などにもノートを取るより記録性は抜群だ。4色のマーカーを利用できるので、見やすいボード記録を作成できる。
塾の授業や、ミーティングの記録に最適なツールだ。


また、従来からあるコンピュータの画面をストリーミングデータへエンコードするソフトでも、レートがかなり大きくなったことも利用する上で弊害になっていた。


スクリーンのキャプチャー中では対象となるソフトの動きも遅く、思うタイミングの反応が出なかったり、思うように操作が出来なかったり、メモリーを消費するソフトの動作を実時間で記録することは困難だった。

これから紹介するScreenWatchは、大きな画面でも、驚くほどの圧縮で軽いデータを作り出してくれる。


標準的な利用法を試してみよう。
ScreenWatchはリアルタイムにコンピュータの操作画面と、ナレーション、ビデオ映像を同時に録画することが出来る。パソコンソフトの取り扱い説明などでは、細かな文字まで鮮明に描写されるので大変にわかりやすい。
もちろんパワーポイントのプレゼンテーションでは、ページ送りのタイミングを正確にナレーションと同期するので臨場感のある記録が可能だ。
さらにホワイトボードの画面をリアルタイムで取り込みながら手書きの説明を加えることができる。セミナーの記録や、講演、塾の授業記録などに最適な方法といえる。

ScreenWatchの特徴的なパソコン画面取り込み方法についてみてみよう。
ネットワークで接続されているパソコンなら、離れた場所からでも画面の映像を取り込むことが出来るのだ。プレゼンターのパソコンの画面を事務局のパソコンで取り込むような操作も可能だ。これによって、セミナーなどのイベントで講演者に負担をかけずに取り込みの操作を行うことが出来る。
長時間のコンテンツでは、確認したい場所へ自由に飛べる配慮が求められる。


ScreenWatchではトピックナビケータで録画されたコンテンツの自由な場所へインデックスをつけることが出来る。
さて、取り込みが終わった直後はScreenWatch専用のファイルフォーマットとして記録されている。これを最新のHelix(RealVideoの最新ブランド)に変換したり、WindowsMediaへ変換したりして、それぞれのストリームサーバーへ転送することが出来る。


画像の同期したファイルの生成もデザインテンプレートを選ぶだけで自動的に行われる。


さらに、静止画像関係はhtmlファイルとsmilファイルと同時にWebサーバーに転送を行ってくれる。
また、CD-ROMなどオフラインで利用するための出力も、テンプレートを選ぶだけで簡単に作成できる。


商品のプレゼンテーション、社内教育、専門教育の現場に、ブロードバンドを活用する有効なツールとしてScreenWatchを試してみてはいかがだろうか。

 ブロードバンド時代が始まっている中で、有効なリッチコンテンツの制作にはエンコードを始め、コンテンツ配信や頒布などのデリバリーや、課金を行うビリングシステムなど、まだまだ苦労が絶えない。中でも総合的なオーサリングを行う制作ツールが少ないことが演出の幅を狭めている。

まるでインターネットでWebという画像とテキストを同時に表示してリンクする技術が歩き始めた当時のようである。

ストリームビデオ関係の演出にはXMLの一部であるSMILが有効なのに、エディットツールは数えるほどしかなく、コーディングを手作業で行うありさまだ。

そこで今回は定形でのSMIL編集に便利なツールを紹介しよう。

 

i-CONTROLは、テンプレートベースで、動画、静止画、テキストをWebで表示するためのオーサリングツールだ。
RealVideo,WindowsMediaの動画クリップと、静止画や、テキストを時間軸でシンクロさせながら再生していくコンテンツを簡単に制作できる。

それでは実際にコンテンツを組み立ててみよう。

起動後画面

i-CONTROLは、ほとんどの作業をドラッグ&ドロップで実行可能だ。
左下の[Projectworkspace]は、使用する動画、静止画、テキストファイルといった素材を管理するスペースである。
メニューバーからコレクションボタンを選択後、[Projectworkspace][Stories]のフォルダーを右クリックしてサブメニュー

New Story」を選択し、新しいストーリーで使用する名前を入力し、OKボタンを選択する。

 

 

次にストーリーの素材となるクリップを選択する。

先ほど作成した新しいストーリーフォルダに静止画(インポート可能ファイルは、gif,jpg他38種)、テキスト、動画(AVI,MPEG,Wave,MP3のインポートが可能)を右上の枠内からドラッグ&ドロップする。この時点で右上の枠内にあるファイルは下にある枠内でプレビューを確認することができる。

 

素材選択したときにプレビューできる。

 

下地となるテンプレートの選択。メニューバーからコレクションボタンの右隣にあるディレクターボタンを選択するとテンプレート選択画面へと切り替わる。この時、少々時間がかかるのでクリックを連射などはしないように。

 

画面が下図のようになったら、画面右の「Dynamic Template」の項目から使用したいテンプレートの選択をすると下にテンプレートイメージ画像がプルダウンメニュー下に表示される。
次はタイムライン(時間軸)への素材配置である。

画面左下のタブボタン「Dynamic」を選択すると、下図の画面に切り替わる。

テンプレート選択画面

 

左上枠から素材を選び、右下のタイムライン上にドラッグ&ドロップしてストーリーを組み立てていく。表示時間は任意に決めることが出来る。

配置した素材をダブルクリックすると素材の再生時間がビデオクリップの最後のフレームに合うよう調整される。

素材配置画面

 

素材の配置が完了したらプレビューを見てみよう。

ディレクターボタンの右隣にあるプレビューボタンを選択すると自動的にファイルのエンコードが開始され、終了するとストーリーのプレビュー画面が表示される。このときに扱っているファイルがサポートされていないものだとエラーを起こしてプレビューできないので、よく確認したほうがよい。(特に動画)

プレビュー実行後

 

プレビュー画面で再生されたストーリーを確認して完成であれば、最終的なWebサーバーに送るHTMLファイルと、ストリームサーバーに送るWindows Mediaか、Real Videoのファイルにパブリッシュする。

画面右下のタブを「General」に変更し、パブリッシュ画面へと移る。

パブリッシュを開始する前に、ストリームビデオ特有のいくつか設定を行う必要がある。

まず出力するファイルの保存先を決めよう。「File」メニューから「Preferences」を選択する。

ダイアログボックス内の「Publish Settingタブを選択し、「Destinations of the choosen template」項目内で「Real Videoもしくは「Windows Media」をクリックして表示を反転させる。

Edit Destination」ボタンを選択してダイアログを表示させる。

ダイアログの真ん中にある「Choose Directory」ボタンをクリックし、ファイルの保存先を指定して、「OK」を押す。

次にパブリッシュされたhtml形式のファイルへのアクセス場所の設定を行う。

先ほどのダイアログ内の「Choose Location」を選択すると「Media Files Access
Location」ダイアログボックスが表示される。

実際のサーバーから再生するだけではなく、CD-ROMなどのセパレートメディアから再生させる場合なども想定されている。

http:// Webサーバーにアクセスする場合、fail:// はビデオがローカルマシンのファイルシステムから再生され、他の素材と同じメディアにあるがディレクトリが異なる場合、*はビデオがファイルシステムから再生され、ビデオと他のメディアデータが同一のディレクトリ内にある場合に使用する。

同様にストリームビデオファイルの一時的な出力先と、本来のアクセス場所の設定も行う必要がある。方法はhtml形式ファイルの設定とほぼ同じだが、アクセス場所の選択にrtsp://、で指定し、ストリーム用サーバー向けに出力するリアルビデオファイルを格納するディレクトリを用意する必要がある。

設定をしないとメディアデータとビデオデータは同一のディレクトリ内に出力される。このあたりは実際に視聴させる環境を想定して設定する必要がある。出力されたデータは指定されたとおりの場所へ配置しないと動かないことは言うまでもない。

次に制作用にプレビューしていたビデオデータを、サーバーや回線事情に合わせてエンコードする設定を行う。「Encoder Setting」項目内の「Wizard」ボタンを選択し、ダイアログを表示させる。それぞれ「File Type,Connection Type,Use Video,Use Audio」の設定を行う。

Net show Properties」タブ内の「Edit」ボタンをクリックするとダイアログが表示される。各項目を設定後、「OK」する。

各項目の設定が終了したら、「Dynamic Template」項目下の「Publish」ボタンをクリックする。ダイアログが表示されストーリーのパブリッシュが開始される。コンバート/エンコード終了後、「Preference」ダイアログ内で指定した場所からindex.htmlファイルを選択するとパブリッシュしたWebを見ることができる。

ちなみにこのソフトにはキャプチャ機能が搭載されており、動画から静止画を吐き出すこともでき、わざわざほかの映像編集ソフトを使う必要がない。動画から静止画を作り出すとことで、動画に関連したストーリーもぐっと作りやすくなるのではないかと思う。

 

以上のようにi-CONTROLの操作方法はとてもシンプルである。ストーリーを組み立てていく過程もマニュアルを読み込む必要もないくらいにシンプルであり、構成が視覚的にわかりやすいので初心者にもすぐに使いこなせるのではないかと思う。

 

今後のブロードバンドを踏まえて、大型テレビなみの画面で見ることの出来る環境であれば、オンライン教育などかなりの効果を発揮するのではないだろうか。

米国でもオンラインでギター教室など、指使いを映像で流すということをしているのを見たことがあるが、そこにタブ譜などと、解説のテキストを同時に表示すれば、より効果があがるコンテンツが制作できるだろう。

企業のプレゼンでも十分威力を発揮する。他にもまだまだ効果的な使い方があるだろう。楽しみなソフトである。

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちストリーミングエディットツールカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはコンテンツデリバリです。

次のカテゴリはストリーミングビデオです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ストリーミングエディットツール: 月別アーカイブ

Copyright 1996-2007 & copy; DreamCraft