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ブロードバンドが騒がれる以前から、多くの自治体や企業内ネットワークで利用されているビデオサーバーがある。
InfoValue社の提供する『 QuickVideo 』ストリーミングソフトウェアは、金融情勢ニュース配信大手『 BloombregファイナンシャルTV 』をはじめ数々の大手企業に導入実績のある国際標準規格MPEGの全てに対応した動画配信ソフトウェアだ。
従来からMPEGを利用するオープンシステムのサーバーとして定評のあるソリューションだが、圧縮技術の進歩と、回線大域の拡大がイントラ市場から、ブロードバンド市場へと守備範囲を拡大している。


簡単にラインナップを紹介しよう。

【ビデオ・オンデマンド】QuickVideo OnDemand

【ビデオ・ライブ・マルチキャスト】QuickVideo Multicast

【コンテンツデリバリ】QuickVideo Distributed Cashe

【ビデオアーカイブ管理】QuickVideo Archive with ClipCreator

【ビデオプレイヤー】QuickVideo Embedded Player

ビデオ配信について必要なソリューションがシームレスに用意されている。
この各ソリューションについては順次機会があれば紹介したいと思う。
今回はビデオ記録環境を提供する【ビデオ・オンデマンド】QuickVideo OnDemandを使用してみよう。
再生には【ビデオプレイヤー】QuickVideo Embedded Playerを利用する。

スループット性能はシングルCPUですら950Mbps以上を可能にするので、事実上ギガイーサネットを全開でサポート可能だ。
拡張性でもCDNなどのキャッシュサーバーが用意されているので、大規模な映像配信も可能にするスケーラビリティを提供している。

サーバーソフトのインストールは、インストーラーのダブルクリックで簡単に終了する。
ライセンスは実機に合わせてそのつど発行される。
重要なのはビデオ素材を蓄積するディレクトリをサーバーソフトに設定するのではなく、OSで共有設定をすることで定義していることだ。必要なディレクトリを共有しよう。
ビデオサーバーによっては性能にこだわるばかりに、専用のフォーマットでデバイスを占領してしまうこともあるので、OSで利用できるフォーマットの中でビデオファイルの管理できるオープンな環境は歓迎される。

さっそくMPEG素材を用意しよう。

従来のビデオサーバーの常識では、ストリーミングに使用するMPEG素材としてTS(トランスファー・ストリーム)を必要としてきたが、QuickVideoの便利なところはTSだけでなく、PS(プログラム・ストリーム)の素材も利用できるところだ。
つまり、DVDなどで使用するフォーマットのMPEG2から簡単に素材が準備できるのだ。
QuickVideoの便利さを思い知るのはこれからだ。
なんと、記録として保存してあるDVDを元に、さらにDivXなどで圧縮した素材を利用することもできるのだ。
DivXはフリーで利用できる高品質圧縮コーデック(MPEG-4に近い)としてDVDのリッピングなどで「ダーティー」なイメージが先行しているが、それは利用者の問題で、高機能なコーデックとして評価に値する。
DivXを利用することでネットワーク配信に適切な2~3Mbpsの帯域で、MPEG-2では5~7Mbpsでないと不可能だった高品質な映像を利用することが可能になったのだ。

素材が置かれたらクライアントマシンから呼び出してみよう。
再生で利用する【ビデオプレイヤー】QuickVideo Embedded Playerは、文字通りWebブラウザーの中でオブジェクトとして埋め込まれて利用するようになっている。
DivXを使用する場合はクライアントマシンにも、あらかじめDivXコーデックをインストールしておこう。

簡単なhtmlファイルをテキストエディターで加工すれば実験用の呼び出しファイルは完成する。
このあたりはWMVやRealのエンベッドを利用できる方なら簡単に作成できる範囲だ。

サーバーのIPアドレスと、素材を置いてあるディレクトリのパスを加えて呼び出せば、あっけなく映像が表示される。パラメータで最初にフル画面表示にするか、埋め込み表示にするかを事前に決めておくことが出来る。もちろんいつでも好きなときに画面サイズは変えることが出来る。

ここで比較したいのはローカル環境で再生するDVDコンテンツの映像だ。
恐ろしいことにネットワークを介して送られてくる映像が、フルスクリーンでスムースに再生され、ローカルのコンテンツと殆ど差がない点だ。社内や、学内での利用なら十分にビデオ放送の変わりに利用することが出来る。
2Mbpsほどの帯域ならブロードバンドでも可能な世界だ。

実際に台湾の国会中継や、ロッキードマーチン社の米国空軍での利用事例などでも、フルスクリーンでの画質と、オープンシステムが高く評価されての導入と考えられる。

今回の試用は、InfoValue社の提供する『 QuickVideo 』ストリーミングソフトウェアを利用したソリューションとして、弊社が開発するメタデータ自動登録システム(i-Topic)の映像部分を大画面で運用するために評価した。
同時にWindowsMediaServerと共存させ、PDAなどの手のひらで持ち歩けるワイヤレス・ユビキタス・ソリューションと、LANでのフルスクリーン再生可能なシステムを組み合わせたオープンなシステムが構築でき、拡張性には非常にありがたかった。
特にフレーム単位で動画のアドレスを指定して再生する機能は、プロダクトによってかなり面倒な儀式が必要になるケースがあったり、ファイル単位の呼び出ししか対応できないサーバーもあったりするので、サーバー選択には使用目的を良く考える必要があるだろう。

ビデオサーバーを利用するようになると、配信するビデオコンテンツが少ない場合は、簡単なディレクトリ方式のメニューからでも映像を探し出せる。
しかし増え続けるコンテンツや、内容からの検索を望む場合は、データベースを介して上手に検索できないとまったく機能しない。
データベースを活用できるようにするためには、多くのメタデータを入力しておく必要がある。
このメタデータを入力する手間を大幅に省いたシステムが前序の(i-Topic)である。
多くの映像素材が増え始める兆しがある学校などのシステムに最適なソリューションとして、東京大學にも導入されている。

 

DVカメラに装着できるエンコーダーがある。ネットワークパックKA-DV300は、DVカメラGY-DV300の底にフィットする設計で、DV記録と同時にWindowsMediaでも記録、配信が可能になっている。内部にはLinux搭載のワンボードコンピュータがコンパクトに収まっているのだ。


PCカードスロットにワイヤレスLANのカードを装着すれば、カメラがネットワークに接続可能になるので、遠隔からの操作や、カメラ画像の確認が行える。


ネットワークパックには「Streamproducer」というソフトがカメラ4台の映像を切り替えながら、同時に10セッションの接続ができるサーバー機能を持っている。


組み合わせは多彩だが、ネットワークに接続するための多少知識が必要になる。
その気になれば地球の裏側からでもカメラを操作できるのだ。世界中に配置したカメラの映像を独り占めするのも夢ではない。


今回の環境を説明しよう。
せっかく切り替えができるので、2台のカメラGY-DV300に、ネットワークパックKA-DV300を装着し、ワイヤレスLANカードをセットする。


ワイヤレスLANのアクセスポイントからLANにゲート接続し、有線でStreamproducerをインストールしたパソコンと接続する。このパソコンをサーバーとして、複数のパソコンから接続して映像を楽しんでみる。
設定の方法を見てみよう。
はじめにカメラへセットされたネットワークパックへIPアドレスをセットする。
カメラのMENUボタンを押してメニュー画面が写ったら、SELECTダイヤルを回し、NETWORK PACK CONFIG項目にカーソルを合わせ、SELECTダイヤルを押す。
この要領でIPアドレス、マスク、ゲートウェイを設定する。次に接続を許可するユーザーIDと、パスワードを設定しておく。エンコードなどの設定はネットワーク経由でパソコンから行ったほうが簡単だ。


2台のカメラで異なるアドレスをセットしたら、Streamproducerから、それぞれ呼び出してみよう。先に設定したIPアドレスに対してIDとパスワードを送ると簡単に接続する。


カメラに対してはWebブラウザーからも設定の変更を行うことができる。
Streamproducerから設定ボタンを押すことでも呼び出せるし、Webブラウザー単独でも、カメラにセットしたIPアドレスで、IDとパスワードを要求され、送ると簡単に接続する。
Webブラウザーからの設定を見てみよう。
カメラ設定では、オート、マニュアルの切り替え、カラーバー出力、ホワイトバランス、アイリス、ゲイン、シャッター、ズームなどのコントロールが可能だ。


エンコーダーとしては、エンコードサイズ、ビデオ転送レート、オーディオ転送レート、フレームレートなどを数段階切り替えられる。だが、この選択肢も少なすぎるように感じる。


限られたスペースのエンコーダーで、必然的にパワーも制限されているためかLANで期待するほどの画面が得られない可能性がある。さらに、日進月歩のストリーム環境で、バージョンアップは期待できるのだろうか。本来はDVネイティブの信号をダイレクトに転送する機能までバリエーションの中にあってよいプロダクトに感じる。
ストリームデータとして記録すると同時にテープもスタートするシンクロ機能もあり、バックアップも安心だ。ストリームデータは、カメラ内蔵のメモリーのほか、Streamproducer側のパソコンでも保存が可能だ。
Web画面からもカメラの画像をプレビューできるが、このときはStreamproducerをクローズしておかないと二重接続になるため接続できない。これは不親切だ。


せっかくStreamproducerにサーバー機能があるのだから、起動している場合は参照先を選べるようにするべきだ。


そのほか、VTR部分の操作もWeb画面から可能だが、タイムコードでのキューアップはできない。また、カメラ側のスイッチでCAMとVTRを切り替えておかないと利用できない。それぞれが、まったく違った用途を想定して付けた機能のようで、一貫した操作ストーリーのデザインを感じられない。せっかく遠隔で記録した映像も、確認するためにはカメラ側で操作する人が必要になる。これでは遠隔操作で無人化できない。
高所に取り付けたり、ラジコン操作の飛行船に乗せたり、さまざまなシーンで利用できる機能だが、操作できる範囲が限定されすぎている。思い切って、カメラスイッチ以上の操作をネットワークでは出来るようにしてほしかった。(操作画面も自由に大きく出来るのだから)


さて、Streamproducerではカメラ入力の他にファイルを再生してストリームすることもできる。
単純な操作でストリームを送信できるので、本格的なWindowsMediaサーバーからプルしてビデオジョッキー的に利用するのも面白い。
一見4ソースのスイッチャーの機能を期待するが、ソースを切り替える場合は、一度ストリーム本線から画像が無くなり、再度バッファーをしてからのスタートとなるため、切り替えといった演出はあきらめたほうが良い。ここは「.netServer」が登場したら、その機能を利用して、ぜひ解決してほしいところだ。
映し出される映像は、プレビューとしては十分に役目を果たすものだ。
リモコンのカメラとして期待すると、タイムラグが大きいのでその分を見越した利用が必要だ。
遠隔での監視用途などでは、さらに外部センサーなどのI/Oがほしいところだ。

原稿を入稿間際に飛び込んできた情報で、KA-DV5000という業務用カメラに装着するネットワークパックが発表された。このエンコーダーには更なる改良が行われている。
直接httpでWindowsMediaPlayerから再生可能。
ビデオエンコードレートが最大512kbpsに引き上げ。
画像サイズにSIF(360×240)とQSIF(160×120)を追加
+5Vネットワークカード対応
MPEG4コーデック搭載
Streamproducer配信への低遅延化(18sec⇒2sec)
キャプチャーシーン、シーンファイル機能の搭載
など大きく進歩している。

今回の試用では辛口のコメントが多くなってしまったが、それだけ期待が大きかったことからの落差と考えていただきたい。アイディアはユニークだが、受け入れる作業現場のりサーチを開発者はもっと行ってほしいのだ。機器のご協力をいただいた日本ビクター株式会社様には今後ますますのご発展を期待しています。

 


ストリーミングイサーバーを構築する場合、従来は自前でサーバーマシンと、配信フォーマットに合わせたサーバーソフトをインストールする作業が必要だった。
ストリーミングのパフォーマンスを考慮する場合、サーバーOSの環境から、サーバーソフトのチューニングも要求される。
さらに、遠隔にあるサーバー環境で管理を行うためには相応のスキルが必要だった。

今回紹介するStarbak社のTorrent 100は、1Uの薄い筺体に必要な要素全てを盛り込んだストリーミングサーバー専用機だ。
ビデオのフォーマットは、QuickTimeや・Windows Media ASF、WMA、WMV
をはじめ、MPEG-1 (System Stream)、 MPEG-2 (Transport Stream) 、MPEG-3、までマルチフォーマットをサポートする。Linaxベースのストリーミング専用にチューニングしたOSと、扱いやすいWebベースの管理インターフェースで遠隔の管理も容易に行うことができる。
Torrent 100は、接続ユーザー数ライセンス料金を気にしないで利用できるありがたいサーバーなのだ。

Starbak社は、2000年にオハイオ州コロンバスで設立した。現在、従業員50名の会社で、ストリーミングに特化したコア・テクノロジーに強みを持っている。
従来、WindowsMediaサーバーはWindowsOSのサービスとして提供されていたので、ネットワーク上にサーバーを遠隔で置く場合、管理に不安を感じる人もいただろう。
Starbak社ではマイクロソフト社から認定された唯一のオリジンサーバーとしてアプライアンス製品を提供してくれる。

それではTorrent 100の使い勝手を見てみよう。
ネットワークのアドレス設定はシリアルポートからコンソールで行う。
この作業は多少なれが必要かもしれない。
一度ネットワークからアクセスが可能になると、後はすべてWebブラウザーから操作可能だ。

ストリーミングサーバーとしてライブ・マルチキャスト/VOD配信を扱うことができ、そのスループットは80Mbpsが可能なので、イントラの中核ビデオサーバーとして利用するのに最適だ。
NFSも当然サポートしているので、ストレージの増設もNAS(ネットワークアタッチドストレージ)が利用できる。また、エンコーダーにNFSを利用できるようにすれば、直接エンコード済みのデータをサーバーに書き込むことができる。

Torrent 100に蓄えたデータは、ユーザー側から何もしなくてもWeb画面からディレクトリ名(階層)をたどってファイル名称をクリックするだけでプレーヤーを起動してビデオ再生が可能だ。
管理ページではコンテンツに接続可能なユーザーグループの管理や、コンテンツ自体の公開日、公開期間などの設定も容易に行うことができる。
これは特に学校などで先生が、生徒に向けて映像を視聴させるための仕組みに、大変有効な機能だ。

もちろんストリームをウェブ画面に組み入れることも簡単に行うことができるように考慮されている。アップルQuickTime、およびWindows Mediaのウェブ統合機能は、ハイパーリンク、およびエンベッド(埋め込むこと)で再生させるための加工処理済HTMLを簡単に生成できるので、目標となるウェブページへリンクコマンドを簡単に挿入することができる。

パフォーマンスも十分で、2Mほどの画像ファイルを何本も再生させてもしっかりと付いてきていた。
Windows Media DRMもサポートしているので、著作権の管理が必要な場合も柔軟に対応できる。

弊社でもしばらく利用させていただいたが、存在を忘れてしまうぐらい扱いの楽なサーバーとして重宝したことをお伝えしておきたい。

本格的MPEG-4コンテンツ制作環境の紹介ができるようになった。
MPEG-4では映像の配信だけでなく、ユーザーサイドの選択を考慮したコンテンツ作りが行えるシステムとなる。
コンテンツ内容の効果測定や、関連情報のリンクなど、従来では不可能だった動的映像コンテンツの作りこみが可能だ。
もちろん、今まで再生環境に合わせてさまざまにSMILなどで作りこんでいたインタラクティブなコンテンツも、MPEGF-4なら、プレイヤーやOSに関係なく、ストリームベースで再生可能になるのだ。

現時点で手に入り、稼動する最初のMPEG-4トータルオーサリング環境はEnvivio社だけである。
「エンビビオ」の会社概要は、母体が「フランステレコム」のR&D、特にMPEG-4に関わる開発をしてた部隊がフランステレコムの出資を受けてスピンアウトし、独立したエンビビオという会社になった。会社はサンフランシスコにある。
エンビビオの優位性は、実際にMPEG-4で商品がきちんと、パッケージというかたちでもう提供できているところだ。エンビビオは価格も決まって、商品も出荷できているのが、まず1つめのポイントだ。
2つめは当然エンビビオのコアコンピタンスとして、MPEG-4の部分でのインタラクティブ性を使ったコンテンツを作成できるオーサリングのツールだ。ちなみに、この部分では彼らのパテントの技術をふんだんに取り込んで商品化している。

ブロードバンドビジネスに向けて、エンビビオがプライオリティーを高く展開を図っているのが、視聴する側のクライアントソフトへの対策だ。
現状はすべてソフトウェアのプラグインで提供され、リアルネットワークスのリアルプレイヤーと、クイックタイムのプレイヤー、これに関しては、もうサポートできている。あわせて、近々、Windows Media Playerへのサポートも同様に完了する。
そこで、いわゆるインターネットストリーミングの3大プレイヤーに関しては全てサポートできるので、裾野はかなりカバーできる。
クオリティーは、大画面で鑑賞したり、もしくはブロードバンドで様々な公共機関などに設置したりというかたちで、MPEG-4が使われてくるので、この場合には当然、「専用の箱」、セットトップボックス(STB)で受けたいというニーズもある。ハードウェアのシグマデザイン社製MPEG-4デコーダーチップを搭載し、すでにSTB製品もできている。

さらに、リアルタイムのライブ・エンコーダー製品としてもリリースしている。
従来ではMPEG-2を使って、ネットワークに負荷をかけ、コストが非常にかかる映像配信したり、衛星を使ってMPEG-2で配信していたが、MPEG-4で帯域を劇的に落とすことができる。今まで衛星で6Mとか4Mの帯域を使用して1チャンネル映像をサービスしていたところに対して、MPEG-4の1Mbpsぐらいのレートでは、同じ帯域幅で、4チャンネル映像を流せる。そういう部分でのメリットは大きい。
また、MPEG-4では、著作権の保護への対応もエンビビオではすでに実績もあり、対応できるメリットもある。
MPEG-4の規格を策定する「ISMA」でもエンビビオは中心的なメンバーとして活動している。特にMPEG-4のチェックをするためのコンテンツで、エンビビオのエンコーダーで作ったコンテンツを使って、他のメーカーのデコーダーをチェックしている位だそうだ。
ISMAスタンダードイコールエンビビオのように言われている状況こそ、MPEG-4のマーケットにおけるエンビビオのポジションを端的にあらわしているだろう。

さて、MPEG-4コンテンツ制作で重要なのはインタラクティブ性の持ったコンテンツを作れる部分だ。
ラインナップを見てみよう。

■「ブロードキャスト・スタジオ」は、オーサリングのツールだ。
ビデオ以外にさまざまな静止画像、テキストとか、アクションをつけたフラッシュ・コンテンツを利用し、インターラクティブMPEG-4が作成できるソフトウェアだ。GUIのわかりやすい環境で、コマンドコードの入力もほとんどなく、だれにでも操作できるだろう。

■「ライブ・エンコーダー」では、カメラや、VTRといったビデオソースを、キャプチャーボード経由で取り込んで、リアルタイムにMPEG-4のファイルとして格納することもできるし、ネットワークに対してマルチキャスト、ユニキャストで配信することもできるソフトウェアだ。
実際、2Mbpsのクオリティーで、フルD1の解像度までサポートできるので、DVDのクオリティー程度であれば、もうリアルタイムでMPEG-4に変換して配信までできる。

■「エンコーディング・ステーション」は、オフラインのエンコーダーで、ライブと違って、AVIの形式とか、MPEG-1もしくはMPEG-2とかのファイル形式で、ソフト的に取り込み変換できるというオフラインのトランスコーダーになる。
トランスコーダーはCPUのパワーに依存する。もとの素材にもよるが、リアルタイム以上のスピードで、トランスコードできる。もしくはクオリティー重視の場合にはダブルパスというような設定もできて、エンコードを2回かけてMPEG-4のファイルを作成するというようなところもできるソフトウェアになる。

■「ストリーミング・サーバー」は、配信用のサーバーのソフトウェアだ。MPEG-4のファイルを格納して、クライアントからの要求に応じて、同時に500ストリームまで配信できるというサーバーソフトウェアだ。
現状、対応OSは、WindowsとリナックスのOSをサポートしている。
ユニークなところでは、リアルネットワークスのリアルサーバーへ、プラグインという製品を用意しているので、ストリーミングサーバーの既存の環境だと、リアル・サーバーを使ったインフラが半数以上のシェアを占めているので、その環境と混在させてそのまま使えるようになる。

結局、MPEG-1~2と、MPEG-4は全然違うものだ。
MPEG-1~2は、コーデックそのものが、いかに効率高く映像をデジタライズして圧縮するという演算式で、いわゆるDCTといわれている演算式にMPEG-1、MPEG-2の価値があり圧縮をかけている。圧縮したコンテンツは確かにDVDで利用できたりするが、結局映像そのものが主体であって、それ以外の何者でもない。
MPEG-4は違う。映像を高効率で圧縮をかけるという非常に優れた技術的な面が強調されているが、重要なのはインタラクティビティーだ。時間軸と空間軸をMPEG-4の規格の中で管理できるという部分、これが非常に重要で、何ができるか、どう使うかによってビジネスモデルが出来上がってくるはずだ。
例えば、それが映像のコンテンツがあって、まわりにオブジェクトが貼り付けられ、そのオブジェクトに興味を持つとURLのリンクに飛んで行って、そのCDを買うとか、DVDを買うとかECのビジネスモデルにもなるし、e-ラーニングでも、映像にパワーポイントなどのオブジェクトを貼り付けて、それが時間軸で切り替わっていけば、学校の授業のライブラリーになり、セミナーだったらセミナーのライブラリーをSMILより簡単に作っていけることになる。
SMILも同様のことができるが、やはり技術的な弱点がまだまだある。SMILは圧縮方式ではないから、オブジェクトをどうやってリンクさせるかというスクリプトだけの世界になる。つまりオブジェクトの関連付けはできても、圧縮はしてくれないので、複雑なオブジェクトを貼りつけたSMILをストリーミングするのは、極めて難しいことになる。

純粋なMPEG-4トータルソリューションでとして、エンビビオは、蓄積映像(アーカイブ)や放送メディアだけでなく、インターネットや移動体通信でのマルチメディアコンテンツの伝送、あるいはインタラクティブ通信への利用に最適な広い互換性のあるフォーマットの制作環境を提供してくれた。

 
NEC StreamPro


NECがブロードバンドビジネスの切り札として、ストリーミングサーバ環境の核となるソフトウェア「StreamPro」を提案した。
同社のサーバ「NEC Internet Streaming Server Express5800」と組み合わせてストリーミングソリューションのスタンダードを目指している。
最近ではNTT-BBが同システムを大規模に採用。他のExpressシリーズと絡めて、全国にわたる保守サポートが可能な点が高く評価されている。

NECでは94年からMPEG-1、2のストリーミングサーバを商品化し、当時は標準プロトコルが無かったので、独自開発の高ビットレートMpegサーバシステムを、すでに100システム以上、導入実績を持っている。
ストリームデータのMpeg-1、2では、ある特定の時間からストリームを送るのは困難とされていたが、好みのポイントから再生したり、複数のコンテンツでつなげて一つのコンテンツとして見せるなど、複雑な送り方もサポートしている。
さらに、もう一つ複雑な特殊再生の機能として、倍速、早送りイメージで見せることも出来る(Mpeg-1、2のみ)

その経験の蓄積を生かして今回発表されたのが「StreamPro/Streaming Server」 というカテゴリーの製品だ。StreamProは、映像配信事業者専用ではなく、企業内の研修、コミュニケーション用途に活用可能な幅広いニーズにこたえるシステムとして登場した。
フォーマットとしてはNECが独自に開発したMPEG-1、2、そしてMPEG-4のサーバほか、WindowsMedia、RealVideo、PacketVideoといった各社の多彩なストリーミング形式にも対応し、集中マネージメントをサポートしている。先に発表されたReal9への対応の予定も有り、Realのリセラーとして、ストリーミング業界でも重要な位置づけと考え、マネージメントシステムを含め対応していく予定だ。

ビデオ・オン・デマンド以外にも、ライブ・オン・デマンド、つまり、サーバサイドに蓄積しながらライブ配信ができ、しかもクライアントからのリクエストに答えてタイムシフト再生という過去にさかのぼって再生できる機能も提供している。

MPEGサーバとして技術的には、専用のファイルシステムを開発。OS標準のファイルシステムでは、画像データの単位が非常に大きいのでパフォーマンスが抑えられてしまうことから、専用のファイルシステムを提供している。
これによりビデオ配信に最適な単位でソフトストライピングを行う機能を独自構築した。
これによってハードウェアが持っている配信機能がフルに発揮できるよう工夫している。

StreamProの特徴はマネージメントシステムにある。
ビデオフォーマットに関係なく適用できるマネージメントシステムでは、特にインターネット上でデファクトスタンダードになりつつあるWindowsMedia、RealVideoと、Mpegという高品質、高ビットレートのクローズドなネットワークまで領域を広げている。

注目はワンタイムURL。
クライアントのプレーヤーソフトからURLをじか打ちされて視聴される現象を効果的に阻止する。
Streamproのマネージメントシステムとして、認証された人だけが、本来のURLではなくパラメータを付加した特別なURLを受け取り、そのパラメータが一回限りでエクスパイアする仕掛けを標準で提供している。もちろんユーザーの操作ミスや通信障害で、その後見られなくなるようなことは無い。URLを個々に洗い出しにかけ、今払い出したURLをサーバ側で全部管理しているので、不正な利用ができない仕組みとなっている。
もちろん認証をかけた視聴者が、自分が見るより先に誰かにURLを教えて使われてしまったら自分は見ることができなくなる。
この仕掛けの元となっているアーキテクチャが独自のMPEG-1、2、そしてMPEG-4のサーバ以外でも、WindowsMedia、RealVideoといった各社のサーバへplug-inという形で機能強化を提供している。ストリームエンジンに関しては、各社オリジナルサーバを使ってそのサーバの特色を生かし、それを統合的にPlug-Inで管理するというところに特徴がある。
クライアントから視聴要求が来ると、必ずplug-inがフックして管理システムにこの視聴を始めていいのか許可を問い合わせる仕組みだ。許可を求めるときに先ほどのURLが正しいかチェックする仕組みになっている。

今後もデファクトになりえるビデオサーバが新規に登場した場合にもplug-inという形で拡張性のあるアーキテクチャを提供するという。

ロードバランシング標準装備
さらに、Plug-inのアーキテクチャは他にも負荷を最適化する、ロードバランシング機能も提供している。
ロードバランシングとは、視聴の都度管理システムに、サーバから視聴開始の情報や、転送帯域の情報が伝達されるので、常にサーバの送信状態が監視でき、人気のあるコンテンツを複数サーバで分散配置している場合、一番付加の軽いサーバへクライアントを振ることが出来る。
さらに大規模システムにはマネージメントシステムと別オプションで、ディストリビュータシステム(製品)が機能して、ネットワーク的に一番近いサーバから送信することが出来る。各サーバの基本機能として、各サーバの配信ストリーム数と、総合的な配信帯域を計算して選ぶことができるのだ。これでセンターサーバと各地方にエッジサーバを配置するCDN(コンテンツデリバリネットワーク)を効果的に完成することが可能だ。

セキュリティマスク実装
コンテンツの視聴制限が出来るセキュリティマスク。
ISPやキャリアなど、ビデオ配信を生業とするところ以外でも、社内で特定部署にだけ視聴させたい場合などに応用できる。

詳細なログ機能
WindowsMediaや、RealVideo、Mpegさえも統一フォーマットで視聴単位のログを取れる。
このNEC独自のStreamproマネージメントシステムのアーキテクチャがコンテンツの視聴分析、課金の根拠に大きな役割を果たしているのだ。

ありがたい素材管理
コンテンツの登録、削除の際のトレース機能を標準的に装備。
うっかり消してしまったファイルの復活や、登録作業の簡素化に貢献している。

著作権管理(DRM)
オプションでDRM著作権保護、に関してNECは、実績のあるチケット販売という形で開発した利用管理の技術を応用した著作権保護商品も提供している。

専用セットトップボックス(STB)
昨年の10月イギリスのペース・マイクロ・テクノロジー社(STBメーカー)のDSL4000を検証済み。
IPベースの(イーサネットの口がある)STBを量産してるのは世界でもペース・マイクロ・テクノロジー社ぐらいだ。
現在はPCで視聴する場合が多いストリーミングビデオだが、高画質で視聴する場合は、やはりTVの大画面で見たいというお客様の要望が多くなるので、STBで対応予定だ。

ストリーミングシステムのトータルサポート
プロバイダー大手のビックグローブに、「マイ放送局」というサービスがあるのをご存知だろうか。
注目したいのが、ユーザーがエンコードしたコンテンツをサーバにアップし、かつ、見せたい人に自動的にメールまで送るコンテンツアップローダを組み合わせたインターネットレンタル放送局用パッケージ「ビデオ登録君」だが、NECはトータルで開発して商品化している。
同じ仕組みを利用して、他のISPや、社内コミュニケーションでも同様なサービスを提供できるというパッケージ、その中でストリーミングの管理システムと、ビデオ登録をセットで提供している。

今後の課題
現在は個別のソリューションとして提案しているDAM(デジタルアセットマネージメント)システムやMpeg7を基本とした検索システムなどを、今後はソリューションとして提案していく予定だ。パッケージ化は今後の展開で期待される。

ネットワークにおける映像はe-mailに次ぐ情報インフラ。
メールは文字ベースのコミュニケーション手段だが、よりニュアンスまで伝えられるコミュニケーション手段としてストリーミングビデオは多くの企業で利用する潜在的可能性が秘められている。
単にきれいな映像を見てもらうだけではなく、ビジネス的に役に立つことを前提に、良い画質を高度なサービスで高性能に提供するのが、NECのMpegサーバのコアコンピタンスと言えるだろう。



Streaming配信サーバの現状とトレンド


ビデオストリーミングを始める場合、大きく分けて2種類のシステムが考えられる。
ひとつは社内インフラでの利用で、もうひとつはインターネットでの利用だ。
社内インフラで回線が比較的整備されている場合は、ストリーミングサーバ単体でも運用可能だ。パケットの配送はIPマルチキャストプロトコルの規定に従いルーターが実行するからだ。マルチキャストストリームを配分できるルーターがあれば、社内放送で効率のよい映像配信が可能になる。
マルチキャストとは、ひとつのコンテンツを複数のユーザーで視聴することにより単一のデータストリームで配信が行えるため、大幅に回線帯域を節約することができる。つまり、思い切った高画質のストリームでも、理論的には無制限のユーザーが視聴することが可能だ。ただし、同一のコンテンツゆえ、テレビ放送のようにプログラムの開始時間が定められ、視聴者の自由にならない欠点もある。
インターネットの利用ではマルチキャストを実行できるルーターが存在するかどうか予測できないので、ユニキャストで配信することになる。
この場合、視聴者数の増加は、そのままサーバへ接続するセッション数の増加となってしまう。たとえば100kbpsの転送レートのコンテンツを1000人のユーザーが視聴すれば、サーバの接続回線は100Mbpsを食い尽くしてしまう。サーバのハードより先に回線のボトルネックが発生してしまうのだ。ちなみに、ユーザーのベストエフォートでのインターネット接続回線料金は、ADSL、FTTHなど劇的に安価になっているが、100Mほどの帯域を保障するインターネット接続はATM回線など品質管理ができる商品に限られてくる。この場合、N社の135MbpsのATMサービスなどでは、月額使用料金が2000万円を超えることを知っておく必要がある。
もっともベストエフォートで1000人~2000人のユーザーと共有する回線を、独り占めするわけだから1000倍~2000倍の料金になる計算根拠も一応理解はできる。
ただし、これほど高額になると衛星放送のほうが安価な場合がでてくるだろう。

一方、回線のボトルネックを避けるためには一定数のユーザーが存在するISPの中に、それぞれサーバをおく必要が出てくる。これはISP同士の回線帯域も限りがあるからだ。
それぞれに置かれたサーバへ同一のコンテンツを共有するようにする仕組みが、CDN(コンテンツデリバリネットワーク)と呼ばれるシステムになる。

ネットワーク負荷を分散するキャッシュシステムとして有名なのは、インフォリブリア社、ストリーミング・ファウンテン社、インクトゥミ社、ネットワークアプライアンス社など、メジャーが存在する。これらを利用して本社、支店間で効果的に社内ネットワークの構築に利用することが、高額な回線コストを抑え、回線の有効利用が図れるひとつの方法となっている。
インクトゥミ社の例では 「Server Links」 ストリーミングコンテンツのインテリジェント接続を売り物にしている。
つまり、「混んだ道は迂回すれば良い」という単純なことが難しいのだ。
データ-を運ぶパケットの通り道を示すルーティング。この基本機能を提供するルーターへ経路情報と呼ばれる設定情報をダイナミックに現状を把握し最適な内容にして管理する技術こそ、「近道で混んだ道より、遠回りでもすいた道」を選べる先読みの技術としてパフォーマンスを保証することができるのだ。
ネットワークの最もエンドユーザー寄りに位置する場所へ有効な配信サーバを配置し、コンテンツを効果的に配信しておく技術と、その状況を正確に把握できることが求められている。

コンテンツサプライヤーは、自前でCDNシステムを構築する以外には、アカマイなどのASPを利用することで、世界に13~万台を越えるキャッシュサーバーの運用による効果を、初期のシステム投資を抑えて、速攻で自社のサーバ回線環境の改善に活用することもできる時代だ。世界の映像コンテンツ配信業者の多くがアカマイを利用する理由がここにある。


映像のメタデータとインデックス検索
ビデオ・オン・デマンドの鍵を握る自動インデックスイングシステム
さて、ブロードバンドネットワークのキラーコンテンツと呼ばれる映像プログラムだが、果たしてライブ放送(テレビ)を前提としてきたビデオ素材を転用するだけですむのだろうか。
従来のビデオインフォメーションは、多くの場合VHSテープの配送で行われてきた。
このVHSテープによる方法には以下の問題点が確認されている。

■定期的に配達されてくるテープの保管場所の確保と、管理が大変。見たいときに適切なテープを探し出すことが大変。
■メッセージを特定のグループにだけ送ることが困難。誰が見るかわからないので、総花的で当たり障りのない表現になってしまう。
■タイムリーな情報発信ができない。定期発行のビデオでは時間が制約されるし、単独ではビデオテープのダビング、配送コストが馬鹿にならない。
■メッセージの効果測定ができない。誰が見てくれたか、いつ見てもらえたか、理解してもらえたかがつかめない。

サーバー・クライアントシステムでは、履歴管理や、効果測定の設問を加えることも簡単にでき、集計も自動的に行えるよう仕組むことができる。
しかも、何時でも見たいときに見ることができる。

そこで、私たちはどのように「ほしい」映像を探したらよいのだろう。
主演者?タイトルの名前?撮影現場?それとも内容の一部だろうか?何かのシーンで意味を探すのだろうか?
この疑問はそのまま逆に検索するという行為に必要な情報を意味している。
データベースに映像の情報を記録する場合、何を登録したらよいのだろう。
そこで、「何かの情報」と言う部分を映像に付随するメタデータ(属性情報)と言い換えることが重要になる。
メタデータとは、コンピュータ用語としてはポピュラーだが、映像の情報に関連が濃厚になったのは、デジタルアーカイブの必要に迫られたからに他ならない。
デジタルアーカイブには検索性能の向上が求められているのだ。
検索にはさまざまな手段が用いられるが、その対象になるインデックスがなければ検索不可能だ。実際の映像はあっても探し出すことができないからだ。

映像の管理業務に求められる機能とは、高価で時間がかかる人手に頼らず、自動的に映像の中からある特徴を探し出し、これも自動的にデータベースへ登録しておいてくれることだろう。
映像の特徴を調べるポイントになる基礎技術として、
シーンの切り替わりや、字幕の表示、色情報をもった物体の検出、物体進入の認識など、人の目であれば映像の意味や解釈などの意味情報が理解できるが、自動記録するポイントには具体的なアドレス検出(タイムコード)と何らかの言葉を併用する必要がある。
さらに、インデックスと同時にサムネール(見出し)画面も抽出しておきたいものだ。
中でもテロップの表示された画面は意味的に説明を付加したい意図のある重要なシーンである場合が多いので、テロップ検出はインデックスとして大変有効だ。
しかも、その文字を読み込み、テキスト情報として認識して検索可能なデータベースへ自動的に登録してくれる機能があれば、大いに人手がはぶける。

Four Two Two Company(http://www.ftt.co.jp)が提案する「ビデオタイムマシン」では手軽に映像の内容をテロップ文字でサーチして確認することができる。

コンピュータ画面で再生するビデオストリームの品質変化は、今年になってさらに加速して向上している。先だってRealNetworks社がRealVideo9を発表した。このバージョンの特徴は狭帯域からHDTVまで対応というところである。
音の部分ではRealAudioSurroundが発表になり、DolbyProLogic、CircleSurroundに対応している機器であればマルチチャンネルサラウンドが、再生可能になった。
放送であるテレビの品質を近いうちにネットワーク配信のパケットが追い抜くのは時間の問題だ。
昨年4月に日本SGI社、NEC社、凸版印刷社、NTTソフトウェア社などの共同出資で発足したメディア・クルーズ・ソリューション社も、On2テクノロジー社の圧縮技術を独占販売契約で武器にしている。
新しいコーデック(圧縮技術)として、On2が提供する高圧縮でありながら高品質の画像は、映像配信のビジネス的価値を実感させるものだ。



NEC Internet Streaming Server Express5800


NECがストリーミングに特化したチューニングを施したサーバソリューションがISSシリーズだ。動画はブロードバンド時代のキラーコンテンツ。このストリーム配信のプラットホームとして、ストリーミングコンテンツ作成専用エンコードサーバ(ISS/ES)、システムの機能にあわせて構成可能なジェネラルサーバ(ISS2/GS)、導入直後に配信可能なデリバリサーバ(ISS2.DS)のラインアップで導入直後から本番運用可能なオールインワンモデルのシリーズだ。
ビデオ配信は、地域コミュニケーションの新しいスタンダードとして、議会中継や、地域共同学習教材の配信、社内遠隔教育、e-ラーニングなど、積極的な導入実績が目立つ。
ストリーミングの管理に、NEC独自の機能を追加した管理ソフト「StreamPro」を標準実装するなど、ストリーミングコンテンツの作成と配信のために特化した高性能サーバに仕上がっている。

ISS2/DS、DSではCPUはIntel Xeon(1.8GHz/2.2GHz)をデュアルプロセッサ構成で搭載、
高速のマルチプロセッサー構成と、インターリーブ構成の高速メモリシステム(DDR-SDRAM)の組み合わせにより、クラス最高速のストリーミング性能を引き出している。
また、次世代I/Oバス PCI-X(64bit/100MHz)の搭載により64bitのバス幅を持ち、100MHzで動作することが可能になった。
同時にストリーミングシステムに最適なI/Oトポロジーを実装したことで、従来の汎用サーバと異なりネットワーク系とストレージ系を完全分離したI/Oバスを持つことになる。
この構成はストリーミング特有のネットワークとストレージの同時高負荷時でも競合がなく効率的にデータの読み込みと、転送処理が行えることを意味する。実にI/Oバス転送レート800MB/sを稼ぎだしている。
さらに、最新鋭のチップセット(ServerWorks社製GC-LEを搭載)することで、高速に動作するキャッシュが利用できるため、全てのI/Oバスに接続されているデバイスのリード・ライト性能を飛躍的に向上させた。これらによりストリーミング配信性能を従来の2倍に向上させているのだ。

ストレージのためのHDDも2Uの筺体に7台も搭載可能(ホットスワップ対応)で、RAID構成を組むことで配信性能は驚くほど向上する。

2系統のギガビットEtherと、1系統の100Base-TXをオンボードで搭載するなど、ネットワークでの冗長性も強化されている。

独自開発のキャプチャーボード
エンコードサーバにオプションのビデオキャプチャーボードを搭載することで、容易に高品質なストリーミングコンテンツが制作可能だ。
マルチファイルの構成や、マルチビットレートのエンコーディングはもちろん、タイムスケジュールに従ったエンコードや、Webブラウザーに表示するサムネール(JPEG)を一定時間間隔で自動生成するなど、多様な機能を可能にしている。
キャプチャーボードを2枚実装することにより、LIVEエンコードとVOD用のファイルを同時に精作成することもできる。

ストリーミング業界の有力各社との協業により実績のあるOspreyボードや、canopus社のMPEGエンコード、デコードシステムとも動作確認ができている。
つまり、STBに安価なMEDIAEDGEも使用できるので、システム構成がリーズナブルに行うことができる。

このISSとExpressシリーズの組み合わせにより、システム全体の管理を大幅に軽減することができる。NECのESMPROでシステムの運用管理が継続的に遠隔で行え、障害発生の兆候が見られると事前に通報するなど、予防保守の高度なサポートも期待できる。


Streaming Fountain VODサーバ(野村総合研究所扱い)


digitalfountain社(デジタル・ファウンテン社 http://www.digitalfountain.com)が提案するStreaming Fountain(ストリーミング・ファウンテン)は、VODサーバとして特徴的な独自技術を持っている。数学者である同社CTOの Dr.Michael Luby が考案したMeta-Content Technologyは、パケットを数学的な処理で連続配信し、それを受信したクライアント側で正確にパケットが復元できるためバックチャネルを不要にした画期的なコネクションレス転送方式だ。
従来では確認のためのコネクション(TCP)を利用し速度を犠牲にするか、信頼性を度外視した垂れ流し(UDP)でスピードを稼ぐかの通信であったが、Meta-Content Technologyでは、マルチキャストを UDP で高信頼性、プッシュ型コンテンツデリバリーシステムにできるため、一定の帯域で無限大の利用者へサービスを行うことが可能だ。
ベリファイのためのバックチャネルが不要なので、衛星放送によるデータ送信や、モバイル、PDAなどの移動体通信へのデータ転送において圧倒的な強みを持っている。
しかも、マルチキャストにもかかわらずオンデマンドでも利用できるところがMeta-Content Technologyのすぐれた特性だ。流れるパケットのどこから受信し始めても、必ず所定のコンテンツを頭から再現できるので、ユーザー側からは完全なオンデマンドサービスとして利用できる。
インターネットなど、ルーターがマルチキャスト対応を必ずしも約束されない環境ではユニキャストを利用することになる。この場合はStreaming FountainのNICにレプリケーションシステムを追加する必要があるが、HDからCPU、メモリーにいたるまでサーバの処理はNICまでは一定なので大規模のシステムに最適だ。
ダウンロード専用のソリューションとしてDownload Fountain(ダウンロード・ファウンテン)を駆使したプル型のコンテンツ配信もCDNの効率アップを支えている。
Strategic Partners であるSONY社(http://www.sony.co.jp/Products/magnacast/)ではMAGNACASTとして大規模配信事業に提供している。



NetCacheアプライアンス


Network Appliance, Inc. (ネットワーク・アプライアンス社 http://www.netapp.co.jp)が提案するCDN(コンテンツデリバリネットワーク)が、このキャッシュシステムだ。
ラック・マウント可能な NetCache アプライアンスは、サーバーサイドではなく、エンドユーザに近いネットワーク・エッジでコンテンツをキャッシュするので、冗長トラフィックを削減し、遅延や、切断などのネットワークのボトルネックを緩和、コンテンツ配信を向上させることができる。
さらに、NetCache アプライアンスは、単なる Web ページのキャッシュ以上の機能を発揮でき、ストリーミングサーバの負荷をも軽減し、ボトルネックを緩和させてサービス品質を改善できる。NetCache ソリューションは、HTTP (HyperText Transfer Protocol),FTP (File Transfer Protocol),および NNTP (Network news Transfer Protocol) といった主要な全ストリーミング・メディア形式のサポートを、1台のコンテンツ配信プラットフォームに統合することで、最大限の柔軟性を提供している。従来のネットワークをストリーミング・メディア,コンテンツ配信,ウィルス検知,そして広告挿入が可能なネットワークに転換できる。
ネットワークがリモート拠点,ISP のアクセス・ポイントから、コロケーション施設。さらにパートナー・ネットワークとの接続などと拡大するにつれて、コンテンツを管理する機能を持ったインテリジェントなネットワークが求められる。
NetCache アプライアンスで、企業,CDN,サービス・プロバイダ,コンテンツ・プロバイダは、現在のネットワーク・インフラストラクチャを、大きな投資をすることなく、冗長トラフィックを削減することで、ネットワークおよびサーバ・インフラへの負荷を軽減し、より多くのユーザーやアプリケーションに対応できるようになるだろう。


「Inktomiが実現するインターネット配信テクノロジー」  


■ Server Links ストリーミングコンテンツのインテリジェント接続
インターネットネットワークでは、TCP/IPリンクという接続が一般的だが、高付加価値サービスとしては、ネットワークエッジでノードと視聴者を高速、フレキシブル、かつ確実に接続することで高品質インターネットブロードキャスティングが紹介され、先進的な企業で導入されつつある。
これは放送と通信の違いからも必要牲が注目されているCDN(コンテンツデリバリネットワーク)の基本的な登場理由でもある。
テレビ放送は電波塔からの電波を何人の視聴者が受信しても送出側の負担は変わらないが、インターネット配信は、サーバーへの接続人数増が明快にコスト増として加算される関係にあるからだ。
ネットワークのノード数が少ない時代には想像できない事態だが、今日のインターネットへ接続しているコンピュータの数の増加は、サービスの接続に、より高度なCDN技術を必要としてきているのだ。

■ Media Bridge トラフィックをさけるパフォーマンス
航空機産業の初期には、パイロットたちは最良の飛行経路をチャート化し衝突を避け、安全に着陸するために自身の勘に頼って飛行していた。後に商用航空産業が発展するにつれ、航空管制を行うためのシステムと技術のへのニーズが高まってきた。今日、ストリーミングブロードキャストも同様の発展を遂げつつあり、インターネットでは高品質なブロードキャストを同時に送信するためにトラフィック量を制御する必要が出てきた。
「混んだ道は迂回すれば良い」という単純なことが難しいのだ。
データ-を運ぶパケットの通り道を示すルーティング。この基本機能を提供するルーターへ経路情報と呼ばれる設定情報をダイナミックに現状を把握し最適な内容にして管理する技術こそ、「近道で混んだ道より、遠回りでもすいた道」を選べる先読みの技術としてパフォーマンスを保証することができる。

 

■ Content Delivery コンテンツの分散、配信、運用のための統合型ソリューション
増加の一途をたどるユーザーにいっそう複雑化した情報を配信する場合、地理的にエンドユーザーの近くにある数多くの配信ポイントにコンテンツを置いておくことが、パフォーマンスと有用性を左右する重要な要素だ。これがCDNのキャッシュと呼ばれるサーバーだ。急速な成長を続けるユーザー数、たえず変わりつづけるコンテンツ、そして予想のつかないトラフィックの増加など、インターネットの現状に対処することができる強固なコンテンツ分散システムへのニーズが高まっているのだ。
ネットワークの最もエンドユーザー寄りに位置する場所へ有効な配信サーバーを配置し、コンテンツを効果的に配信しておく技術と、その状況を正確に把握できることが求められている。

■ Audience View 視聴者情報をリアルタイムでモニタリング
サービスプロバイダの仕事の目的は、クリアで中断なくストリーミングビデオを視聴者に配信することだ。信頼性が高く、スケーラブルで、フレキシブルなネットワークを設計すれば、その準備は終了する。一度サービスを開始すれば通信の品質をどのように監視したらよいか、サービスの見積もりと利益計算をどのようにしたらよいのか。
ストリーミングブロードキャストごとの接続人数、視聴時間、視聴者の所在地など主要な統計値がリアルタイムで監視、サンプリングし、評価できることで正確な調整や、適切な課金が可能になるのだ。

 

■ Traffic Server 世界最大規模のキャリアとサービスプロバイダのネットワークのためのキャッシュプラットホーム
スケーラブルで信頼性の高い高性能なキャッシュサーバーが、帯域に対する投資の最適化と、エンドユーザーに対するサービス品質の向上を実現している。
インターネット内の不安定なパフォーマンスとのバッファーとして働くため、エンドユーザーがライブ映像など情報量の多いコンテンツにアクセスしている場合でも、ネットワーク応答時間のばらつきを低減する事が出来る。

■ 事例1
関西を中心にケーブルテレビ網を利用したインターネット接続サービス「ZAQ」を展開する関西マルチメディアサービス株式会社が、インクトゥミのネットワーク・インフラ製品群をZAQのコンテンツ配信ネットワークに導入し、ユーザー向けの高品質なストリーミング・メディア・コンテンツ配信機能を強化していることを発表した。
■ 事例2
ビジネス用エンコーディング・ソリューションを提供しているピナクルシステムズは、インクトゥミのコンテンツ・ネットワーキング用プラットフォームに統合することで、ストリーミング・メディア用エンコーディング・ソリューションを、ネットワークの中核から末端までをカバーすることによりリッチメディア、リッチコンテンツの配信を実現する、
ライブ/オンデマンドの両方式で高品質の音声や動画をエンコーディングするピナクルのソリューションと、インクトゥミが提供する高度な拡張性と、信頼性をもったメディア配信用ソリューションが融合したこの統合ソリューションにより、顧客企業は、ビジネス用ストリーミング配信の最新型アプリケーションを各所に導入し、信頼性を保ちながら最小限の労力で最高の品質を実現できるようになる。

■ 事例3
広帯域インターネット向けコンテンツ配信会社のAIIは、同社のコンテンツ配信システムの一部に、インクトゥミのネットワーク・キャッシュ・ソリューションを採用し、インターネットで配信できる様々な形式・サイズのコンテンツを、高速かつ安定した状態でユーザーに配信している。AIIは現在、国内60局以上のCATVインターネットや、その他インフラを利用したブロードバンド・ネットワーク・ユーザー向けに、ニュース、スポーツ、映画、ネットワークゲーム、オンラインショッピングなど80を超える多種多様なコンテンツを提供している。

■ 事例4
米国陸軍州兵の「配信型訓練技術プロジェクト」(Distributive Training Technology Project、DTTP)の主要構成要素としてアーテジア、インクトゥミ、ビラージのデジタルメディアのエンコード、配信、管理用の各ソリューションを採用した。これらのリッチメディア資産を効果的に編成、配信、管理することで、米国陸軍州兵はeラーニングコンテンツを個人、グループ、グローバル・トレーニング・イニシアチブ向けに、セキュアで信頼性が高く、かつ効果的なオンライン教育訓練を提供できる。

■ 事例5
中国最大手のバックボーンプロバイダであるチャイナネットは、200を超える都市を網羅し、インターネット・サービス・プロバイダが収益性の高いサービスを消費者や企業に提供することを可能にしている。インクトゥミのコンテンツネットワーク技術を導入することでチャイナネットは、ブロードバンドアクセス、ビデオ・オンデマンド、ネットワークゲーム、インタラクティブなスポーツ・ニュース番組、政府広報などの次世代型コンテンツ配信サービスをサポートする、ブロードバンドによるメディア配信インフラを確保することになる。
インクトゥミ社の今後益々の活躍を期待したい。

ブロードバンドネットワークの高速コンテンツ配信サービス

 

インターネットでエンドユーザー側の回線は安価で広帯域になって喜ばしいが、契約スピードが向上したほどには実際のサービス速度を得られない現実がある。
年々高性能になるコンピュータ、そして高速のラストノード回線。
しかし、インターネットのサービススピードが向上しない。 いったいどうしたのだろう。

 

実は速い回線が、より多くのエンドユーザーをオリジナルサーバーへ導いてしまうため、サーバー付近のファーストノードにあるネットワーク回線が相対的に遅く、不安定になり、つながりにくい現象を助長しているのだ。短時間に集中するサーバーへのアクセスに耐え切れなくなるとサーバーダウンの原因になる。有名アーティストのコンサートや、期間限定の申し込みなどサーバーダウンが報道されるケースが増えてきている。

オリジナルサーバーへ集中するしかない環境では、改善の方法が高額なバックボーン回線の増量や、サーバー多重化による負荷分散など更なる投資が必要になる。これは平常時にオーバークォリティを覚悟しなければならない。
この状態を効果的に改善するにはエッジキャッシュサービスを利用することだ。
アカマイは、エンドユーザーの近くからデータを配信し、コンテンツ配信のバランスをコントロールすることができるので劇的にオリジナルサーバーでのピーク需要の扱いが改善される。
弊社(FourTwoTwoCompany)が取次をはじめた世界規模で高品質な配信を約束してくれるアカマイ社(アカマイ)は、エッジサーバーでコンテンツデリバリーネットワークサービスを行う老舗である。CNNをはじめマスメディア各社、Apple、IBM、Microsoft、Yahooなど、世界の人気サイトがそろってアカマイ社を利用するには、パフォーマンスと安心感を両立した実績にあるのだ。

エッジキャッシュサービスとは、ファーストノードにあるオリジナルサーバーコンテンツをエンドユーザーが加盟しているプロバイダーの最も近くにあるキャッシュサーバーへコンテンツを分配して、エンドユーザーへ直接提供するサービスのことである。
このときのキャッシュサーバーへの配信をコンテンツデリバリーと言い、アカマイ社の最も得意なテクノロジーなのだ。
世界中に数万台に及ぶエッジキャッシュサーバーを有するアカマイ社では、メジャーなインターネットプロバイダーには、ほとんどと言って良いぐらいの配置実績を持つコンテンツデリバリーサービスのメジャーブランドだ。しかもエッジキャッシュ間のコンテンツデリバリーには衛星などの独自データ回線を利用してミドルノードの混雑をバイパスすることができる。また、複数の有効なルートを利用したアレイ転送のような能力も有してハイパフォーマンスを保証している。
例えばアメリカから最初のエンドユーザーが東京にあるオリジナルサーバーへアクセスを試みた場合、2人目以降のエンドユーザーは、すべてキャッシュで足りてしまうので、ファーストノードへのアクセスは差分しかなくなり、負担は一気に軽減されるわけだ。
ニューヨークでのテロ事件を報道するメディアでは、インターネット始まって以来のアクセス集中が発生したが、アカマイ社のサービスによってサーバーダウンを救われたのは関係者では有名な話だ。
それでは、アカマイ社のサービスの中からFreeFlow Streamingの内容を見てみよう。

 

FreeFlow Streaming
最高品質のストリーミングメディアを確実に配信する世界標準
品質が悪いストリーミングメディアをじっと我慢して見続ける人がいるだろうか?映像が止まったり、音声が途切れるようなことがあると、視聴者を失うことになるのは明らかだ。これを避けるには、世界で最も信頼性があり、高品質なストリーミングメディアを配信するアカマイのFreeFlow Streamingが必要だ。
FreeFlow Streamingは、ライブ、オンデマンド、および24時間体制のストリーミングメディアコンテンツを、インターネットのエッジから放送品質を保持したまま配布する。ライブのスポーツイベント、映画の予告、音楽ビデオ、または会社案内など、どのようなストリームも完璧に配信されるので、Webサイトのビジターが楽しめるコンテンツの配信が可能になる。

 

FreeFlow Streamingの動作

FreeFlow Streamingは、アカマイが特許権を保有するSteadyStreamSM テクノロジーと世界最大のフォールトトレランスを備えたネットワークを利用して、ライブおよびオンデマンドのストリーミングメディアを配信する。SteadyStreamでは、オリジナルのストリームを、エンドユーザーの近くにある数千台ものアカマイのエッジサーバに転送する。その結果、常にパケット損失のないストリームがインターネットエッジから配信される。

ライブストリーミングの場合:パケット損失による映像の乱れを防ぐため、SteadyStreamは元のストリームを複数のストリームに分割し、それをアカマイのエントリポイントからインターネットエッジにある最適なストリーミングサーバに複数の経路を経由して配信する。これらのストリームがサーバからエンドユーザーに配信されるときには、結合されてオリジナルと同等品質のストリームとして復元される。
オンデマンドストリーミングの場合:ストリーミングが実際に開始される前に、SteadyStreamはストリームをストレージからダウンロードして、インターネットエッジにある最適なアカマイのストリーミングサーバに転送する。そしてこれらのストリーミングサーバがオリジナルと同等品質のストリームをエンドユーザーに配信する。
優れたスケーラビリティ:アカマイは、衛星およびブロードバンドプロバイダを含む世界中の主要なインターネットバックボーン、キャリア、およびサービスプロバイダのデータセンターとPOP(Point of Presence)に、数千台のサーバを配置している。このようなネットワークによって、FreeFlow Streamingはコンテンツに対する幅広い要求を満たすことができるようになっている。
最高の信頼性:アカマイの大規模でフォールトトレラントな負荷分散型ネットワークアーキテクチャがベースになっているため、FreeFlow Streamingに対して要求が厳しすぎたり、ライブイベントが大きすぎるということはない。ニーズに応じて、数十万のストリームでも同時に配信できるだけの容量を確保できる拡張性がある。
強力なパフォーマンス:FreeFlow Streamingは、視聴者が世界のどこにいてもその近くのサーバにストリームが配信される。コンテンツはインターネット上の輻輳を迂回してストリーミングされるので、パケット損失や遅延は大幅に削減され、エンドユーザーはより高い満足感を得ることができる。

FreeFlow Streamingの将来
フォーマットおよびエンコーディングの幅広いサポート:FreeFlow Streamingは、ナローバンドおよびブロードバンドの両方で使用できるエンコーディングフォーマットとして、Apple® QuickTime™、Microsoft® Windows Media™、およびRealSystem®の3つのフォーマットをサポートしている。
特許権を持つテクノロジー:FreeFlow Streamingは、アカマイが特許権を保有するテクノロジーを利用して、一貫した高品質のストリームをすべてのエンドユーザーに配信します。インテリジェントなルーティングにより、ストリームはインターネットの輻輳を迂回する経路を使って転送される。また、各視聴者に最適なストリーミングサーバをマッピングする機能にも、アカマイが特許権を持つテクノロジーが組み込まれている。アカマイの負荷分散型ネットワークなら、ユーザリクエストを十分に満足させるストリーミングサーバを確実に割り当てることができる。
包括的なレポーティング:アカマイでは、使いやすくてカスタマイズ可能なWebベースのレポーティングツールを用意している。このレポーティングツールを使用すると、視聴者の利用状況と行動についてのリアルタイムな分析と履歴の分析が可能になり、投資回収率の評価に役立つ。視聴者の統計情報は、地域別、ビットレート別、およびストリームフォーマット別にソートできる。
エンドツーエンドのソリューション:アカマイは、プロフェッショナルな制作機器とスタッフ、信号収集、およびエンコーディングサービスなどによって、お客様のストリーミングメディアプロジェクトを、その開始時から終了時までサポートしている。
Appple、 Windows、 McAfeeや、TowerRecordsなど、多くの大規模通販サイトの効率的な運用にも利用されるアカマイ社は中立的でグローバルなコンテンツデリバリネットワークを提供してくれるありがたい存在だ。
 

 

ブロードバンドネットワークのキラーコンテンツと呼ばれる映像プログラムだが、果たしてライブ放送を前提としてきたテレビ(ビデオ)素材を転用するだけですむのだろうか。
インターネットの存在は、地球規模の映像ネットワークを可能にしてしまった。
各国地域の時差だけでなく、さまざまな価値観を持ち、生活時間帯の異なる人たちの共有できるコンテンツサービスは、放送時間をプログラムした在来型の既存の放送でのライブサービスでは不向きだった新しい領域を開拓してくれる。
時間軸(リニア)で構成される映像のインデックスとしてビデオテープの背ラベルに記述してあるだけの情報では不足なのは言うまでもない。
ビデオオンデマンドと呼ばれるサービスは、文字通りほしいときに、ほしい映像をいつでも見ることができるサービスだ。

さて、そこで、私たちはどのように「ほしい」映像を探したらよいのだろう。
主演の俳優?監督の名前?それとも内容の一部だろうか?何かのシーンで意味を探すのだろうか?
この疑問はそのまま逆に検索するという行為に必要な情報を意味している。
データベースに映像の情報を記録する場合、何を登録したらよいのだろう。
そこで、「何かの情報」と言う部分を映像に付随するメタデータと言い換えることが重要になる。
メタデータとは、コンピュータ用語としてはポピュラーだが、映像の情報に関連が濃厚になったのは、デジタルアーカイブの必要に迫られたからに他ならない。
デジタルアーカイブには検索性能の向上が求められているのだ。
検索にはさまざまな手段が用いられるが、その対象になるデータがなければ検索不可能だ。実際の映像はあっても探し出すことができないのだ。

これからの放送局は1日24時間の放送だけではなく多チャンネルの放送コンテンツを意識する必要がある。コンテンツの創出には多くの情報が必要なことは言うまでもない。
さらに自社送出素材だけでなく、競争社会である以上、当然ライバルの動向も記録しておく必要がある。取り上げようとするテーマの扱い方などは、差別化を考慮する重要なポイントとも言える。同様にスポンサーに対する企画持込の資料にもなる。

制作会社ではメタデータを新しい商品として位置付けることもできるはずだ。

 

しかし、情報処理には思わぬ価値を生む代わりに、地道な作業もついて回るものだ。制作で収集し、使用してきた資料をデジタルデータとして検索可能な情報に加工できれば、これはかけがえのない貴重なメタデータそのものになるのだ。
番組企画当初の企画書は、そのままプロフィールシートの変わりになる。
取材ノートはかけがえのない情報の宝であるし、接触担当者のデータベースは、プロデューサーやディレクターの命綱でもある。
ビデオ編集により生み出されるEDL(エディットデシジョンリスト)は克明なカットアドレスそのものである。
制作作業と同時進行で自動的にたまっていくデータならいざ知らず、作業終了語に、これらのデータを整理して一からの入力していく作業には、多大な手間がかかる。

膨大な時間作業を多人数でカバーするには、送出を続けるコンテンツが多すぎるのだ。
そこで、メタデータを自動抽出する方法が求められる。

さまざまなシステムが提案されているが、そのベースになる技術を見てみよう。
映像の管理業務に必要な機能とは、人手に頼らず自動的に映像の中からある特徴を探し出してくれることだ。
映像の中の特徴を調べるポイントは、シーンの切り替わりや、字幕の表示、色情報をもった物体の検出、物体進入の認識など、さまざまだ。人の目であれば映像の意味や解釈などの意味情報が理解できるが、記録するポイントには具体的なアドレス検出(タイムコード)を併用する必要がある。

それでは基礎技術を紹介しよう。

■カット点検出
カット点検出では映像シーンの変わり目を画像変化(色の変化)が多い個所を認識してカット点を検出する。
このソフトはノンリニア編集環境でBIN表示される映像の整理などに利用されている。
■ディゾルブ検出
映像の連続するフレームの明るさ(輝度)が徐々に一定の割合で変化する単調変化性を認識してディゾルブを検出する。
■ワイプ検出
ワイプを使用した映像が、元のシーンと後から表示されるシーンとの境目で明るさの差(輝度差)が大きいことを認識してワイプを検出する。
■スチル検出
映像中の静止状態になっている区間はフレームの明るさ(輝度)の変化が少ないことを認識してスチルを検出する。

■テロップ検出
映像中のテロップが表示されている領域では、高輝度でフレーム間の明るさ(輝度)の変化が少ないことを認識してテロップの開始点、終了点を検出する。
演出的にテロップを挿入する画面は決めの映像が多いので、インデックス表示すると時間をかけずに全体の流れを把握することに有効だ。
■パンズーム認識
映像が上下左右に移動した場合模様情報の移動量を求めることでパンの有無を認識する。また、拡大、縮小率を求めることでズーム率を検出する。
この機能を利用してビデオ映像からパノラマ写真の制作や、ズームを利用した高解像度の高解像度写真の合成などに利用できる。

■侵入監視(動き)検出
画像上に設定したスリットに対して人物や物体が通過する事象を検出する。
連続撮影している中から動きのある部分をリストアップすることが実現できる。

■色物体認識
色の情報を元に映像中の色を1フレームずつチェックし対象物に関する情報として、対象物がフレームに表示されていいるかどうかの判定結果、開始点、終了点、位置情報などを出力する。

このような認識を自動的に行い記録をさせることで、より正確に必要な映像へすばやくたどり着くことが可能なる。

VODのアセットマネージメント
データベースに記録できるメタ情報と、映像の時間位置情報をリンクすることでオンデマンドのビデオ検索に利用できるシステムとしてストリームビデオ配信ネットワークへ登場したシステムがある。
Virage」はストリーミングビデオとデータベースによる管理を商用利用することを提案している。
アセットマネージメント機能を強化して映像の中にあるさまざまな情報を検索対象にしているのだ。従来のパソコンでの画像解析技術をプラグインの形で取り込めるようにデザインしてあるのが特徴だ。記録できる情報に「クローズドキャプション」などの文字放送データや、IBMの音声認識を取り込むなど多彩な情報が収集できる。
面白いところでは顔の検出を行うプラグインが紹介されていた。これは「フェイスイット」というコンシューマー向けソフトの機能を利用したもので、事前に記録してある人物の顔を画面の中から探してくれるものだ。
Virageはアメリカで多くの放送局で採用され、放送素材のWeb展開へ拍車をかけている。日本でも進出が予想されるシステムだ。

さて、最後に日本語のビデオOCRについてご紹介しよう。
テロップ検出を行うシステムが実際のビデオ画面を捉えても、読み出しができないと検索には不便だ。先のVirageも、現時点では日本語の文字を読み込むことができない。
そこで紹介するのが「ビデオタイムマシン i-Telop」だ。

テロップの表示された画面は意味的に説明を付加したい意図のある重要なシーンである場合が多いので、テロップ検出はインデックスとして大変有効だ。
しかも、その文字を読み込み、テキスト情報として認識してデータベースへ自動的に登録してくれる。
利用法は簡単だ。キーワードで検索したり、探したい日付の時間帯でテロップの表示された画面だけを一覧表示することができる。その画面をクリックするとMPEG-4(WindowsMedia8)の動画がストリームで再生される。
ネットワークで利用できるので、テープ管理の手間がいらない。
24時間稼動して映像を記録しつづける。同時に無人でテロップ文字の取り込みを行ってくれる。
放送記録を義務つけられている放送局のライブラリーには重宝な検索システムといえるだろう。 
 

 

シンガポールで行われたコミュニケーションEXPO

既存の放送や、ビデオテープ、DVDなどのパッケージ販売と異なるストリーミングビデオの特徴を考えてみたい。
ネットワークで映像配信する最大のメリットは視聴者の捕捉であると言って過言ではない。この点を考慮しない配信は、ただの自己満足、パケットの無駄使いといわれてもしようがない。視聴者のリクエストと映像の配信記録が価値を生み出すシステムとしてプロファイリングを含めてトータルシステムを計画する必要がある。

個人認証と課金が有償映像コンテンツのベース

また、映像制作者から直接視聴者へ繋がるダイレクトな反応を制作へ反映することが可能な点も見のがせない。連動することが演出可能になるには、しばらく実験的な試みを必要とするだろう。分岐映像は演出のコストを強いるので、現状は実現が難しい分野だ。だが、適切な設問に対する反応期待は従来のパッケージ系のインタラクティブコンテンツとは違った情報を与えてくれる。
ここで、これらの特徴を生み出している配信の仕組みと、効果的な課金方法を紹介しよう。
インターネットを中心とするデジタルネットワークはエンドto エンドのコミュニケーションを可能にしている。つまり、制作者と視聴者の距離が、限り無く近いのだ。とは言っても実際のネットワークにはブロードバンド時代を迎えつつある昨今であっても、映像などデータが重いリッチコンテンツを多数の視聴者へ届けることが困難な場合が多い。データの転送量は視聴人数分の正比例増加をしていくから回線容量を簡単に超えてしまうからだ。
直接視聴者と繋がる反面、視聴者数に対応したデータ転送量を確保しなければならないことが、物理的な限界を招いている。単純にインターネット放送は安価だと思われている節があるが、視聴者数と回線帯域の維持費を考えるとライブではテレビ放送の波代の方が安価な場合が多いのである。
テレビCMの場合でも、同数の視聴者へ電話をかけるコストを想像していただきたい。しかし、それでも視聴者と直接接続するメリットは捨てがたい。
これを解決したのがエッジキャッシュサーバーの存在だ。
起点となるサーバー1台からすべての視聴者を接続するのではなく、効果的な分配ポイントに代理のサーバーを設けて、そこから視聴者との接続を行うのである。
これはちょうど従来ある放送のキー局と中継局のネットワークのような存在だ。

コンテンツデリバリネットワークを表現

コンテンツサーバーとエッジキャッシュサーバーの組み合わせでデータを配信していく仕組みをコンテンツデリバリネットワークと呼び、現在多くの企業が熾烈な提携合戦を繰り広げている。
1対多数の通信で圧倒的に有利なのは衛星からシャワーのように同時に高速で多地点受信できる仕組みである。

エッジキャッシュサーバーとコンテンツエンジン

しかし、電波でデータを振りまくだけでは先に述べた視聴者の把握が困難になってしまう。そこで巧妙にエッジキャッシュサーバーからログを回収する方法があり、アナライズすることで視聴者ニーズを具体化していくことが可能になっていくのだ。これがローカルリダイレクションと呼ぶコンテンツ要求による反応の仕組みだが、一方要求だけは大本のサーバーへリクエストすることで反応するグローバルリダイレクションと呼ばれる機能も見のがせない。
今まではサーバーの負荷分散の手法として利用されてきたローカルディレクターによるサーバーの振り分け機能を拡張して、コンテンツデリバリネットワークのエッジキャッシュサーバー振り分けを行うことで、視聴者に最適な接続サーバーを案内することも可能になっているからだ。
ローカルリダイレクションとグローバルリダイレクションを組み合わせて利用することで、効率良く多くの視聴者からプロファイルを行うことができる。
さらにリクエストのデータベースは顧客の嗜好を明確に表わすので、効果的な広告の指標となることは言うまでもない。プロファイルを元にターゲット化された広告を行える点は、民間放送の視聴率にかわる大きなビジネス指標がここにあるのである。
このように配信効率は飛躍的に向上しつつある。テレビジョンの品質を追い抜くのは時間の問題で、近い将来はハイビジョンも取り込むことが夢ではなくなっているのだ。

また、2001年秋に始まる第3世代携帯の能力は映像端末として利用されることは明確である。

日本からFOMAが携帯電話の未来を先取り提案

世界に先駆けて日本で開始されるサービスに映像コンテンツ制作者の方々はどのように参画していくのだろう。

次世代携帯のビデオ画面

携帯情報ツールに配信される映像コンテンツ

コンテンツサーバーとエッジキャッシュサーバーの組み合わせは、そのまま携帯電話をネットワーク端末と同じ土俵にのせてしまう。しかも国際電話の感覚ではなくインターネットを利用し、世界から安価な情報を受け取れる。

携帯電話でのビデオ画面

ここで、コンテンツの配信と切り離せないビリング(課金)システムについても見てみよう。
従来の金融機関の間でやり取りを行っている決済情報の一部がコンテンツデリバリネットワークと接続することで、視聴者からの課金や、代金決済の機能が有効になってくる。
例えば銀行やカード会社が個人認証と決済情報をすでに提供している既存の様々な課金システムといかに効率良くコミュニケートできるかがネットワーク機能として重要になっているのだ。課金性能の競争も始まっている。さまざまなインテグレーションがコンテンツ発信者サイドの要望に応じてカスタマイズされて連結していくことができる。
視聴者への課金と同時にコンテンツホルダーとしては集金のシステムとして映像ビジネスのインフラは整いつつある。著作権情報をもとに、視聴された数量から著作者へ還元する仕組みである。

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ポータルサイトで稼動させているシステムはゲートを介して既存の決済システムと接続し、従来の店鋪販売システムをいきなり世界規模の販売システムにスケールアップすることも可能なのだ。
多くの企業がコンテンツポータルの座を狙って熾烈な競争を繰り広げている。
この中で日本の映像制作を担っている諸兄はどのような立場を勝ち取ろうとしているのだろうか?
さて、お気付きと思うが、すでにインターネットは世界規模のネットワークを実現している。そこへリッチコンツを配信する仕組みも効果的に融合されてくる。つまり、世界規模の放送ネットワークも可能な時代になっているのだ。

 

今月は、ますます需要が高まる業務レベルでのエンコード作業を考えてみたい。

Webでの映像配信は、回線帯域とユーザーのアプリケーション環境によって様々な転送レートやフォーマットを用意しなくてはならないのが実情だ。

同じコンテンツを何度も違うフォーマットへ変換したり、様々な転送レートを実装したエンコードにかかる時間は、思ったより深刻な長時間労働の環境と、多量のPCという物量でカバーしなくてはならない現実にぶち当たる。

短時間の素材を趣味のレベルでエンコードするには、フリーのソフトを活用して大変安価に行うことができる。しかし、毎日1時間素材を数本、DVD用にMPEG2と、ストリーム用にRealVideoWindowsMedia、そしてQuickTimeへ対応、しかもモデムユーザーからISDN、さらにブロードバンドADSL対応を考えてエンコード計画を立てると、相当の人海戦術を覚悟しなくてはならない。

人件費は大きなコストである。減る事の無い頭数を要求する作業のコストは、実際の需要に合わない作業単価になってしまう。

増える一方の需要に対してデータフォーマットの多彩さは、今後、現場の作業を行なう方に共通する深刻な問題となってくる。

1ソース、マルチユースの時代では、同じ映像素材を様々なデータ形式へ効率的に変換する必要があるのだ。

それはDVDであったり、ビデオサーバー素材であったり、様々な用途へ迅速な対応が求められている。さらに、エンコードの終わったデータを適切な場所へ納品する作業まで考えると、とてもフリーソフトで負える作業ではない。

 

ここで紹介するシステム、TeleStream社「FlipFactory」は、映像をデジタイズし、ファイル化したものを、様々なストリーミングデータへのトランスコードと、複数サーバへのアップロードをオートメーションで実行するアプリケーションなのだ。

 

このシステムはサーバ上で稼動している。全部の処理をワンステップで並列処理して、出来上がったものを配信までやってくれるすぐれものだ。

 

<フォーマット>

サポートするフォーマットは、入力のファイルとして、MPEG1,MPEG2から、DVWINDOWS MEDIAAVI も入りますし、QUICK TIMEも入るので、コンピュータを使ったノンリニア編集で処理されたものとか、実際の映像のデータベースとして持ってくる素材など、ほとんどすべてに対応できる。

出力フォーマットは、今は、RealVideoWindowsMediaの2つがだいたいメインだが、それに加えてQuickTimeのストリーミングや、音楽配信のMP3も同時に処理する事が可能だ。繰り返すが、同時処理であってバッチ処理ではないのだ。

しかも複数タイトルを同時に行うこともできるのだ。

複数の作業設定をリストアップする

 

オプションとして、より高画質なフォーマットを、違った用途に使えるように、MOTION JPEG MPEG1MPEG2 にしたり、またはAVIにして違う用途に使うなど、広い用途でエンコード考えた場合に、便利なオプションが用意されている。

エンコードは非常に時間のかかる作業だが、従来では途中の入力や、設定などの作業がたびたびあるので、その場を離れるわけに行かなかった。

それが、FlipFactoryでは、すべて事前に設定したとおり自動で行ってくれるので、作業が終わったら携帯電話に「全部配信まで終了しました」というメールが届くようなこともできるのだ。

エンコードの作業状態を確認する

 

取りこまれた素材の状態を示す

 

作業完了した時に送信するメッセージ内容を設定する

 

 

<転送>

エンコードされた素材をサーバに転送する部分は、FTP経由で送る事もできるし、httpで送る事もできるし、MAILで添付ファイルとして送ることもできる。

エンコードの終わったファイル一覧

 

エンコード作業の詳細データ

 

予め転送の必要なサーバーを設定しておくと、エンコードが終わり次第に転送を行ってくれる。

 

<デジタイズ>

ここで、デジタイズのサブシステムも紹介しておこう。

ClipMail proは、TeleStream社のハードウェアの製品だ。これは、映像をMPEGデータへエンコードして、ネットワーク経由で相手先に送る事ができる。

もともとの用途はピアtoピアといったVIDEO FAXのようなもので、たとえば日本からアメリカへビデオ素材を送りた場合、衛星で回線おさえたりするコストの面を悩まずにインターネットなど既存のWANをつかって安価に送る事ができるシステムだ。

実際はデッキなどを制御して、欲しいデータをタイムコードで指定することになる。後は自動で取りこんだデータを、このClipMail pro端末からFlipFactoryに対しても転送することになる。

 

FlipFactoryでの設定作業>

それでは実際の設定作業を見てみよう。

作業を行う担当者の単位をアカウントという形でサーバーに事前登録しておこう。このアカウントに対して様々なエンコード作業のリストを付け加えていくことになる。

アカウントの登録画面

 

新しい設定を作ってみよう。

始めにフォーマットを選ぶ。例えばQUICK TIME STREAMINGREAL NETWORKS ,WINDOWS MEDIA MPEG1,MPEG2,MP3ということで、ここで実際に、ほしいフォーマットを決定する。

エンコード設定のコーデックをカスタマイズする

 

REALを選ぶと、その下に、コーデックのバージョン、たとえばREALであればシングルとシュアストリームという両フォーマットをはきだすことができる。

REAL は8まで対応している。

エンコード設定のフォーマットをカスタマイズする

 

コーデックを選ぶと、次はどれぐらいの転送レートでデータを扱うか決める。、REALの場合なら、社内LAN750Kから、下は20Kまで選べるような形になっている。さらに、そのレートに対して、どの解像度でデータを作るかという解像度の指定を行う。その下のフィルタで、音のレベルの補正とか、ノイズリダクションの指定ができる。

エンコード設定の転送レートをカスタマイズする

 

WINDOWS MEDIA の場合も同じようにコーディックの設定ができて、シングルレート、マルチレートで選べる。またQUICK TIME STREAMINGも同じようにコーディックの指定ができる。

こうして作った設定が、リストとして表示される。

さらに、このエンコーダを使って、作ったデータをどこへ配信していくかということを決めるところがディストネーションだ。

エンコード作業の終わったファイルの送り先を選ぶ

 

ここで、クリエイトディストネーションをクリックすると、「どのようなデリバリの方法を選びますか」という選択肢がある。実際にやってみよう。

まず、一つはアカウントで設定したE-MAILアドレスに対して、添付ファイルとしてストリーミングデータを送る。もうひとつはローカルサーバ上にデータは保存して、それのINDEXの通知だけをE-MAILで送って、そのリンクをクリックすると、ストリーミングデータが再生する方法。あとはサーバ上に置いて、FTP経由でデータをダウンロードできる形にする方法を設定しておこう。

 

こうやって作ったアカウントの設定に対して、メールなどでファイルを送ってやると、ここで指定した処理が全部同時に始まって、終わったものからどんどんと配信されていくのだ。

但し、100個のファイルを処理したいとき、本当に100個同時に処理できるか?というと、それはサーバの能力による。実験ではデュアルプロセッサのマシーンで運用しているが、8CPUをのせれば、マルチスレッドで実行するし、またはサーバを二重化、三重化して、サーバに振り分けるかたちで、ジョブの振り分けをするマルチ運用も可能だ。

 

実際にエンコード作業がルーチンワークになっている現場では、担当者が倒れる前に導入を検討する必要があるシステムといえよう。

 

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