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デジタルコンテンツTVではSONYの動画配信サービスeyeVioでのHD配信に直撃

 

インターネットをはじめ、IPネットワークで映像を扱えることは、現実的な技術となってきたが、教育分野では実用となるアプリケーションが少なかった。
テレビと同じに、ただ映像を見せる機能だけでは既存の教室にあるテレビや、LL教室のような機能をリプレイスする必要が無いからだ。
今回紹介する「Lang-On」は、言語教育に求められる「見る、聴く、書く、話す」を実現するために最適化されているのだ。
ビデオ教材を活用して書き取り、返答。などの実習を行うことを目的としたサーバークライアントシステムで、コンテンツの作成が大変に簡便な点が評価される。

特に生徒側の機敏な動作と音声入力を重視しているため、Webブラウザーではなく専用のアプリケーションとなっているのがネットワークソフトとしては珍しい。マイクロソフト「ドットネットフレームワーク」をベースに開発しているため高度なネットワーク機能を標準で搭載している。


特に学校で求められる機能として、生徒の端末にデータを残さずに、自動でサーバー側へ一括管理する手法などは、音声データをクライアントマシンで取り込む宿命だけに、重宝する機能だ。


特徴
ビデオ表示(WindowsMedia9)を基本にAVI、MPEGなどのフォーマットに対応する。
教室などの広帯域が使用できる場合は高品質な映像を利用できる。
教師情報表示(ビデオに同期)文字情報とHTMLでの画面情報を活用。
生徒の実習(書き込んだ文字、話した音声など)を記録

実際に試用してみよう。
学籍番号で管理されたシステムにネットワークでログインする。
教師用の画面には利用中の生徒の名前が表示される。

重要なところは教師が簡単にコンテンツを作成できる点だ。
教材となるビデオを見聞きするガイドを簡単に作成できる。
教師画面で直接文字を打ち込んだり、URLを指定してWebとの連動も可能だ。
ビデオにテロップを入れるような感覚で見やすい表示を任意のタイムコードアドレスへ配置することが出来る。しかも直接その場で打ち込む事が出来るので、生徒への作業指示が容易に的確にできる。

生徒の文字の書き取りもビデオに自動的に同期する。書き起こし学習に便利なビデオの数秒巻き戻し機能もある。これはテープ起こしにも利用できる。

注目は、ビデオの音声と、生徒が録音した音声を同時にミックス再生して、バランスも簡単に調整できる点だ。実はこの機能を実装するネットワーク教材は、いままでなかったのだ。
生徒の話した言葉もビデオに同期するので、会話形式の記録が可能だ。

また、コンテンツの管理がフォルダー単位で行えるために整理が簡単だ。

実際の授業では生徒の学習記録が自動的に作成されて、指定の場所へ遠隔保存される。生徒のパソコンには残さないので、すぐに次の生徒が利用できる。
保存された生徒の記録は、教師用のコンテンツ管理画面から、使用する教材を指定、指示を編集、生徒の記録を管理できる。

教師用のパソコンは、必ずしもサーバーである必要はないが、コンテンツを保管したり、生徒の記録を保管する場所は、任意のファイル共有サーバーを利用する事で安定した運用が可能だ。
コンテンツ再生の能力は、端末の処理能力と、ネットワークの転送能力に依存する。

簡単にコンテンツが制作できれば、教材の陳腐化が防げるだけでなく、肌理細やかな指導のために独自の狙いを盛り込む事も出来る。
見る、聴くが同じビデオを使用しても、まったく違う教材に仕上げる事が出来るのだ。
Lang-Onは、生徒の書く、話す能力を最大限に引き出す教材を簡単に作り上げる事が出来る。

コンテンツ制作のフローと、生徒の作業記録管理

台本の作成(実習の段取り)をまとめてみよう。
Lang-Onは、見せたいビデオと同期して、さまざまな作業指示を生徒に提供できる。どの場面で、どんな作業をさせるのかを簡単に作成することができる。

基本となるビデオ教材の用意。
使用するビデオファイルのフォーマットはWindowsMediaを採用している。WindowsOSに標準で組み込まれているフォーマットなのでインストールが簡単だ。ビデオテープの状態からは適切にエンコードを行っておく。
ファイルをネットワーク上の帯域が確保できる場所へ配置する。
アクセスする生徒数×ファイルの圧縮転送レート=総転送レート
 
実習時間を考慮してビデオを選択、または編集する。
 ネットワークの負担が軽い場所へ素材を配置。
 コンテンツはディレクトリで階層管理できる。
 指示によって、生徒はビデオを停止したり、反復再生を行い、実習を進める。
 実習時間は必ずしもビデオの時間では終わらない。

作業指示の作成。
 教員用画面でビデオの必要な箇所へ指示を書き込める。
 書き取りを行うのか、会話の返事を促すのか、わかりやすく表記できる。
 指示画面は独立したテキストのファイルとして保存される。
 編集や再利用が容易だ。

Web素材の活用。
 ネットワークで接続できるWebサーバーのコンテンツも利用できる。
 ビデオの任意の場所で参考になるホームページを表示できる。
 もちろん作業指示をWebで作成しておく事も可能だ。
 
生徒の作業記録の自動保存。
 実習を行った生徒の記録は、コンテンツごとに記録される。
 同じ生徒が同じコンテンツに何度アクセスしても時系列で記録される。
 保存先は生徒の端末パソコンではなく、指定した保管場所になる。

任意の生徒の実習記録を閲覧する。
 教師用画面から、コンテンツごとに保存される生徒の実習記録を指定。
 いつでも自由に閲覧可能だ。
 書き取りの結果や、答えた音声などを再生できる。

 

MPEG-4とenvivio
Envivioは、MPEG-4関連のソリューションを提供する老舗メーカーとして知られている。研究所レベルでは独自のMPEG-4エンコーダーを国内の多くのメーカーも、有しているが、販売しているのは数少ない。
MPEG-4を利用するために必要なものはエンコーダーだけではない。
レイヤー構造を持つMPEG-4の機能を実現するためのオーサリングツール、そして、配信を実現するサーバー。もちろんライブ中継のエンコーダーや、コンテンツの作りこみにソフトエンコーダーも用意されている。

現在、envivioのMPEG-4ソリューションラインナップは以下のようになる。

? ライブエンコーダー
? envivio Live Broadcaster (ELB)
? ソフトエンコーダー
? envivio Encoding Station (EES)
? オーサリング
? envivio Broadcast Studio (EBS)
? サーバー
? envivio Streaming Server (ESS)

この中で、EES(envivio Encoding Station)は、高品質なMPEG-4ソフトエンコーダーとしてポピュラーな存在だが、今回はH.264に対応したDEMO製品をイノマイクロ株式会社から特別に試用させていただいた。

H.264とは
ここで紹介するMPEG-4 Part10/H.264は、進化系として、従来のMPEG-4/H.263の、主に移動通信での利用を想定したものから30%以上の高品質化を実現、実際にネットワーク経由でDVD品質に迫る映像を提供する事を目的にしている。
今までのMPEG-4との互換性は無いので、パソコンで再生する場合、使用するenvivioTV(再生ソフト)もH.264対応を使用する必要がある。
高画質をうたい文句にしているH.264は、放送業界の注目も浴びている。ネットワークを介した映像ビジネスには中心的なフォーマットになるかもしれない。
H.264は新しいコーデックにつき物だが、やはり強力なCPUパワーを必要とする。
再生もさることながら、エンコードにおいても、品質重視のエンコードには強力なCPUと、実時間の何倍もの時間が必要だ。

操作画面
アプリケーションを起動すると、上部左に素材と、右にエンコード後の画面を同時に表示できる。
左下に素材となるファイルを選択し、出力先を指定するエリアがある。
取り込めるファイル形式はMPEG-1、 MPEG-2,MPEG-4、AVI,QuickTimeと幅広い。
下部中央にはエンコード設定値を記憶し整理できる。
試しに基準となるパラメータをセットしたものを選ぶが、追い込んでいったとき、経験値を蓄積できるので便利だ。
下部右で細かなパラメータを追い込むことが出来る。
エンコードの品質を最大限に上げたいとき必要となる部分で、はじめに従来のMPEG-4と、H.264を切り替えて選択することになる。
注意しておきたいのは、H.264は処理方式が変わるために旧来のMPEG-4と互換性は無いことだ。

さて、実際のエンコード作業を行ってみよう。
エンコードタイプでH.264を選択すると、その下の設定項目が表示される。
H.264のクォリティを最大限にあげたい時にデフォルトの推奨値があるので、初めてのユーザーでも迷う事は無い。
一般的に、平均にはこれくらいのパラメータはセットしておくと一番クォリティは良くなるだろうと設定しているメーカー奨励プリセットだ。
セットアップファイルの中でファーストというのは、エンコード時間が早くて、そこそこのデーターが得られる設定だ。
実際には、これらプリセットの値を決めているメーカー奨励のものだけでなく、ユーザーが設定したパラメータを記憶させることが重要だ。
中央下のにフロッピーマークとディレクトリがあるので、必要な作業分類に応じたセットアップファイルを自分で作って素材に応じた設定値を保存しておくことができる。

設定値の意味
EES(envivio Encoding Station)のH.264バージョンは、H.264/MPEG-4AVCと、他にはスタンダードMPEG-4ファイルが作成できる。
AVCとは、envivio独自のアドバンスドビデオコーデックのこと。
初期設定の組み合わせは、AVCのある無しと、MPEG-4か、H.264にするかどうかを選ぶだけだ。

MPEG-4 とH.264はエンコードのしかたが違う。
従来型との互換性がないため、どちらの形にするか選ぶ必要がある。
MPEG-4はエンビビオではシンプルプロファイルと、アドバンスドシンプルプロファイルの選択になる。
さらにH.264は、その先のいろいろな項目が変わってくる。
その項目が、それぞれのアルゴリズムに応じた設定が出来るわけだ。

さて、出来上がったファイルの品質は、どうだろうか。
同じソフトでMPEG-4と比較してH.264のファイルは明らかに綺麗な映像だ。
1Mの帯域でDVDと同等品質をめざすH.264だけに、一度使い始めると戻れない魅力を感じる。現在はソフトでコードのみの対応で、CPUパワーも相当に要求されるが、専用のデコーダーチップが近いうちに登場すればSTBなどのシステムに有効だ。
次世代のフォーマットとして注目されるH.264は、映像ビジネスのマスターメディアとなれるのか?今後の動向に目が離せない。

 

セットトップボックスというと、ケーブルテレビや、有線放送などの事業者から貸し出されるハードウェアというイメージがあるが、この「MediaWiz(メディアウィズ)」は個人のビデオライブラリをパソコンで作り、リビングのテレビで鑑賞することができる。
DVDなどに匹敵するMPEG 高ビットレートデータの再生にも対応した優れもので、家庭内のLANを利用するホームネットワーク型マルチメディアプレーヤーといえる。
「MediaWiz」は、 PC 側はバンドルされるビデオサーバーソフトで、動画データを加工せずにオンデマンド配信できる機能を提供してくれる。しかもMediaWiz 側でSigma Designs社製デコーダチップEM855x 搭載しているので、ハードウェアデコードの能力が生かされ、配信するPC の負荷を軽減することができる。

株式会社バーテックスリンクは、Pentium III 500Mz クラスのCPU を搭載したロースペックのPC を家庭用ビデオサーバとして機能させ、DivX やMPEG-2 をはじめとする動画データを再生し、TV画面で楽しむことができるマルチメディアプレーヤー「MediaWiz(メディアウィズ)」の出荷を7 月中旬から開始することを発表した。
「MediaWiz」は、PC のハードディスクに格納されたデジタルデータをLAN 経由で家庭用TV の画面に出力する新しいタイプのマルチメディア製品だ。
「MediaWiz」は、MPEGデコーダチップのデファクトスタンダードとして世界的に定評がある米国Sigma Designs社製デコーダチップ「EM855x」を搭載した専用ボードを内蔵している。

サーバーソフトも併せて2万円前半の思い切った低価格設定で、個人でも趣味で導入可能な新分野を狙っている。

「MediaWiz」は、米国Sigma Designs社(以下Sigma Designs社)が開発したデコーダチップ「EM855x」を搭載している。「EM855x」は、MPEG1,2に加えてDivX やMPEG-4をはじめとする各種動画データに対応。
MPEGデータのハードウェアによる高速で高画質な再生が可能となるため、MPEGのデータ処理を担っていたPCの負担を軽減する。これにより、高ビットレートのMPEGファイルの再生、各種Windows OSにも対応、Pentium III 500MzのCPUでの動作を実現している。

現在PC デジタル市場で盛んに使用されているDivXやMPEG 等のエンコーダで生成された動画データは通常PC モニタに出力するか、PC とTV をビデオケーブルで接続し、PC 側で動画処理等の基本操作を行いTV 画面に出力する方法が採られている。
また、一般にDivXやMPEG などの画像データは容量が大きいため、使用するPC は動画処理のためハイスペックが要求されてた。
「MediaWiz」は本来、ハイスペックのPC でなければ行えなかった動画処理を、ネットワークにつながれたデコーダチップ「EM855x」を介し処理することで、ロースペックのPC でも再生を可能とした画期的な製品だ。

Sigma Designs社のチップは、アメリカでは衛星のダウンロードサービスを利用した多量のファーストフード店舗への映像サービスとして、低価格セットトップボックスに搭載されコンテンツ配信する大規模システムの実績がある。

Sigma Designs 社は、画像圧縮の国際規格「MPEG」対応のパソコン用再生カードをはじめとするマルチメディア製品を製造する米国のメーカーだ。
世界初のパソコン用MPEG-1 再生カード「REALmagic」の開発や、米国のMPEG標準化団体OM-1 において標準API(アプリケーションプログラムインターフェース)として採用されたAPI を策定するなど、常にマルチメディア業界をリードしてきている。
同社の「REALmagic」は、現在米国のMPEG 再生カード市場において推定60%以上のシェアをもっている。

「MediaWiz」の基本操作はリモコンで簡単に行える。設定方法は非常に簡単で、「MediaWiz」を家庭内のネットワークに接続したPC に専用ソフトをインストールするだけで、ビデオサーバとして認識される。
ビデオサーバは複数台の設定も可能で、ユーザーはPC 内の指定したフォルダの中の動画データや音楽データを選択するだけで再生することができる。

その他の特徴として、デジタルカメラで撮影したフォトデータの表示、オーディオデータの再生などの機能もある。
フォトデータのスライドショー表示ではオーディオデータと関連づけでBGM設定が可能で、また逆に、オーディオデータにフォトデータを関連づけしてスライド表示することもできる。

「MediaWiz」のインターフェース仕様はDVI 端子、S/PDIF 端子も搭載されており、480p,720p,1080iのHDTV出力にも対応している。
また、無線LANカード専用のPCMCIA Cardスロット(IEEE802.11b準拠)も搭載されているので、リビングでLANケーブルの引き回しを嫌うユーザーにも最適だ。


ビデオデータメニュー
MPEG、DivX などの各種ビデオデータの再生が楽しめます。
フォトデータメニュー
デジタルカメラで撮影したJPEG データなどがス
ライドショーで楽しめます。オーディオデータと関連づけでBGM設定もできます。
オーディオデータメニュー
MP3 データの再生が楽しめます。フォトデータと関連づけでスライドショー設定もできます。

★★製品の特長★★

●ハードディスク内に蓄積された様々なデジタルデータをLAN経由でTV出力
●MPEG、DivXデータのハードウェア再生
●ハードウェアデコードチップ搭載(Sigma Designs EM855x)
●BGM設定も可能なフォトデータのスライドショー
●無線LANカード対応(PCMCIA Cardスロット IEEE802.11b)
●HDTV出力対応(480p/720p/1080i)
●DVI出力、S/PDIFデジタルオーディオ出力搭載
●ファームウェアアップデート機能(インターネット環境必須)

★★製品の仕様★★

■PC環境要求仕様
● Intel Pentium III 500MHz以上のCPU
● Microsoft Windows 98SE/Me/2000/XP ※ 使用OSによりサービスパックが必要
● Ethernetポート(10BASE-T/100BASE-T)
● 128MB以上のメモリ(256MB以上推奨)
● ハードディスクに最低50MBの空き容量 ※ デジタルデータの容量は別途
● CD-ROMドライブ ※ PCアプリケーションのインストールおよびマニュアル参照時必要
● インターネット環境(ADSL/CATV/FTTH)※
※ アナログモデムおよびTA接続のインターネット環境の場合、ファームウェアのアップデートが行えません。 このような環境でご使用のユーザー様に対して、弊社サポートセンターにてファームウェアの有償アップデートサービスも行っております。

■製品型番: MW855X ■JAN : 4957320521066
■デジタルデータ対応フォーマット
【ビデオデータ】
・MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4、DivXTM(Version 4.02 以上)、Xvid、MOV、RMP4、AVI
対応ビットレート:有線LAN環境最大8Mbps 程度、無線LAN 環境最大3.5Mbps 程度
※ 対応ビットレートはご使用のLAN 環境により異なります。
※ MPEG1,2,4 の場合、エンコード時のアプリケーションにより再生できない場合があります。
【オーディオデータ】
・MPEG Audio Layer 1/2、MP3、OGG、AC3
【フォトデータ】
・JPEG、Bitmap、GIF、Animated GIF、PNG
■インターフェース仕様
【ビデオ出力】
ビデオ(RCA 端子)、S ビデオ※、コンポーネント(プログレッシブ出力対応)、DVI
※ S2 規格には非対応です。
【オーディオ出力】
アナログステレオ(RCA 端子)、S/PDIF(光端子、RCA 端子)
【LAN】
Ethernet ポート(10BASE-T/100BASE-T)
PCMCIA Card スロット(IEEE802.11b 準拠の無線LAN カードのみ対応)※
※ 動作確認済み無線LAN カード:メルコ社製WLI-PCM-L11GP、WLI-PCM-L11G etc.
その他の確認済みカードの情報はホームページにて随時更新していきます。

■パッケージ内容
MediaWiz 本体
リモートコントローラ
AC アダプタ
CD-ROM
・PC サーバーアプリケーション
・日本語ユーザーズガイド(PDF)
ケーブル
・AV ケーブル(Video、Stereo Audio) x 1
・LANケーブル(ストレート) x 1
クイックスタート・ガイド(簡易マニュアル)
ユーザー登録はがき&保証書

■本体サイズ: 257mm(W) x 175mm(D) x 38mm(H)
■本体重量: 990g
実際に販売が開始されれば、ぜひ手に入れたい一品だ。

ブロードバンドが騒がれる以前から、多くの自治体や企業内ネットワークで利用されているビデオサーバーがある。
InfoValue社の提供する『 QuickVideo 』ストリーミングソフトウェアは、金融情勢ニュース配信大手『 BloombregファイナンシャルTV 』をはじめ数々の大手企業に導入実績のある国際標準規格MPEGの全てに対応した動画配信ソフトウェアだ。
従来からMPEGを利用するオープンシステムのサーバーとして定評のあるソリューションだが、圧縮技術の進歩と、回線大域の拡大がイントラ市場から、ブロードバンド市場へと守備範囲を拡大している。


簡単にラインナップを紹介しよう。

【ビデオ・オンデマンド】QuickVideo OnDemand

【ビデオ・ライブ・マルチキャスト】QuickVideo Multicast

【コンテンツデリバリ】QuickVideo Distributed Cashe

【ビデオアーカイブ管理】QuickVideo Archive with ClipCreator

【ビデオプレイヤー】QuickVideo Embedded Player

ビデオ配信について必要なソリューションがシームレスに用意されている。
この各ソリューションについては順次機会があれば紹介したいと思う。
今回はビデオ記録環境を提供する【ビデオ・オンデマンド】QuickVideo OnDemandを使用してみよう。
再生には【ビデオプレイヤー】QuickVideo Embedded Playerを利用する。

スループット性能はシングルCPUですら950Mbps以上を可能にするので、事実上ギガイーサネットを全開でサポート可能だ。
拡張性でもCDNなどのキャッシュサーバーが用意されているので、大規模な映像配信も可能にするスケーラビリティを提供している。

サーバーソフトのインストールは、インストーラーのダブルクリックで簡単に終了する。
ライセンスは実機に合わせてそのつど発行される。
重要なのはビデオ素材を蓄積するディレクトリをサーバーソフトに設定するのではなく、OSで共有設定をすることで定義していることだ。必要なディレクトリを共有しよう。
ビデオサーバーによっては性能にこだわるばかりに、専用のフォーマットでデバイスを占領してしまうこともあるので、OSで利用できるフォーマットの中でビデオファイルの管理できるオープンな環境は歓迎される。

さっそくMPEG素材を用意しよう。

従来のビデオサーバーの常識では、ストリーミングに使用するMPEG素材としてTS(トランスファー・ストリーム)を必要としてきたが、QuickVideoの便利なところはTSだけでなく、PS(プログラム・ストリーム)の素材も利用できるところだ。
つまり、DVDなどで使用するフォーマットのMPEG2から簡単に素材が準備できるのだ。
QuickVideoの便利さを思い知るのはこれからだ。
なんと、記録として保存してあるDVDを元に、さらにDivXなどで圧縮した素材を利用することもできるのだ。
DivXはフリーで利用できる高品質圧縮コーデック(MPEG-4に近い)としてDVDのリッピングなどで「ダーティー」なイメージが先行しているが、それは利用者の問題で、高機能なコーデックとして評価に値する。
DivXを利用することでネットワーク配信に適切な2~3Mbpsの帯域で、MPEG-2では5~7Mbpsでないと不可能だった高品質な映像を利用することが可能になったのだ。

素材が置かれたらクライアントマシンから呼び出してみよう。
再生で利用する【ビデオプレイヤー】QuickVideo Embedded Playerは、文字通りWebブラウザーの中でオブジェクトとして埋め込まれて利用するようになっている。
DivXを使用する場合はクライアントマシンにも、あらかじめDivXコーデックをインストールしておこう。

簡単なhtmlファイルをテキストエディターで加工すれば実験用の呼び出しファイルは完成する。
このあたりはWMVやRealのエンベッドを利用できる方なら簡単に作成できる範囲だ。

サーバーのIPアドレスと、素材を置いてあるディレクトリのパスを加えて呼び出せば、あっけなく映像が表示される。パラメータで最初にフル画面表示にするか、埋め込み表示にするかを事前に決めておくことが出来る。もちろんいつでも好きなときに画面サイズは変えることが出来る。

ここで比較したいのはローカル環境で再生するDVDコンテンツの映像だ。
恐ろしいことにネットワークを介して送られてくる映像が、フルスクリーンでスムースに再生され、ローカルのコンテンツと殆ど差がない点だ。社内や、学内での利用なら十分にビデオ放送の変わりに利用することが出来る。
2Mbpsほどの帯域ならブロードバンドでも可能な世界だ。

実際に台湾の国会中継や、ロッキードマーチン社の米国空軍での利用事例などでも、フルスクリーンでの画質と、オープンシステムが高く評価されての導入と考えられる。

今回の試用は、InfoValue社の提供する『 QuickVideo 』ストリーミングソフトウェアを利用したソリューションとして、弊社が開発するメタデータ自動登録システム(i-Topic)の映像部分を大画面で運用するために評価した。
同時にWindowsMediaServerと共存させ、PDAなどの手のひらで持ち歩けるワイヤレス・ユビキタス・ソリューションと、LANでのフルスクリーン再生可能なシステムを組み合わせたオープンなシステムが構築でき、拡張性には非常にありがたかった。
特にフレーム単位で動画のアドレスを指定して再生する機能は、プロダクトによってかなり面倒な儀式が必要になるケースがあったり、ファイル単位の呼び出ししか対応できないサーバーもあったりするので、サーバー選択には使用目的を良く考える必要があるだろう。

ビデオサーバーを利用するようになると、配信するビデオコンテンツが少ない場合は、簡単なディレクトリ方式のメニューからでも映像を探し出せる。
しかし増え続けるコンテンツや、内容からの検索を望む場合は、データベースを介して上手に検索できないとまったく機能しない。
データベースを活用できるようにするためには、多くのメタデータを入力しておく必要がある。
このメタデータを入力する手間を大幅に省いたシステムが前序の(i-Topic)である。
多くの映像素材が増え始める兆しがある学校などのシステムに最適なソリューションとして、東京大學にも導入されている。

ブロードバンドコンテンツが、テレビなどの再利用素材だけではつまらない。
こんな思いを感じている方は多いと思う。
2003年3月29日から4月10日まで開催される「RoofTop」とは、そんな思いに、新しい提案を投げかけてくれる。
インターネット関連サービス「So-Net」を展開するソニーコミュニケーションネットワーク株式会社(SCN)では、「ブロードバンドシアター」を、新しい発想と、新しいシステムで展開することになった。その第一弾の演目が「RoofTop」なのだ。
ブロードバンドシアターとは、インターネット上で提供することを前提としたメッセージ性の高いオリジナル作品、Live、イベントをワールドワイドの市場を意識してプロデュースし、実際の劇場(リアルシアター)と、インターネットに高速接続されたユーザーに対して、高品質の演劇映像(バーチャルシアター)を同時配信するものだ。

ライブステージ
ブロードバンドシアターの第1弾になる「RoofTop」は、リアルシアターとして東京銀座のSONYビル8階にある「SOMIDOホール」からスタートする。
主演は舞台やTVで活躍する「山本耕史」と「壌晴彦」、そして「高木りな」が人間ドラマを展開する。「関聡太郎」演出・脚本・原案による劇空間がバーチャルシアターにどのように映るかがたのしみだ。

バーチャルステージのシステム「空間映像メディア」
複数のカメラで撮影されるステージに加えて、変わったカメラがステージ中央に登場する。
舞台撮影の目玉は、ソニーが開発した360度カメラ「フォースビュー」を利用することだろう。
8台のカメラが逆8角錐のミラーを介して撮像し、画像処理を経てシームレスな360度映像をリアルタイムで得ることができる。


プレイステーション2用で発売されたミュージックビジュアルソフトで有名になった全方位カメラなので、ご存知の方も多いだろう。マルチアングルや、インターラクティブなバーチャルリアリティ映像の制作が可能で、放送やスポーツ映像などにも利用され始めている。


視聴者がまるでプレーヤーと同じ空間に参加できるような特殊な演出が可能だ。

選択映像の演出
「RoofTop」専用のビューデザインはコンピュータの中で、RealOnePlayerや、QuickTimePlayerなどの映像再生プレーヤーの画面だけで完結するものだ。
画面の中は、センターのステージと、右側に縦に並ぶサムネールで構成される。
センターステージはサムネールをクリックするだけでズームアニメーションする。
音声は途切れることなくシームレスにマルチカメラの切り替えを行うことができる。


サムネール画像の内容を紹介しよう。

Main Visual(画像内、右側一番上のウィンドウ)
複数のカメラからのベストショットを選別した映像(ディレクターズカット)が入る。

HandtCam1(画像内、右側上から2番目のウィンドウ)
舞台上の出演者をとらえた映像が入る。

HandyCam2(画像内、右側上から3番目のウィンドウ)
舞台上の出演者をとらえた映像が入る。

Wide Visual(画像内、右側上から4番目のウィンドウ)
舞台全体が見渡せる映像が入る。

Fourth View(画像内、右側一番下のウィンドウ)
舞台から観客まで360度すべてが見渡せる帯状の映像が入る。

2回目以降のバーチャルシアターではFourth Viewのコントロールもキーボードから可能にして、舞台上の好きな角度で観劇することができる予定だ。

視聴者がクリックする必要のある操作には「マルチメディアソフト」の感があるが、ライブ感を、いかに伝達できるかが重要な要素となろう。

重要なMPEG-4の機能
一つの動画ウィンドウの中で複数の動画を保持し、ユーザーの選択によってサイズを変えることができるのも、オブジェクトとして情報を管理するMPEG-4ならではの機能だ。
従来では複数の映像を切り替える場合、複数のストリームとしてバラバラに配信され、切り替えるたびにセッションを張りなおすのでタイムラグが生じ、シームレスな切り替えを望むことは困難だった。SMILなどで操作しての限界は演出的には厳しいものがあるかもしれない。
envivio社のMPEG-4ソリューションは、リアルタイムエンコーダーから出力されたMPEG-4を、オーサリングツールでオブジェクト単位に自由な大きさで複数配置することができる。
しかも視聴者の好みのタイミングで、映像の大きさや位置の変更を可能にすることができるのだ。演出手法は手探りの状態だが、面白い時代になったものだ。
視聴者の準備することは、RealOnePlayerや、QuickTimePlayerなどにenvivioTVのプラグイン(無償)をインストールすることだけだ。

カメラごとに使用する「envivioライブ・エンコーダー」では、カメラや、VTRといったビデオソースを、リアルタイムにMPEG-4のファイルとしてネットワークに対してマルチキャスト、ユニキャストで配信することもできる。
実際、2Mbpsのクオリティーで、フルD1の解像度までサポートできるので、DVDのクオリティー程度であれば、リアルタイムでMPEG-4に変換して配信までできる。

インターラクティブな画面をオーサリングする「envivioブロードキャスト・スタジオ」は、高機能MPEG-4オーサリングのツールだ。
ビデオ以外にさまざまな静止画像、テキストとか、アクションをつけたフラッシュ・コンテンツを利用し、インターラクティブMPEG-4が作成できる。

オーサリング情報と、複数カメラストリームを送出する「envivioストリーミングサーバー」は、配信用のサーバーとして、MPEG-4のファイルを格納して、クライアントからの要求に応じて、同時に500ストリームまで配信できるという。
現状、対応OSは、WindowsとLinuxをサポートしている。
http://www.ftt.co.jp/envivio/

ビジネスモデル
全18開演の舞台、120席のリアルシアターでの入場収入¥5,000と、限定100人のオンライン・バーチャルシアター¥1,050から得られる¥705,000×18=¥12,690,000を目指す。
バーチャルシアターのチケットは、So-Netのオンライン販売のみで行う。
成功してほしいものだ。

視聴にはブロードバンド接続でSo-Netと1.5Mの帯域が確保できることが必要になる。
さらに、コンピュータのCPUもペンティアム4で1.7Ghz以上の性能が必要だ。
自分の環境を事前に確認をしておく必要があるだろう。
http://www.so-net.ne.jp/bbtheater/

 


☆ リアルタイムエンコーダーの魅力

ストリーミングイベントや、ブロードバンド対応サイトが充実して、エンコードも多量かつ高品質のクリップを、迅速に要求される時代になってきた。
従来のソフトエンコードだけで仕事が回しきれなくなったり、画質に満足しなくなったら、専用エンコーダーの出番だ。
リアルタイムエンコーダーを使い始めたら、もう戻れない。

☆ 両製品の概略とターゲット用途について
ストリーミングデータを効率よく作り出すための道具として、リアルタイムでエンコードが行える「Digital Rapids社StreamZ*」と、「WinNov社XStreamEngine BroadCaster」は、「PINNACLE社のStreamFactry」で埋め尽くされていたリアルタイムエンコーダーの市場を、にわかに活性化してきた。両社の違いはエンコード作業の現場特性に合わせたチューニングが施されているところだ。
よく、ハードエンコーダーと誤解されるリアルタイムエンコーダーだが、正確にはエンコード作業はCPUで行うソフトエンコードである。
MPEG-1やMPEG-2のように専用エンコードチップを搭載したボードのような製品は、技術的な仕様が固定化しているからこそ可能だ。現在のストリーミングで多く利用されるRealVideoや、WindowsMediaは、数ヵ月毎に大きな進歩をとげ、バージョンアップが繰り返される。そこへ専用ハードを開発したら、多大な開発コストを回収する前に陳腐化してしまうだろう。
では、いったいリアルタイムエンコーダーは、なにが特化しているのだろうか。それは、エンコード作業へデータを渡すまでのプリプロセスと呼ばれる前処理を高度化しているのだ。
ストリーミングビデオで舞台となるパソコン画面ではプログレッシブで表示を行っている。また、NTSCを表示するテレビ画面はインターレスで表示している。走査方式の違いは、動きの激しい画像では顕著に現れる。
そのインターレス画面をプログレッシブ化する工程で、専用ハードの能力が大きく関わっているのだ。
また、フィルム素材のようなテレシネ作業で秒間24コマを30コマへ増やした素材などもエンコードには悪影響がある。これも綺麗に処理しておく必要がある。詳しくはエンコード作業の中で紹介していこう。
では、エンコード現場の特徴を考えてみよう。
ストリーミングデータの作り方では、大きく分けて、ライブ配信のために現場で行うエンコードと、オンデマンド配信のためにスタジオなどでファイルを作成する作業に分類される。
それぞれの作業で求められる特性を考えてみよう。

☆ WinNov社のXStreamEngine BroadCasterは、ライブ配信に特化している。
ライブ配信では、高品質な映像をつくれて当たり前の上に、安定性と、柔軟な操作性が求められる。現場では何が起こるか分からないからだ。
特に臨時回線で作業することの多いライブの現場では、エンコーダーとサーバーとの間で、何らかの回線不調があると簡単にプッシュ型のエンコーダーは止まってしまう。
多くの視聴者を期待するイベントでは、複数のサーバーへ同時に接続しているケースが多いので、止まったセッションを個別に対処したいものだ。
操作画面で状況を一望できるデザインは、WinNov社のXStreamEngine BroadCasterが見やすく考えられている。さらに、ビデオ入力信号を4枚のボードで、それぞれに受け持つため、トラブルが起きたときに接続を切り離して対処できるなど安心な面が多い。
エンコード後の画像確認や、レベルインジケータが見やすく表示されたり、動作中のパラメータ微調整などが可能であることも現場では重宝される。

☆ 一方、Digital Rapids社のStreamZ*は、ライブだけでなくオンデマンドファイルを作りこむのにも適している。
デッキコントロールは、同一クリップを何度も必要とする場合や、正確な再現性を要求される仕事にはうってつけだ。
StreamZ*の各パラメータはXML形式のファイルで管理されているため、拡張性が多彩に考えられる。SDK(開発キット)でも、自動化をしやすい配慮が感じられる。
CPUの能力が上がるとエンコード能力が上げられるので、陳腐化が防げる。
多彩なフォーマットへも対応する幅の広さも魅力のひとつだ。
☆ リアルタイムエンコーダーの実際
今回の検証ではWindowsMedia9のエンコードで設定作業を見てみよう。
基本的な手順は、ソース設定 、プロファイル設定 、エンコードとなる。
Windows Media 9 は、日本では2003年1月29日に正式なリリースが始まったばかりの最新コーデックだ。

☆ エンコードの準備
Windows Media9を使用してリアルタイムでエンコードする場合は、高速な CPU が必要だ。特に 640x480 サイズのコンテンツをエンコードするには、マイクロソフト社では、4CPU のシステムが推奨となっている。
ちなみに今回検証したシステムは、以下のとおりだ。
時期によって必ずしも同一のシステムとはならないので、あくまでも参考としていただきたい。

Digital Rapids社StreamZ*
OS Name Microsoft Windows XP Professional(Japan)
System Type X86-based PC
Processor x86 Family 15 Model 2 Stepping 4 GenuineIntel 2.80B Ghz
Processor x86 Family 15 Model 2 Stepping 4 GenuineIntel 2.80B Ghz
Total Memory 1GB(ECC)
HDD 18GB Ultra320(1500rpm) SCSIx2

WinNov社 XStreamEngine BroadCaster
OS Name Microsoft Windows 2000 Professional(English)
System Type X86-based PC
Processor x86 Family 15 Model 2 Stepping 4 GenuineIntel ~1983 Mhz
Processor x86 Family 15 Model 2 Stepping 4 GenuineIntel ~1983 Mhz
Total Memory 261,612 KB
HDD Ultra ATA 38GB

CPUには多少WinNovにハンディがあった。
ただし、リアルタイムに処理する作業は遜色のない状態だ。

☆ リアルタイムでエンコードする場合、CPU 使用率が 80 % を超えないようモニターする必要がある。

1本のストリームで最大の情報量を与えたエンコードは、WinNovでは3MBbps以上の設定はできないようになっている。StreamZ*では5Mbpsまで走らせることができた。
また、同時に処理できるエンコード本数は、WinNovでは4本の設定が可能だ。StreamZ*ではCPUの許す限り何本でも実行することができる。
同時に扱える入力ソースは、WinNovでは4入力を同時にCPUの許す限り処理できる。StreamZ*では2入力の選択とメディアファイルからのトランスコードをCPUの許す限り複数行うことができる。

☆ どの場合でもCPUの負荷率は80%を超えないように注意しないと、コマ落ち、音のひずみなどの原因になるため、神経を使う。
さらに、オーディオレベルも確認する。録音レベルが適切でないと、ノイズが発生したり、最適な品質が得られなかったりするからだ。
事前にテスト的にエンコードして、クライアントでの再生具合をチェックし、ソースのエンコード音量を調整しておくことが肝要だ。映像の調整に関しては、ノイズカットのセッティングやカラーコレクターの値などは一度設定したら通常はいちいちリアルタイムに調整する必要がないのであまり問題ないが、音の場合は、変化に合わせてリアルタイムにある程度調整をおこなうファクターが多いので、この点は今後どのような形でLIVEでのオペレートを行うのか検討する必要がある。

☆ 音声のエフェクトといっても、リアルタイム性が必要なものと、そうでもないものに分かれるが、やはり音量のレベルはダイナミクスコントロールを行う必要性が高い。
エンコーダー搭載の機能としてダイナミクスコントロール用のエフェクトにも重点がおかれるが、自然界におけるダイナミックレンジの広さを考えれば、何らかの形でこのダイナミクスを制御しないことには、音声を有効に記録することは出来ない。ミキサーを用いたレベルコントロールの他に、従来からの手法で、リミッターやコンプレッサー、最近ではマルチバンドコンプレッサーやピークリミッター等にパラメトリック・イコライザーなどを組み合わせて用いることで、より自然に聞こえるような形でダイナミクスのコントロール方法が発達してきた。

☆ 近年、発達してきたエフェクターに複合的なダイナミックプロセッサーがある。コンプレッサー・リミッター・レベラー等バランス良くプログラムしたエフェクターで、録音の手前の最終段や、送出の手前の最終段にインサートすることで、効果的にダイナミクスをコントロールできるエフェクターだ。主にマスタリングに使うので、マスタリングプロセッサー等と呼ばれているようなダイナミクスコントローラーが有効なのだ。ダイナミクスコントローラーをエンコーダーの手前にインサートして、過大入力やレベルの低下を防ぎ、より良い状態のエンコードデータが生成されるようにする必要があるのだ。
またエンコーダー自体の処理の負荷を分散させるような構成での機器のセッティングが今後の負荷の多いブロードバンドLIVEエンコードを考える上で重要な要素になっていくのだ。
ライブエンコードの場合そのソースが声であろうと音楽であろうと、マイクロフォンからの信号のエンコードが主な用途になってくるが、人間の声は録音や伝送するのにもっとも困難な題材の一つだ。レベルを一定に保ち、なおかつ明瞭な音声を提供するのはとてもテクニックのいる作業だ。声のレベルの変化に応じて、一定のレベルを保つように自動的にエフェクトして出力してくれるダイナミクスコントローラーが有効なのだ。
この調整は、codec の選択よりも重要で、品質向上に効果的だ。

☆ キャプチャ済みのメディアファイルを変換する場合には、リアルタイムではないため、CPU スピードに合わせてエンコーディングプロセスが進むので、特別に高速な CPU は必要ない。エンコードにかかる時間が長くなるだけだ。
同じ素材を何度も利用する場合や、高品質エンコードを行う場合には、非圧縮AVIなどのファイルでプリプロセスをしっかり掛けて、後にエンコードプロジェクトを複数同時に行うこともコマ落ちを防ぐ安心なやり方だ。
また、事前に AVI ファイルにキャプチャしておくと、エンコーダがリアルタイムでエンコードする必要が無いので本来の画質を保つことができる。AVIファイルは編集が容易になり、複数の同一コンテンツの制作も容易だ。
また、高品質なAVI にキャプチャする場合はバススピードに負荷がかかるので、高速な Disk アクセスが必要になる。ハードディスクはデフラグを行い、このボリュームをネットワーク接続やファイル共有しないようにしておくことも重要だ。手作りでエンコーダーを用意する場合などは、キャプチャカードと SCSI カードの DMI バッファでの衝突には十分注意することが必要になる。Dual PCI Busシステムを利用するようにマザーボードの選択も慎重にしておこう。 このあたりはノンリニア編集システムに通じるところが多い。

☆ リアルタイムではないが、StreamZ*ではWindows Media、2pass encoding や VBR (可変ビットレート) の設定が簡単にGUIで行えるのもありがたい。
2 パスエンコーディングでは、ビデオのエンコードプロセスを2回実施し、1 回目では場面の性質によって、ビットレート、フレームレート、バッファサイズの最適な組み合わせを探し、2 回目で実際のエンコードをする。このため通常の 2 倍の時間がかかるが、品質の向上に役立つ。
VBR (可変ビットレート) エンコードは、画質に合わせて使用するビットレートを変動させることができ、ファイル総量を節約し、結果的に高画質となる。しかし、帯域が可変するような特性のため、ストリーミングサービスには向かないので、ローカル再生を目的としたディスクコンテンツの制作時に利用することが有効だ。

☆ 高ビットレートなコンテンツを制作する場合配慮しなければならないポイントは、再生クライアントの負荷だ。 320 x 240 のコンテンツを表示させるには 300 MHz 以上の CPU、640x480 や、320 x 240x 60 fps では 700 MHz 以上の CPU を搭載したクライアントが必要になる。 1 Mbps を超える高ビットレートコンテンツの場合には、敢えて最新でない CODEC-WindowsMedia 7 CODEC を使用することで、多少クライアントの再生負荷を軽減することもできる。(画質は損する)

☆ エンコード素材
プリプロセスが重要な理由と同様に、エンコードでの圧縮を有効に機能させるためには素材も、放送品質のものを用意する必要がある。DV-Cam、DVC-Pro、BetaCamSP または Digital Betacam などの放送品質のテープ形式を使用することがジッターを防ぎ、無駄な圧縮ノイズを発生させることなくエンコードが可能になる。miniDV や、S-Videoのような、より低級なコンシューマ形式を使用しなければならない場合は、TimeBase Corrector (TBC)を備えた業務用再生デッキを使用しよう。ノイズと映像のぶれ(ジッター)を抑えることが、低データ レートに負けない品質の圧縮ビデオを制作する鍵となる。
今回の検証はSDI (CCIR-601) - デジタル信号のまますべての作業を行った。

☆ キャプチャ方式の指定
キャプチャカードの設定で、ピクセルフォーマットを確認する。
RGB は、ファイルは大きくなり、バスの負荷もあがる。 YUV は、多くのバリエーションがあり、YUY2 は最高品質を実現する。リアルタイムエンコードの時は、デフォルトにするか、YUV ベースのフォーマットにする。

☆ ソース設定
より高品質なエンコードをするには、まずソースのタイプに応じたキャプチャ手順を考慮する必要がある。ソースファイルの形式によって、最適なフレームレート、画面サイズ、処理手順が変わってくるからだ。
NTSC の場合は、ソースが 30 fps でかつ インターレース化されている。そこで、まずプログレッシブ化 ( ノンインターレース化 ) をし、30 fps か 60 fps で出力する。帯域幅に制限がある場合は、30 の半分の 15fps にする。重要なのはプリプロセッサーの機能と、ソフトエンコーダーの機能をダブルで使用しないように注意することだ。きちんとプリプロセス出来ている素材なら、まったくフィルターの必要なくエンコードを行える。
ノンインターレース化とは、NTSC 向けにインターレース化されたコンテンツをプログレッシブ化する処理だ。
インターレース化されたコンテンツは、奇数フィールドのみのフレームと偶数フィールドのみのフレームのセットを表示し、2 フレームで1セットの画像を完成させるようになっている。
これにより、ちらつきが解消し、早い移動物などの表示が有利になる。また圧縮にも有利だ。

☆ Film コンテンツの場合は、ソースは 24 fps から 30 fps に変更されており(テレシネ)、また画面サイズは PC ディスプレイと同一ではない。逆テレシネ 処理をし、上下の黒い部分を省くようクロップ設定する。そのままにしておくと、上下の黒い部分も帯域幅を消費するからだ。
こちらのフレームレートは、24 を基数として計算する。
PAL の場合は ソースと同じ 25 fps にする。この時フレームレートは、25 を基数として計算しよう。この場合もプリプロセッサーの機能と、ソフトエンコーダーの機能をダブルで使用しないように注意することだ。
ビデオのトリミング 映画コンテンツの場合には、画面サイズを調整する必要がある。
ここで、上下の切り詰めるべき空間を設定するが、その際、必ず8 ピクセルの倍数となるように設定する。また、通常の4:3素材の場合でも、上下左右の端にノイズがのっている場合があるので、その場合も必要量をトリミングする。
また、60 フィールドのデータをリサンプリング化することで、 60 fps のコンテンツに変換することもできる。60 fps にする場合、300 Kbps 以上の帯域幅が必要だ。
テレシネとは、映画用フィルムコンテンツを TV (NTSC) 向けにコンバートする処理のことだ。
24 fps を 30 fps に変更し、インターレース化している。
ということは、元がフィルムのコンテンツは、みな 30 fps に増幅され、インターレス処理されているということだ。

☆ そこで、逆テレシネ (Inverse Telecine) という機能を利用する。
このプロセスでは、テレシネ処理で水増しされたデータを除去し、ノンインターレース化する。
これにより、より圧縮に適した形になり、インターレースの問題も除去される。ただし、テレシネ処理後に編集されていると、正しく逆テレシネできないことがある。またこの処理をおこなうと、CPU使用率が10 - 25 % 上がる。この処理をハードウェアでおこなう今回のシステムは、CPUの負荷は軽減され、高品質だが、システム価格はそれなりになる。これをソフトウェアだけで処理すると、安価なシステムを実現できるが、時間と品質が損なわれる。

☆ プロファイル設定
プロファイルは自由なカスタマイズが可能だ。プロファイルは、拡張子.PRX のXMLファイルに保存することもできる。
WinNovでは専用のGUIから簡単な数値入力で設定を行う。

☆ マルチビットレートでは、10 までの複数の帯域を選択しての指定にすることができる。
これを Windows Media Server から配信することで インテリジェントストリーミングが可能だが、 CPU 負荷 及び ファイルの容量は大きくなる。
「指定帯域幅より実際の帯域幅の方が大きい」といった場合には、間違えてマルチビットレートの指定をしている場合があるので確認しておこう。また、配信対象 新規作成時の最大ビットレートの値は、実帯域幅ではない。たとえば 500Kbps の指定をした場合、実ビットレートは 509Kbps になる。メディアビットレートを 500 Kbps に設定したことになるので、実ビットレートである効果的なビットレートは 509 Kbpsになる。実ビットレートを 500 Kbps にしたい場合は、効果的なビットレートが 500 Kbps になるよう、メディアビットレートを微調整する。(この場合 491 Kbps)
ここで、上記トリミング で画面サイズを変更している場合は、変更後の画面サイズを指定する。

☆ バッファ量を大きくすることで、コンテンツの変化に対応が可能だ。
たとえば高画質なコンテンツを提供する場合は、バッファ量を大きくしておくことで、再生開始までの待ち時間が長くなるが、その分高品質な画像を提供することができる。
デフォルトではこの値は 3 秒になっているが、ストリーミングの場合では 20秒まで、ダウンロードの場合は 90 秒まで増やすことができる。
なお、バッファ量を大きく設定すると、クライアントでのメモリ使用量も大きくなる。

☆ WindowsMedia9で紹介された「Fast Streaming」は、Windows2003.netサーバーからの機能となっている。Windows2003で実装される新しいWindowsMediaServerは、多くの改善が見られた。
これは、従来のストリーミング配信で付きものだった再生が開始されるまでのバッファ時間をなくして、瞬間的に再生を開始するものだ。
テレビチャンネルを切り替える感覚でコンテンツのザッピングすることも夢ではない。
また、回線帯域に余裕があれば、再生時間軸に関係なく早めにデータをプレーヤーにキャッシュさせることで、ネットワークトラブルによる再生中断を最小化できる。
実際にネットワークケーブルを途中で抜いても、再生を継続するし、また接続すれば再生にブランク無く継続することができた。
次に、サーバーサイドでのプレイリスト編成による広告の挿入も行うことが可能になった。従来複雑だったユーザーごとに広告を変えた配信を実行するなどのカスタマイズも可能になった。
動的にプレイリストを編集しながら配信を止める事なく運用できる。
従来のサーバーの配信能力を2倍に向上させただけでなく、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)への対応も可能になった。
SDKの開放によってキャッシュサーバーやプロキシーサーバーとしても構築が可能。
充実した管理ツールと、プラグインによる拡張でプラットフォームで稼動するストレージ、課金、ロギングのシステムとシームレスに統合できる。

☆ キーフレームの間隔 の設定では、Encoder はその間隔中にかならず1つキーフレームを挿入する。
ただ、キーフレームが途中で必要になった場合にも自動的に挿入されるので、間隔が大きくて問題となるようなことはない。
この間隔を小さくすると、早送り、巻き戻しがきれいになるが、当然より多くの帯域が必要となる。

☆ 画像の品質とは、最低限の画質を示している。
たとえば、30 fps で 品質 0 の設定をした場合、とにかく 1/30 秒 で1フレーム表示、画質は二の次、という動作をする。
品質の設定をあげていくにしたがって、設定された品質を満たさない限り次のフレームを表示しない、という動作になる。
そこで、帯域幅が限られている中で、品質をあげればあげるほど、要求されたフレームレートに対応できないという結果となり、フレームのコマ落ちが発生する。ただし、画像の品質は高くなる。
この設定は、「コマ落ちが発生しない上限まであげる」ことが最適と考えられている。
また画質に合わせてフレームレートを調整する場合もあるので、動きが少ない場合はフレームレートより品質を優先して 80-100 の設定、動きが激しい場合はフレームレートを優先して 50-70 の設定、といった使い分けをする必要がある。

☆ エンコード
すべての設定が完了したところで、エンコードを開始する。
StreamZ*では、入力・出力画面を、WinNovでは出力画面をリアルタイムで表示できるので、出力品質をその場で確認できる。また、エンコードプロセスをモニター可能だ。
ただし、この表示により余計なCPU負荷があるので、高品質なエンコードをする場合は、ビデオ画面のリアルタイム表示を無効にする必要がある。


☆ 実際の操作StreamZ*
起動したら、基本設定として入力信号をNTSCで、セットアップなしを忘れずに確認しておこう。
起動したときのプロジェクト環境の中へ使用するプロファイルを作成、または選択する。


Xmlファイルで定義されるプロファイルでは、利用するコーデックを選択し、圧縮を定義する。基本的にはOSで利用できるコーデックは殆ど利用可能だ。
アーカイブなどに便利なMPEG-2での高品質保存から、高圧縮で有利なDivixや、変わったところではDPSファイルなど多彩なプロファイルをセットできる。また、1280x720のサイズでも加工ができる。データ上で加工したHD素材を用いれば、そのまま高品質なコンテンツ加工も可能だ。
現在Windows Media 9対応、Real Media (Helix応済み)、Quick Time 6、MPEG-1、MPEG-2、MPEG-4(Divix)、AVI、DPSファイルなどに出力対応だ。
同一プロジェクトにはプロファイルをいくつでも設定できる。
もちろんリアルタイムで処理できる組み合わせは、CPU使用率との相談だ。

 

ソースの選択
プロジェクト単位では一つのソースを決めることになる。Inputタブで映像の入力設定をする。ここでの映像ファイル設定も保存可能である。
入力を選ぶと映像表示部分にソース映像と音を出すことが出来る様になる。
このタブで重要なのはデ・インターレースにチェックを入れる事だ。
「StreamZ*」の動き補償型デ・インタレースはハードウェア処理のためCPUに負荷が掛からない。
入力はアナログモデルとデジタルモデルからの選択になる。


アナログモデル:
コンポジット×2
S-Video×2
バランスオーディオ×2(XLRキャノン)
アンバランスオーディオ×2(RCAコネクター)
デジタルモデル:
上記アナログモデル入力系統に追加して 
シリアルデジタルD1(SDI)×2
DV(IEEE1394)×1
AES/EBU×2
SDIからのAudioではAES/EBU以外にエンベッドも扱うことが出来る。


ライブ入力以外に、OSでサポートできる「DirectShow」経由でも、多彩な変換が行える。デッキコントロールでは、業務用のRS422コントロールのVTRを制御してフレーム単位の使用ポイントを設定できる。
複数のポイントからファイルを作り出すのにも便利だ。
設定データはxmlファイルになるので、マネージメントも外部で行うことが可能だ。
ただしエンコードの精度はOS任せになるので、余裕を持った設定にしないと、頭が切れたり、絵がこぼれたりするケースがあるかもしれない。
正確を期すなら、ファイルとして完全なものを用意すればよい。
他の制御としてGPIが付いているので、GPIトリガーを受けられる機器の制御が可能だ。

 

☆ プリプロセス
この段階で「StreamZ*」の最大の特徴であるプリプロセスをかけることが出来る。
VideoプロセスとAudioプロセスタブがあり、両方ともリアルタイムに反映する。
クロッピングは任意の数値を打ち込むことが出来る。
もちろんエンコード中に数値を変更することも可能である。
また右クリックで数値を基本値に戻せるのも便利である。

オーディオのプリプロセス設定
音の品質は、出来る事なら信号段階で整理しておきたいものだが、エンコーダーの中でも、ここまで整えられるという機能だ。
パラメトリック・イコライザーと、ダイナミックレンジのコンプレッサーとエキスパンダーが用意されている。効果を確認するためにはダイレクトに再生しても意味が無いので、ネットワーク経由でプレーヤーからさ再生させた品質を評価しよう。


Audioプロセス:
  7バンド・パラメトリック・イコライザ(EQ)


  ダイナイックレンジコンプレッションコントロール
  ボリューム調整
高音/低音調整
20bit内部処理

☆ ビデオのプリプロセス設定
強力なプリプロセス機能を設定する画面がここになる。
ノイズリダクションは、不思議なほどすっきりとした綺麗な画像を作り出してくれる。
決定的な「デ・インターレース」処理は、StreamZ*ならではの出来で、他の方法では真似できないものだ。
デモ画面の中から特徴的なシーンを紹介しよう。


車輪が画面の中で横切っていくシーンだ。
インターレースを、そのまま取り込んだものは、ギザギザの櫛形ノイズと、車輪の輪郭が複数にブレて表示されている。


標準ソフトでのインターレース除去では、櫛形ノイズを消すことは出来ても輪郭がダブる表示は消すことが出来ない。


StreamZ*のインターレース除去は、綺麗に車輪の輪郭補正もリアルタイムに行っている。これは、動きの激しい画像を上質にエンコードする際には大変に重要なポイントだ。


Videoプロセス:
  クロッピング
  プロックアンプ/ブライトネス、コントラスト、サチュレーション、ヒュー、カラーゲイン、カラーバランス補正
テンポラル(3次元)ノイズリダクション
スペーシャル(2次元)ノイズリダクション
アスペクト比変換
変更した数値はリアルタイムで反映される。

出力設定
アーカイブとしてのファイル出力と、サーバーとの接続を設定する。
ライブ中継で流しっぱなしで終わりではなく、アーカイブ事により中継後も、素材の2次利用が出来る。
便利な機能としてファイル名を自動的に当てはめ、ユニークな名称を生成し、上書きの危険を回避してくれるファイル名のジェネレーター機能がある。設定はプロファイル毎に保存することが出来る。
多くのプロファイル設定や、まとめたプロジェクトを保存しておくことで、同様の作業を再度行う場合に大変重宝する。

複数の作業を行う場合の組み合わせ方
同一プロジェクト内の複数プロファイルは、エンコードの開始、停止をワンアクションで行うことが出来る。分けて実行したい場合は、プロジェクトを変えても同時に実行することが出来る。例えば、ライブ収録で、ネットワークへ配信する作業を行いながら、個別のシーンをアーカイブするなどの作業が同時に進行できるのだ。

エマジェンシー
緊急時の再起動時などで、指定のプロジェクトを強制的に開始する機能も新たに追加された。
遠隔で操作する場合など安心な機能だ。


☆ 実際の操作 WinNov XStreamEngine BroadCaster
ライブ専用として特化したインターフェースと、入力ソース毎にPCIカードでキャプチャーを行う安定志向が売りのエンコーダーだ。
ファイルからのトランスコードは別アプリケーションが必要。
起動するとブラウザーにJAVAベースのインターフェースで独特の画面が表示される。当然ネットワークからWebブラウザーを介して遠隔制御が可能だ。IDとパスワードを入力すれば離れていても、直接タッチするのとまったく変わらない作業ができる。

アナログモデル:
コンポジット×4(YUVと切り替え)
YUVコンポーネント(S-Video)×2
バランスオーディオ×2(XLRキャノンLR)
バランスオーディオ×2(TRS標準コネクターLR)
バランスオーディオ×2(TRS標準コネクターLR)スルーアウト
デジタルオプション:
上記アナログモデル入力系統に追加してビデオのみ。 
シリアルデジタルD1(SDI)×1
シリアルデジタルD1(SDI)×1 スルーアウト
オーディオのデジタル対応はない。


入力信号
NTSC、PAL

映像フォーマット
YV12、YUY2、YV12

対応フォーマット
WindowsMedia7(9に対応)
RealProduser8.5Plus

標準セットアップ
28.8k 160x120 15fps
50k 176x144 15fps
10k 240x180 30fps
300k 320x240 30fps

WindowsMedia
50k 176x144 15fps
250k 320x240 30fps

RealNetwork
50k 176x144 15fps
250k 320x240 30fps

マスターコントロール
同時に運用できる4本のストリームを一元管理する画面だ。
それぞれのストリームを開始、一時停止、停止することを基本に、オーディオレベル、フレームレート、ビットレート、動作時間、接続ユーザー数、そして重要なCPU使用率などが一目で確認できる。
従来型のプル方WindwsMediaサーバーでは重要なポート確認も簡単に行える。それぞれのストリームの画像確認も出来るが、CPUの余裕がない場合は消しておく必要があるだろう。

コンフィグレーション
ストリームごと個別の設定を行えるコンフィグレーション画面では、さらに詳細な設定を行える。
この画面からもストリームを開始、一時停止、停止することができる。
オーディオとビデオのソース決定は別の画面で行う。オーディオについては右側のブロックから、ビデオは左側のブロックからソースをセレクトできる。同一のデバイスに接続した複数のソースは、ライブエンコード中に切り替えることが出来る。

メタ設定
ストリーミング中には変更しない情報を裏の画面で行うようにデザインされている。
左側のブロックでは、使用するポートナンバーや、アーカイブ先の指定などは「STREAM SINK」タブの中で行う。


表示関係で使用する名称などの設定は「META INFO」で行う。
右側のブロックでは、ストリーミングからリンクするURLの設定や、キャプションを「SCRIPT」タブからコマンドを仕込むことが出来る。


ビデオセットアップではエンコードストリームの設定が「VIDEO」タブで行える。


ビットレートでの組み合わせは最大総量5Mbpsを超えないように組み合わせながら行うことが出来る。
ただし、「Deinterlasce」を設定しているとCPU使用率は大幅に上がるため注意が必要だ。

設定例 #1:1ストリーム出力- 3Mbps 640x480 30 fps
設定例 #2:2ストリーム出力- 1.5Mbps 640x480 15 fps
設定例 #3:4ストリーム出力- 1Mbps 320x240 30 fps

見やすく管理しやすいインターフェースは、ライブでの運用に実績があることを納得できる。

☆ 総括
今後エンコード作業は、幅広く新しいコーデックに柔軟に対応、ブロードバンドという広帯域に対応したクオリティの高い動画、インターネットという速い流れに乗り遅れないための大量、迅速な作業、プロ用映像機器との親和性これらすべてが必要になるであろう。
エンコーダー、サーバー、プレーヤー、そして、それぞれの開発キットと、著作権管理機能(DRM)を加えて、デジタルメディアの世界でブレイクスルーを迎えようとしている。
近づいてきたホームシアターでのハイビジョン時代。
地上波デジタル放送への移行を目の前にして、コンテンツビジネスのあり方が問われている。
高画質、高品質音響の伝達手段として、侮れなくなってきたのがネットワークを利用した配信だろう。もともとデジタルデータを扱うことは、コンピュータの得意な分野だ。
インターネットを見ても、情報の発信が距離を意識しなくなり、規模よりも内容と、サービスが重要なことは明白だ。
高画質のHD映像と、包み込むようなサラウンドオーディオを配信するのは放送だけだろうか?

 ネットワークでHD映像、5.1サラウンド音響を利用する
近づいてきたホームシアターでのハイビジョン時代?
高画質のHD映像と、包み込むようなサラウンドオーディオを配信するのは放送だけだろうか?
免許事業として新規参入が困難な放送事業、そして、比較的安価なCSなどの通信衛星を利用する委託放送事業などでも、採算を合わせることは大変なことだ。
多くの機材変更を必要とする地上波デジタル放送への移行を目の前にして、コンテンツビジネスのあり方が問われている。
高画質、高品質音響の伝達手段として、侮れなくなってきたのがネットワークを利用した配信だろう。もともとデジタルデータを扱うことは、コンピュータの守備範囲だ。
インターネットを見ても、情報の発信が距離を意識しなくなり、規模よりも内容と、サービスが重要なことは明白だ。
2003年1月29日、コンピュータ業界の巨人、マイクロソフトが「WindosMedia9日本語版」を発表した。
映像のプロに向け、コンテンツビジネスのあり方を示唆したマイルストーンとして、記念すべき日になるだろう。
いったい、この「WindosMedia9」とは、何なのだろう。
「WindosMedia9シリーズ」と言われる内容は、大きく分けて3つの基本構成で提供される。
それは、エンコーダー、サーバー、プレーヤーである。そして、それぞれの開発キットと、著作権管理機能(DRM)を加えて、デジタルメディアの世界でブレイクスルーを迎えようとしている。
それらが、いかに機能しているのかを紹介しよう。


● WindowsMedia9が可能にする世界
家庭で高品質なHDやサラウンドオーディオなどを楽しめるホームシアター。
生活に必要な購買、支払いなどの情報を管理するネットワーク。
距離を越えたクリエーターのデジタルコラボレーション。
移動中で、どこにいても情報をやり取りできるユビキタス環境。
デジタルが実現する、さまざまな機能の中で、今回の「WindosMedia9」が果たす役割を見てみよう。
まずデジタルメディアに望まれる方向を整理してみた。
メディア産業からは「見る、聴く」を実現する品質の向上。
広告業界としては「露出、履歴」からの効果測定。
クリエーターからは「作る、権利を守る」能力。
物販業種やコンテンツデベロッパーからは「配る、課金する」機能が重要な要素として上げられる。

■ 2003-1-29 DIGITAL MEDIA Day (赤坂ACTシアター)

その兆しは、今回の「WindosMedia9」発表イベントでマイクロソフトが演出した。
会場である赤坂ACTシアターの大スクリーンと、5.1チャンネルのサラウンドオーディオを再生するPAシステムに接続されていたのは、どこでも手に入るWindowsXPのパソコン(P4 2.83Ghz)だった。
Near HD品質と表現する1280×720の画角を24フレームのプログレッシブで再生する映像は、映画の品質には及ばないまでも、家庭のテレビを確実に越えていた。
既存の映画予告編を中心に、スクリーンへ表示される映像は大きな可能性を秘めていた。
多少発生していたコマ落ちや、リップシンクのずれなどは、CPUの能力が上がれば処理できることが明確なだけに、大きな世代交代のカウントダウンを感じる。

それでは、それぞれの要素を実現する、具体的な機能を見てみよう。

■ WindosMedia9エンコーダーの機能
大幅に改善されたエンコーダーの注目点は、制御機能と柔軟性だ。
クリエーターの負担がかからない無償で提供されるソフトとは思えない高機能なエンコーダーソフトで、IEEE1394からのDV映像を取り込む際のデバイスコントロールが標準装備となった。
デバイス制御が可能になったことと合わせてマルチパスのエンコードも可能になった。
DVDなどのMPEG-2ではおなじみの、可変ビットレート(VBR)の対応でさらに高圧縮で高品質が可能になった。
権利保護のためにマイクロソフトDRM(デジタル著作権管理)を使用してリアルタイムに暗号化処理が行える。
サーバーの機能強化に合わせて、従来プルのみだった配信に、プッシュ処理が可能になった。
さらにリモート監視機能でサーバーサイドの配信統計情報を随時入手ができるようになった。
複数のオーディオファイルを利用してリアルタイムでマルチチャンネルのオーディオコンテンツが作成できる。
ロスレス(可逆圧縮)を採用したオーディオでは計算上損失のないCD品質オーディオが扱える。
ライブイベントなどで送出ソースを、ライブ入力と記録済みファイルと切り替えられるため、多彩な演出が可能になった。
さらに、プラグインで、機能拡大も可能で、エンコード時の特殊効果も行えるようになった。
また、機能豊富なユーティリティで細かなファイル操作を実現したり、SDKにより制御システムの開発、自動化なども行えるようになった。
コマンドラインからもコントロールできるエンコーダーは、さらなる機能拡張に柔軟な対応を見せてくれるだろう。

 

■ WindosMedia9サーバーの機能
Windows2003で実装される新しいWindowsMediaServerは、多くの改善が見られた。
特に目立つ点は、即座に再生を開始する「ファストストリーミング」機能だ。
これは、従来のストリーミング配信で付きものだった再生が開始されるまでのバッファ時間をなくして、瞬間的に再生を開始するものだ。
テレビチャンネルを切り替える感覚でコンテンツのザッピングすることも夢ではない。
また、回線帯域に余裕があれば、再生時間軸に関係なく早めにデータをプレーヤーにキャッシュさせることで、ネットワークトラブルによる再生中断を最小化できる。
実際にネットワークケーブルを途中で抜いても、再生を継続するし、また接続すれば再生にブランク無く継続することができた。
次に、サーバーサイドでのプレイリスト編成による広告の挿入も行うことが可能になった。従来複雑だったユーザーごとに広告を変えた配信を実行するなどのカスタマイズも可能になった。
動的にプレイリストを編集しながら配信を止める事なく運用できる。
従来のサーバーの配信能力を2倍に向上させただけでなく、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)への対応も可能になった。
SDKの開放によってキャッシュサーバーやプロキシーサーバーとしても構築が可能。
充実した管理ツールと、プラグインによる拡張でプラットフォームで稼動するストレージ、課金、ロギングのシステムとシームレスに統合できる。

 

■ WindosMedia9プレーヤーの機能
単なるメディアファイル再生ソフトではなく、デジタルメディアマネージメントのベースになる成長を遂げた。開放されたスキンのカスタマイズによる多様な差別化が行える。
新しいサーバーとの組み合わせでバッファリングを過去のものにした配信を受けられる。
ローカルディスクに存在するメディアファイルのみならずネットワーク上にある好みのコンテンツへ快適につなぐことができる。メディア管理が大変に楽になった。
多彩なスキンデザインと、カスタマイズを提供するSDKによって、コンテンツプロバイダーによって独自の再生環境を構築できる。htmlのWeb画面やFlashのアニメーション表示もプレーヤーだけで対応するので、Webブラウザー抜きでもコンテンツを表示できる。
Infoセンター表示でDVD再生時にカバー情報、チャプタ情報、レビューなどの多彩な情報が表示される。
TVチャンネル感覚のすばやい切り替えに反応し、再生リスト間のクロスフェード機能で自動的に音量を調整してくれる。
オーディオCDの作成では、自動ボリューム調整機能によって、再生リスト内の全トラックが均一に調整される。CD-Rで作成されたディスクは、WindowsMediaに対応したDVDプレーヤー、カーステレオ、ポータブルCDプレーヤーで再生することができる。
このように家電機器との接続を大きく進めたことも注目に値する。

 

● 多様なビジネスモデル
プロが意識する品質向上により利用する方法が現実的になってきた


発表会にゲスト出演した「千と千尋の神隠し」など映画音楽で著名な久石 譲さんは、
「ここまでくるのは大変なことだな!」と賞する。
先日テレビ放送で高視聴率を収めた「千と千尋の神隠し」はステレオ放送だったが、自身の監督作品である「カルテット」を5.1chサラウンドで紹介しながら、映画監督2作品目になる「第4楽章」を2月6日からブロードバンド上映を試みるなど、意欲を示している。

マイクロソフト株式会社では、国内の音楽、映像コンテンツサービス提供会社4社と協力して会員制の課金コンテンツサービス「Windows Media 9 シリーズ プレミアムサービス」を開始する。
放送事業者が試みるビジネスモデルとして、「株式会社WOWOW」が提案する「WOWOW Genetics」では、エンターテイメントコンテンツをストリーミング配信する。
「株式会社スカイパーフェク・コミュニケーション」では「スカパー!BB」として放送コンテンツの有効利用を目指している。
音楽業界が試みるビジネスモデルとしては、「エイベックスグループ」が、アーティストのビデオクリップを2Mbpsの高品質映像で配信する「PRISMIX TV」をスタートする。
「ゆうせん」では、旬モノからン懐かしのテレビ番組、オリジナル秘蔵映像など「ShowTime」で提供する。
「プレミアムサービス」では、WindowsMediaプレーヤーを起動するだけで、「プレミアムサービス」タグから、各社が提供する音楽、映像のコンテンツの視聴から購入まで一連のサービスを受けることができる。コンテンツサービス提供会社は「プレミアムサービス」と連携することで、従来の会員に加えて、ブロードバンドを活用した新しい会員獲得を目指すことが可能だ。


● 家電との関わり方
高精細HDと5.1chサラウンドは、ブロードバンドだけでなく、メモリー媒体や、CD、DVDなどのディスクメディアの容量節約に大きな意味を持っている。
200以上のデバイスが賛同するWindowsMediaAudio対応の携帯オーディオプレーヤーがよい例だ。
DVDディスクにWMAのファイルで登録すれば3000時間にも及ぶアーカイブが可能だ。
さらに、映像を含めた新規格「HIGHMAT」対応の機器にも大きな可能性を示している。
Panasonic、FujiFilm、SONIC、Pinnacle、JVC、AHEAD、BHA、ECI、APEXなどが賛同している。
DVDの再生だけでなく、パソコンで作成したディスクから、オーディオ、静止画、ビデオを、一般のテレビジョンで再生可能にする規格として今後が楽しみだ。
ホームシアター、ポータブルDVDプレーヤーやカーコンポなどでの利用が提案されている。
映像商品の納品形態がますます増えてくることを意味するのだ。

 

「WindosMedia9」は、大きく進歩したコーデックによって、さらに高品質、高圧縮を可能にした。エンコーダー、サーバー、プレーヤー、そして、それぞれの開発キットと、著作権管理機能を加えて、デジタルメディアの世界でブレイクスルーを迎えようとしている。
この方向性が、従来の「小さな画面でぎこちない再生」が、いよいよ「大画面でスムーズな再生」へ近づいてきたのだ。
アナログ時代のテレビジョンは、テレビ誕生の50年前から現在まで「放送規格」である512本の走査線、毎分約30枚のフレームという共通のルールによってハードウェアが普及し、逆に変化を制限され互換性を保ってきた。これはデジタルハイビジョンにしても同様だ。
一方、コンピュータを中心にデジタル映像は画面の密度(走査線というより解像度)や、毎分のコマ数を自由に変更することが、システムとして許容されている。
時間の問題で、テレビ品質はパソコン映像の品質に抜かれることになるだろう。

ブロードバンドの恩恵の一つが、この不景気な時代にも関わらず、公共予算が組まれる点かもしれない。総務省は2003年夏の情報技術(IT)戦略改定をにらみ、家庭や企業のIT利用を促す行動計画を作成した。テレビ受像機をインターネット等の情報端末として活用する等、重点5項目を2005年までに普及、技術開発の数値目標を設ける等、テレビをネットワークで利用するような環境整備に前向きだ。重点項目は1:デジタル対応テレビの情報端末化の推進、2:場所を選ばずに小型端末でインターネットやデジタル放送などを利用できる「ユビキタスネットワーク」構築、3:大容量通信向けコンテンツの充実と普及、4:在庫管理や電子商取り引きなどの企業間IT活用促進、5:アジアでの大容量通信の普及。となっている。
すでに自治体レベルの幹線には高速の光ネットワークが住民の意識する以前に配備されている。
ネットワークでHD映像を伝送する事が可能な現在、放送事業免許を必要としないブロードバンド映像配信は新しい映像ビジネスとしての可能性を見せ始めている。

さて、映像を商品と考えた場合、なにより課金に耐える品質を提供する事が求められる。
レンタルビデオより手軽で高画質を目標にしなくては成功はおぼつかない。
しかも取扱いがコンピュータの操作を求められる製品では一気に普及させることは難しい。
ここで簡単操作の可能なセットトップボックスの必要感が高くなってくるのだ。
従来でも、ケーブルテレビやCS、BSなどの衛星放送用にテレビジョンの受信チューナーとして多く出回っているが、このたびブロードバンド用のイーサネット端末としてOEM提供されるベースのデコーダー製品が発表されたので紹介しよう。

日本のオープンソースを推進してきた「ぷらっとホーム株式会社」は、Linuxサーバー等の普及で多くの実績を持っている。今回はBTbox(ブロードバンドターミナル)としてPCC-1000を、完全子会社の「プラット・コミュニケーションコンポーネンツ株式会社(www.platc2.co.jp)」から発売する。
このPCC-1000は、通信事業者や映像コンテンツ配信事業者向けに開発キットと共に販売され、普及にあたっては、開発ベンダーに対してOEMでの提供が可能なので、事業者が自分のビジネスモデルに合わせて自社仕様端末を開発する事ができる。

コンパクトにまとまったケースを分解してみよう。
直径14cmの丸い匡体にこだわったデザインの為か、基盤は2段重ねの構成だ。熱問題もかなり意識しているようで、放熱の為に大きなアルミプレートがプロセッサーを被っている。ファン等の稼動部品が無いため、無音の稼動が行える。これは家庭内への導入には絶対に必要な事だ。


映像はMPEG-2再生を独自のソフトと内蔵デコーダーLSIが高品質に実行する。
このLSIのポテンシャルはNTSCには勿体無い程のパワーを持っている。HD対応も不可能では無いクロック数で運用可能だ。
現在ではデジタルハイビジョン品質を目指した数少ないネットワーク製品と言えよう。

また、スマートカードの他、コンパクトフラッシュカードをストレージとして内蔵する事で、メール等の保存や決済履歴等の保存を可能にしている。
インターフェースを見てみよう。D-Sub 15pinの映像インターフェースはアナログRGBの他、家庭用D3/D4デジタル出力がケーブルを付け替えるだけで可能だ。さらにアナログコンポーネント信号としてS端子も用意されている。
オーディオもアナログミニピンの他、SPDIFによる光モジュラを実装している。
品質にこだわるホームシアターに向けたAV機器対応と言えるだろう。
リモコンによるコントロールは、家電の扱いやすさをそのまま残して、ネットワーク機器としてのアドバンテージを追求出来る所がうれしい設計だ。
背面にUSBポートを持ち、様々な周辺機器とも簡単に接続を計画する事ができる仕様となっている。
10BASE-T/100BASE-TXのRJ45コネクタを有するネットワーク機器としては、ぷらっとホーム社得意のLinux実装の小型サーバーとして既存のプログラムテクニックを生かせる。
HTML 3.2/4.0に対応、認証、セキュリティにはSSL(2/3)、TSL、HTTPSが実装される。
表示プラグインとしてFlashを実装、画像はPNG、GIF、JPG、BMP、WBMPにも対応出来る。
開発のAPIとしても専用ウェブブラウザ?、専用簡易メールクライアント、専用メディアプレーヤー、専用ランチャーなどの環境が用意されて、クロス開発環境に必要なドライバ、ライブラリが豊富に提供される。丁寧なAPIマニュアルも用意されると言う。

もちろん、この端末だけで映像配信、全てが実現出来る訳では無く、サーバーやエンコーダー等の映像配信システム、認証や課金等のビジネスコンポーネント。そして、なによりビジネスパートナーの営業が必須の製品だ。それだけに異業種との供業や、あたらしいビジネスモデルを持った会社設立の可能性を秘めている。

すでにMPEG-2配信ではビデオウォールの運用、店鋪内映像の配信や、コンビニ映像端末、POSレジ映像端末等の事例があるが、PCC-1000は、今後もターゲットを決め、閉粋へむけた囲い込みのブロードバンド利用や、企業内での映像利用のシステムとしてますます期待されるツールだ。

プレゼンテーションの記録をビデオで収録することは、今や常識ともいえる。
しかし、ビデオの持つ解像度でプロジェクターで投影した画面の文字や、ホワイトボードに書かれた文字を認識するなど画面全体を撮影していては困難だ。
話に同期したカメラワークも熟練を要して一筋縄ではいかない。
また、講演者の光源と、プロジェクターの光源はえてして色温度が違うものだ。
1台のカメラでは両方をシームレスに撮影することは大変難しいので、2台のカメラで色温度を変えたホワイトバランスをセットして、スイッチしてEFP(エレクトリック・フィールド・プロダクション)収録する。予算がふんだんにあるケースでは可能だが、現実にはどうだろう。
このようなプレゼンテーション収録は、e-ラーニングで多く見られるケースだ、パワーポイントなどのプレゼンツールと、講演者の表情と、音声を同期記録するソフトの登場で、状況が大きく変わりつつある。
ホワイトボードなどに手書きした文字や図面を簡単にパソコンへ取り込む精度の良い道具も登場してきたので利用しないともったいない。

これはmimioというホワイトボードに対する書き込みをすべてデジタイズしてくれるツールだ。
ところで、手書きの文字などが記述されたホワイトボードやコンピュータの画面をビデオカメラで撮影してストリーミングデータへエンコードする場合、その内容を判別できる品質で表示するためデータ量が跳ね上がる傾向にあった。


Mimioを使うことで、通信に必要なホワイトボードなどの大画面情報を大きく圧縮しても鮮明に見ることができる。確実に記録できるので、早い記述などにもノートを取るより記録性は抜群だ。4色のマーカーを利用できるので、見やすいボード記録を作成できる。
塾の授業や、ミーティングの記録に最適なツールだ。


また、従来からあるコンピュータの画面をストリーミングデータへエンコードするソフトでも、レートがかなり大きくなったことも利用する上で弊害になっていた。


スクリーンのキャプチャー中では対象となるソフトの動きも遅く、思うタイミングの反応が出なかったり、思うように操作が出来なかったり、メモリーを消費するソフトの動作を実時間で記録することは困難だった。

これから紹介するScreenWatchは、大きな画面でも、驚くほどの圧縮で軽いデータを作り出してくれる。


標準的な利用法を試してみよう。
ScreenWatchはリアルタイムにコンピュータの操作画面と、ナレーション、ビデオ映像を同時に録画することが出来る。パソコンソフトの取り扱い説明などでは、細かな文字まで鮮明に描写されるので大変にわかりやすい。
もちろんパワーポイントのプレゼンテーションでは、ページ送りのタイミングを正確にナレーションと同期するので臨場感のある記録が可能だ。
さらにホワイトボードの画面をリアルタイムで取り込みながら手書きの説明を加えることができる。セミナーの記録や、講演、塾の授業記録などに最適な方法といえる。

ScreenWatchの特徴的なパソコン画面取り込み方法についてみてみよう。
ネットワークで接続されているパソコンなら、離れた場所からでも画面の映像を取り込むことが出来るのだ。プレゼンターのパソコンの画面を事務局のパソコンで取り込むような操作も可能だ。これによって、セミナーなどのイベントで講演者に負担をかけずに取り込みの操作を行うことが出来る。
長時間のコンテンツでは、確認したい場所へ自由に飛べる配慮が求められる。


ScreenWatchではトピックナビケータで録画されたコンテンツの自由な場所へインデックスをつけることが出来る。
さて、取り込みが終わった直後はScreenWatch専用のファイルフォーマットとして記録されている。これを最新のHelix(RealVideoの最新ブランド)に変換したり、WindowsMediaへ変換したりして、それぞれのストリームサーバーへ転送することが出来る。


画像の同期したファイルの生成もデザインテンプレートを選ぶだけで自動的に行われる。


さらに、静止画像関係はhtmlファイルとsmilファイルと同時にWebサーバーに転送を行ってくれる。
また、CD-ROMなどオフラインで利用するための出力も、テンプレートを選ぶだけで簡単に作成できる。


商品のプレゼンテーション、社内教育、専門教育の現場に、ブロードバンドを活用する有効なツールとしてScreenWatchを試してみてはいかがだろうか。

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