ストリーミング・サーバー・アプライアンスStarbak社 Torrent 100

| | コメント(0)

 


ストリーミングイサーバーを構築する場合、従来は自前でサーバーマシンと、配信フォーマットに合わせたサーバーソフトをインストールする作業が必要だった。
ストリーミングのパフォーマンスを考慮する場合、サーバーOSの環境から、サーバーソフトのチューニングも要求される。
さらに、遠隔にあるサーバー環境で管理を行うためには相応のスキルが必要だった。

今回紹介するStarbak社のTorrent 100は、1Uの薄い筺体に必要な要素全てを盛り込んだストリーミングサーバー専用機だ。
ビデオのフォーマットは、QuickTimeや・Windows Media ASF、WMA、WMV
をはじめ、MPEG-1 (System Stream)、 MPEG-2 (Transport Stream) 、MPEG-3、までマルチフォーマットをサポートする。Linaxベースのストリーミング専用にチューニングしたOSと、扱いやすいWebベースの管理インターフェースで遠隔の管理も容易に行うことができる。
Torrent 100は、接続ユーザー数ライセンス料金を気にしないで利用できるありがたいサーバーなのだ。

Starbak社は、2000年にオハイオ州コロンバスで設立した。現在、従業員50名の会社で、ストリーミングに特化したコア・テクノロジーに強みを持っている。
従来、WindowsMediaサーバーはWindowsOSのサービスとして提供されていたので、ネットワーク上にサーバーを遠隔で置く場合、管理に不安を感じる人もいただろう。
Starbak社ではマイクロソフト社から認定された唯一のオリジンサーバーとしてアプライアンス製品を提供してくれる。

それではTorrent 100の使い勝手を見てみよう。
ネットワークのアドレス設定はシリアルポートからコンソールで行う。
この作業は多少なれが必要かもしれない。
一度ネットワークからアクセスが可能になると、後はすべてWebブラウザーから操作可能だ。

ストリーミングサーバーとしてライブ・マルチキャスト/VOD配信を扱うことができ、そのスループットは80Mbpsが可能なので、イントラの中核ビデオサーバーとして利用するのに最適だ。
NFSも当然サポートしているので、ストレージの増設もNAS(ネットワークアタッチドストレージ)が利用できる。また、エンコーダーにNFSを利用できるようにすれば、直接エンコード済みのデータをサーバーに書き込むことができる。

Torrent 100に蓄えたデータは、ユーザー側から何もしなくてもWeb画面からディレクトリ名(階層)をたどってファイル名称をクリックするだけでプレーヤーを起動してビデオ再生が可能だ。
管理ページではコンテンツに接続可能なユーザーグループの管理や、コンテンツ自体の公開日、公開期間などの設定も容易に行うことができる。
これは特に学校などで先生が、生徒に向けて映像を視聴させるための仕組みに、大変有効な機能だ。

もちろんストリームをウェブ画面に組み入れることも簡単に行うことができるように考慮されている。アップルQuickTime、およびWindows Mediaのウェブ統合機能は、ハイパーリンク、およびエンベッド(埋め込むこと)で再生させるための加工処理済HTMLを簡単に生成できるので、目標となるウェブページへリンクコマンドを簡単に挿入することができる。

パフォーマンスも十分で、2Mほどの画像ファイルを何本も再生させてもしっかりと付いてきていた。
Windows Media DRMもサポートしているので、著作権の管理が必要な場合も柔軟に対応できる。

弊社でもしばらく利用させていただいたが、存在を忘れてしまうぐらい扱いの楽なサーバーとして重宝したことをお伝えしておきたい。

コメントする

このブログ記事について

このページは、DreamCraft Staffが2002年8月 2日 23:05に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「MPEG-4トータル・ソリューション~米国Envivio社オーサリングから配信まで~」です。

次のブログ記事は「ストリーミング・エンコーダ・アプライアンスDigital Rapids社「StreamZ」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Copyright 1996-2007 & copy; DreamCraft